下鴨神社の近くにある絶品うどん専門店

和食編
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うどん あおい

京都市内の各地域には地元のことにやたら詳しい町の古老がいます。管理人の母も下鴨地域の古老で、そうした古老たちが集まって「下鴨年寄り友の会(仮称)」なる地下組織を結成し、活動しているようです。主な活動は地元をウロウロすることらしく、いつの間にか母が下鴨の情報通になっていて驚かされます。先日も最長老(仮称)から聞いた話として、下鴨に“おいしいうどん屋さん”があると言っていました。管理人はすぐに“ある有名店”が思い浮かんだのですが、そこではないとのこと。年寄りの言うことなのでにわかには信じられなかったものの、何となく気になっていて今回初めて訪問しました。

下鴨本通葵橋以南より河原町通)と北大路通のバス停「洛北高校前」の交差点を300mほど東へ行ったところにある「うどん あおい」。今年の8月で3周年を迎えられるうどん専門店です。管理人はお店の前を2万回以上は通っているハズなのですが、これまで行ったことはありません。有名店ではないものの、うどんマニアからはよく知られたお店らしく、好意的なレビューも多数見られます。ラストオーダー21:30と管理人にとってはギリギリ行ける日もありそうと思っていたところ6月13日、21:15に到着できました。

ウッディでカフェのような、清潔感のある店内。ラストオーダー直前にも関わらず、4名グループ1組と2名グループ1組が食事を楽しんでおられました。関西地方はまだ梅雨入りしていない(6月16日現在)のに、夜は梅雨寒のような微妙な気温が続いています。温かいうどんか冷たいうどんかを悩みながらメニューを確認してみました。

「季節限定メニュー」の文字に心惹かれます。“限定”のもつ吸引力は管理人にとってはまさにダイソン級。「季節限定メニュー」3種はすべて冷たいうどんでしたので、夏季限定なのでしょう。夏の間は冷やし中華で忙しく頻繁に伺えそうにないこともあり、今回は「葵ぶっかけうどん」¥1,050とトッピングとして「温玉」¥50をチョイス。「かやくご飯」¥200が売り切れだったのは残念でした。

かなりゴージャスな冷やしぶっかけうどんが運ばれてきました。キラキラと真っ白に輝くうどんがおいしいそう。鶏ササミ天とナス天、大葉天、そして大きなエビ天と天ぷらが4種のいい香りがたまりません。さっそく天ぷらからいただくと、揚げたてアツアツでサクサクの天ぷらとぶっかけツユの相性が抜群です。特に巨大エビ天はエビの甘みと旨味をしっかりと味わえる逸で、天ぷら専門店にも匹敵するレベルではないでしょうか。軽い揚げ上がりの天ぷらは油のクドさなども一切なく、口の中で溶けてしまいました。

いよいようどんをいただきましょう。圧力鍋で仕上げられたうどんはツルツルとした口当たりに強いコシと弾力が心地いいおいしさです。京都のうどんらしいフニャフニャ感はなく、讃岐うどん的なモチモチの噛みごたえのある仕上がりとなっています。口に入れると小麦の風味がふわっと香り、手打ち感がしっかりと味わえる絶品うどん。冷たいうどんと冷たいツユの組み合わせも素晴らしく、うどん好きに愛されるのも納得の出来栄えだと感心しました。

そして具の牛すじの煮込み具合と味付けも完璧です。柔らかで牛すじの濃厚な旨味を十分堪能できる逸品。夜メニューに一品として「すじにこみ」¥450がありますので、これと「ご飯」¥150を出禁になるまで無限オーダーしたいと思いました。出禁になるのは困りますので、皆さんは必ずうどんを注文してください。こんな身近にハイレベルなうどん店があったとは…とかなり衝撃を受けたお店です。町の最長老おそるべし。下鴨は感じの悪い人が多く交通の便もよくない感じの悪い人ばかりの地域ですが、不幸にも近くまで来られた際には立ち寄られてみてはいかがでしょうか。お店のご主人と奥様は感じのいい方々ですのでご安心ください。

[2019年6月13日訪問]

うどん あおい
●住所…京都市左京区下鴨高木町31-1
●TEL…075-277-4754
●定休日…水曜日および火曜日夜(昼は営業)
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「うどん あおい」で検索してください。

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