京都 東本願寺近くのラーメン店で食べる

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31:大宝

京都駅正面(塩小路通)から烏丸通を北へ500〜600メートル歩くと観光名所・東本願寺。さらに400メートルほど歩くと、京都のラーメンマニアや地元で有名なラーメン店「大宝(たいほう)」があります。ラーメンには興味がない管理人ですが、原付通勤をしていた関係で烏丸通が通勤経路だったこともあり、「大宝」はオープン当初から知っていて、月に1、2度は訪問していました。終電で京都駅まで帰ることが多く、当時は開いているお店がほとんどなかったため、しばしばお世話になったのを覚えています。

時は過ぎ、京都駅まで原付で行くこともなくなった現在。久しぶりに思い出し、仕事の帰りに原付で数年ぶりに行ってみました。22時過ぎの訪問にもかかわらず大盛況。オープン当初は混雑もなく、ゆっくり食べられたのが嘘みたいな賑わいです。お一人様だったため待たずに入店できましたが、若い女性客も多く、もう自分が知っているかつての「大宝」ではないのだと改めて実感し、一抹の寂しさを感じました。お店の人にとっては、知ったこっちゃないと思いますが。

冷やし中華は「冷麺(並)」¥750(大¥900)と「ビビン麺風冷麺(並)」¥850(大¥1,000)の2種類。

今回は商品コピーに“コクのある玉子ダレ”と書かれた「冷麺(並)」を食べてみました。

“コクのある玉子ダレ”のスープは、「01:京都 中華のサカイ本店」のインスパイア系です。これまでサカイ本店のインスパイア系を数多く食べてきた管理人でも、相当に迫っているレベルだと感じます。下手をすると直系店の「10:みその橋 サカイ」よりも近いのではないでしょうか。

麺はモチモチとした中太麺で、こちらも再現度は高いと思います。ただし具は、刻みノリときゅうりは同じながら、薄切りのチャーシュー、半熟玉子、粗みじん切りのトマトと、「大宝」のオリジナリティーが光った一皿です。特に甘酸っぱいトマトが成功していて、トマトの爽やかな酸味が全体を引き締め、ワンランク上の味わいになっています。

さて、こちらの名物はラーメンだけではありません。「チャーシューおにぎり」¥120も隠れた人気商品です。管理人はダイエット職人として建前上、食べられませんので、皆さんには写真と、もし食べたらどうなのかという妄想をお伝えします。

チャーシューの醤油がかすかに香り、食欲を刺激します。ふんわり握られたおにぎりは、口の中でほどけるような食感です。米、チャーシュー、ネギが渾然一体となる味わいで、おいしいに決まっています。冷麺やラーメンの必需品、歯ブラシに歯磨き粉ぐらいの距離感です。という妄想です。

“麺も米も食べたい”という煩悩まみれの方は、ぜひ真宗大谷派 東本願寺で現世の欲を洗い流し、頭を丸めて出家したその足で、「大宝」の「冷麺」または「ビビン麺風冷麺」だけ食べる修行をしてみてはいかがでしょうか。もちろん麺とチャーシューおにぎりを両方食べる罪深いダメ人間でも、本願寺開祖・親鸞聖人はきっと救ってくださることでしょう。

[2018年8月21日訪問]

大宝
●住所…京都市下京区大坂町404
●TEL…075-352-3339
●定休日…年中無休
●備考①…「冷麺」「ビビン麺風冷麺」は夏季限定
●備考②…店内禁煙
●ホームページ…https://www.facebook.com/taihou.ramen

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