京うまれごはん日和 烏丸丸太町店
最近、がっつり系の食事が続いています。そして魚介系の料理もREPORTできていませんでした。反省しています。自宅の食事や大阪での外食では魚を食べることが多いものの、当ブログには魚料理の好きな読者がいらっしゃるかも知れませんので、最低でも週1の頻度で京都の魚介系B級グルメをREPORTしたいと考えています。
ただ…京都で魚料理がおいしくて手軽な価格の飲食店って本当に少ないんですよね〜。京都でも舞鶴などの北京都エリアは日本海に近く魚介類も豊富なんですが、京都市内でおいしい魚介類を食べようと思うと料亭や割烹、寿司店などお値段お高めのお店に辿り着くこともしばしば。観光客御用達のお店ではなく、京都の人が普段遣いしているリーズナブルなお店をREPORTすることこそ、当ブログの使命であると勝手に感じています。
そこで今回向かったのは烏丸丸太町。京都御所の南西に当たるエリアで京都有数のオフィス街としても知られています。そんなオフィス街にお勤めの方が普段遣いされている「京うまれごはん日和(びより) 烏丸丸太町店」。京都市内に7店舗展開するお惣菜やお弁当などのテイクアウト専門店「ごはん日和」から2016年11月にオープンしたお食事処です。京料理ではなく京都のおばんざいを手掛けるお店で、京都人が普段から食べている料理を気軽に味わえる人気店へと成長しました。
こちらのお店はランチタイムともなればサラリーマンやOLさんで賑わいますが、本日12月15日は土曜日ということもあり、サラリーマンやOLさんの姿は見られないハズです。時刻は13:30、早速入店してみましょう。
ハイ、ご家族連れや友人グループ、カップルなどでほぼほぼ満員でした。しかし幸い、カウンター席がいくつか空いていたので待たずに着席できたのは、ランチタイムから少し遅いめの時間帯だったからだと思います。ではお腹もすいていたので、「本日のおすすめ」メニューを確認。
こちらは肉系定食やエビフライなどの海鮮系フライ定食の評判が高いお店です。しかし以前伺った際に魚の定食もあったはず…とグランドメニューをめくります。
「サーモンの柚子味噌焼き定食」と「鰆のゆうあん焼き定食」各¥1,000が魚の定食のようです。旬の先取り、一足早い春を味わえるということから、今回は「鰆のゆうあん焼き定食」を注文。さらにプラス¥150で定食の「ごはん」を「本日のおすすめ」にも掲載されていた「丹波しめじの炊き込みごはん」に変更してもらいました。
彩りも華やかな京都らしい和定食です。ホウレンソウと豆腐の味噌汁は、鰹ダシの効いた味噌の風がふんわりと香るあっさりとした味わい。ワンプレートに盛り込まれた4種のおばんざいは京都らしい味付けだと感じました。京都のおばんざい(惣菜)と言えば薄味の印象があるかも知れませんが、実は各家庭によってかなり異なります。管理人の印象では意外にしっかり味の家庭が多く、ご飯のオカズと考えれば当然と言えば当然。もちろん塩っぱい訳ではありません。京料理ではなく京都の各家庭で食べられてきた適度な味付けで、こちらのお店のおばんざいも丁度いい塩梅で作られていると思います。
「丹波しめじの炊き込みごはん」は大きめのしめじがうれしい炊き込みご飯です。こちらはダシの香りが立った薄味の一品。秋の名残を感じさせるしめじご飯は、おかずともよく合います。プラス¥150以上の価値は十分にある炊き込みご飯ではないでしょうか。
「鰆のゆうあん焼き」には大根おろしと玉子焼きが添えられています。ゆうあん焼きは“幽庵焼き”とも表記され、和食の料理人にとっては基本となる調理法。醤油・酒・みりんに柚子の汁を加えた幽庵地に魚の切り身などを漬け込み焼いた料理で、西京焼きなどと並んで京都では頻繁に見られます。おそらく京都では新鮮な魚が手に入りにくかったため生まれた調理法ではないかと推察されますが、現在では和食の立派な調理法として魚料理に用いられることが多いようです。ふっくらと焼い上がった鰆(さわら)の濃厚な旨味がより際立つおいしさを堪能することができました。
こちらのお店は食材のほとんどが京都産というこだわりぶり。味だけではなく食の安心・安全にも心を尽くされていて、常に多くのお客さんで賑わっているのもうなずけます。京都のおばんざいを手軽な価格で楽しめるお店ですので、お近くに来られた際にはぜひお立ち寄りください。京都産の鶏肉や豚肉、牛肉を使った定食や一品料理にも定評があり、夜も気軽に居酒屋として利用できるのも魅力です。
[2018年12月15日訪問]
= 京うまれごはん日和 烏丸丸太町店 =
●住所…京都市上京区春日町434番地1
●TEL…075-223-8228
●定休日…年中無休
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「京うまれ ごはん日和 烏丸丸太町店」で検索してください。
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