LUNCH HOUSE GENPE
世間ではすっかりクリスマスムード一色となっている12月24日。平成最後のクリスマスイブ、例年に比べてあまり盛り上がっていないように感じるのは管理人だけでしょうか。ただ、ショッピングセンターなどの食品売場に行くと、この日ばかりは牛肉でも豚肉でもなく鶏肉が主役です。管理人もクリスマス気分を味わおうとローストチキンを買いに行くため「北大路ビブレ」へ向かいました。
烏丸北大路の交差点から西へすぐにある、現在は株式会社OPAが運営するショッピングセンターです。一通り買物を済ませてランチに行こうと向かったのが「LUNCH HOUSE GENPE(ランチハウス ゲンペ)」。北大路ビブレから北大路通を隔てたほぼ南向かいにあるお店で、地元の方や近隣の大谷大学の学生などで賑わっています。LUNCH HOUSEですが夜も営業しているカジュアルな洋食店。店頭のメニューを確認してみましょう。
高いメニューでも¥1,200、ほとんどが¥1,000以内で食事ができる気軽さが人気の秘訣でしょうか。では早速店内へ。
通し営業をされているありがたいお店です。14:00に管理人が入店したときには、3名グループのサラリーマンとミドルご夫婦が食事を終えられるところでした。しかしその後すぐ、シニアのお一人様が2組と大学生カップル1組が次々と入店。相変わらずの繁盛ぶりです。ではメニューを詳しく見てみます。
こちらのお店はハンバーグの評価も高いのですが、管理人のおすすめは定食の「ポークチャップ」と「ポークジュクセール」各¥950のポーク料理。「ポークジュクセール」とは豚肉を薄焼き玉子で巻いた料理のことで、ピカタに似ています。しかしフランス料理のジュクセール(デュクセル)とは全く異なる調理法。京都や大阪の洋食店で稀にジュクセール(デュクセル)の名が付く料理は見かけるのですが、そのほとんどはメイン食材を薄焼き玉子で巻いてソテーしたもので、なぜ各店でその名前を付けているかはよくわかりません。
今回は洋食の王道とも言える「ポークチャップ」に「エビフライ」が付いた定食(ごはん、サラダ、小鉢、みそ汁付き)「Aセット」¥1,200を注文しました。
分厚いポークが印象的な、満足度の高い定食です。野菜サラダもたっぷり。B級グルメらしい「ポークチャップ」ではないでしょうか。「ポークチャップ」は「ポーク+ケチャップ」が語源の、洋食の黎明期に生まれたアメリカ風料理で、薄切りタマネギをバターで炒め、ケチャップとウスターソースなどでからめて煮詰めたソースが多いと思います。かなり甘めなバーベキューソースで、管理人にとっては甘すぎるので普段は注文しません。しかしこちらの「ポークチャップ」は別。とにかく食べてみます。
肉厚の豚肉は火の通り具合も完璧です。そしてソースはデミグラスソースにケチャップを合わせた濃厚な旨味の強い、ポークソテーに合う味付けとなっています。ケチャップの甘味や風味はもちろんしますが、デミグラスソースと合わせることで甘さを抑えた大人の「ポークチャップ」と言えるでしょう。ご飯やビールにもぴったりのワンランク上のポークソテーで、個人的にはテリヤキソースのトンテキよりも好みです。分厚いポークは食べごたえも十分。肉の旨味もしっかり堪能することができました。
家庭的な雰囲気のカジュアル洋食店です。地下鉄「北大路駅」から徒歩2〜3分と近く、通し営業ですのでランチタイムを逃した遅めの昼食にも対応できます。しかも「ピラフ」「カレー」各¥700やちょっとした喫茶店並にドリンク類も用意されていてとても便利です。トンカツ以外の豚肉を使った洋食を食べたい方や、時間を気にせず遅めのランチを楽しみたいかたは、地下鉄「北大路駅」まで足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
[2018年12月24日訪問]
= LUNCH HOUSE GENPE =
●住所…京都市北区小山上総町53
●TEL…075-441-2216
●定休日…日曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「ゲンペ」で検索してください。
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