祇園の夜を彩る洋食店であり定食屋でもある喫茶店

喫茶店・カフェ編

サラダハウス セラビ -C’est La Vie-

京都随一の花街として知られる祇園(ぎおん)地区。歴史も値段もとびきりの老舗料理店が軒を連ねています。観光スポットとしても人気で、舞妓や芸妓がふらふら歩いていたりするのも京都らしい街と言われるゆえんです。夜は先斗町(ぽんとちょう)や木屋町(きやまち)辺りも含め、京都一の歓楽街として光り輝きます。管理人のようなお金に不自由しないナイスミドルであれば、祇園通いは大人の嗜み。京都人として祇園は自宅の庭のようなものですから。

申し訳ございません。盛大に嘘をついていました。まず、お金には常に不自由しています。そしてしょぼくれミドルです。さらに祇園なんて通ったことありませんし、何なら観光客の方が祇園に詳しいかも知れません。管理人がアルコールを飲まないこともあり、飲み屋街に興味がないというのが正直なところです。それに祇園のお店は一流店が多く、敷居も価格も高くて、夜に一人で行くことはまずありません。もちろんキレイなおねえさんがいるお店なんて、一生縁がないでしょう。

管理人にとって近くて遠い祇園。そんな祇園で珍しく仕事があり、終わったのが21時過ぎでした。このまま京阪電車で帰宅しようかとも思ったのですが、外は生憎の雨模様です。夕食を済ませて帰ろうと思い直し、管理人がわずかに知っている祇園のお店の中で、今回は「サラダハウス セラビ -C’est La Vie-」を訪問しました。「セラビ」のカテゴリーを「喫茶店・カフェ」としているものの、普通の喫茶店ではありません。まず、店頭に掲示されているメニューをご覧ください。

すごいメニューの数々でしょ?しかもこれ、フードメニューだけ。店内にはさらにドリンクメニューとデザートメニューも豊富に揃っています。店頭のメニューを見ただけで管理人は毎回“ここに住みたい”と強く願うのです。では早速店内に入りましょう。

カウンター席とテーブル席があり、今晩は雨のためかお客さんもまばらです。本日は愛想のいいマスターと寡黙な感じの奥さま二人で切り盛りされています。膨大なメニューがあり、いつも何を注文するか悩むのですが、今回は当ブログに掲載することもあり、一番人気の「特製スペシャル弁当 みそ汁付〔ハンバーグ・焼肉・エビフライ〕」¥1,750に決めていました。

ハンバーグ・焼肉・エビフライと言えば、掛布・バース・岡田のクリーンナップトリオですよ。わかりませんか?では、野口五郎・西城秀樹・郷ひろみの新御三家 ならわかるでしょう。えっ?わからないって??…ご両親にでも聞いてみてください。単独でも主役を張れるスーパースター3名が揃い踏みしているわけです。向かいの「京都四條南座」でも、こんな豪華な興行は滅多に見られません。そこに大量の野菜サラダ、箸休めの福神漬、そしてゴマ塩がかかったライス。華のある主役と実力派の脇役が揃い踏みした、完璧な洋風弁当じゃないですか。

まずは落ち着いて、みそ汁から。塩辛くなく、薄揚げ、わかめ、三つ葉がいい味を出しているみそ汁です。脇にはさすがサラダハウスを名乗るだけはあり、和風とサウザンアイランドの2種類のドレッシングが用意されています。糸のような千切りキャベツにサウザンアイランドをさっとかけていただきましょう。ふんわり軽いキャベツは口ざわりも良く、いくらでも食べられます。

そしていよいよスーパースター3人衆です。まずは焼肉。マスターがフライパンで調理しているのを見ていたのですが、定食屋などの牛薄切り肉の焼肉って、意外とレトルトの加工品が多いのです。湯煎で温めるだけのヤツ。特に牛肉を廃棄ロスするとお店の売上にかなり響きますので、レトルトの加工品でも仕方がない面はあります。しかしこちらのお店はその場で調理する完全手作り。マスターが炒め油にバターを使われていて“おやっ?”と思っていたものの、実際に食べてみるとバターのほのかな風味と薄味に仕上げられた焼肉のタレが絶妙にマッチしています。

エビフライは添えられているタルタルソースが絶品です。レモンを絞り、タルタルソースをたっぷりつけて食べると、もうこれだけで満足!そしてハンバーグ。こちらのお店のハンバーグは評判が高く、濃厚なデミグラスソースと肉厚のハンバーグだけでも食べる価値がある一品だと思います。ライスのゴマ塩もハズレなし。ゆかりも見かけますが、洋風弁当には少し上品ではないでしょうか。まぁ、管理人はゆかりが大好物なのですが。

このお弁当を食べながら、どこかで味わったことがあるような、ないような…とツラツラと考えていて気づきました。これはデパートの最上階にあった大食堂の洋風弁当 です。今のデパートの最上階は、どこもレストラン街になっていて、大食堂は消えてしまいました。有名専門店が一同に会して提供する料理の数々は魅力的です。しかし、大食堂には大食堂の良さが確かにありました。新幹線の食堂車やビュッフェなどと同様、“ここでしか食べられない感”が、デパートの大食堂にもあったような気がします。

洋風弁当を食べ終えた後、「アイスコーヒー」¥350を注文します。ちなみにフード類とセットの場合、ドリンク類は¥150引きとなりお得です。

アイスコーヒーを飲みながらだらだらと居座っていたのは“ここの家の子になりたい”から、という理由だけではありません。つい長居しがちなのは、何となく落ち着く空間だからです。市街地のお店のメニューに比べ、少し割高に感じるかも知れませんが、ここは祇園。しかも京阪祇園四条駅から徒歩1分!という利便性も見逃せません。金曜日と土曜日は深夜まで営業していますので、祇園で飲んだ〆に、また休日の祇園散策で軽食を食べたいときなどにも、とても重宝するお店です。祇園まで来られた際には、ぜひ便利づかいできるこちらのお店で、食事と飲み物をゆっくりとお楽しみください。

[2018年9月7日訪問]

サラダハウス セラビ -C’est La Vie
●住所…京都市東山区廿一軒町236 鴨東ビル1階
●TEL…075-525-0886
●定休日…木曜日および第2・第4日曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…https://ja-jp.facebook.com/kuniakiminai/

コメント

タイトルとURLをコピーしました