醤油豚骨背脂チャッチャ系全面赤唐辛子ラーメン店

中華編
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ラーメン タンポポ

2019年6月17日21:15、関西地方は未だ梅雨入りしていません。原付で移動する管理人にとって雨が降らないのは正直ありがたく、梅雨入り前に冷やし中華を求めて嵐電「北野白梅町駅」をめざしていました。

寒っ!!!

朝晩は相変わらず過ごしやすい気温なものの、原付に乗っていると夜の風がモロに当たってびっくりするほど寒くなってきました。北野白梅町駅」には着きましたが、もうすっかり冷やし中華の気分ではありません。できれば身体が温まるものを食べたい。そこで急遽予定を変更し、「北野白梅町駅」から西大路通を北上。佛教大学周辺まで来たところで、まだ営業中なのを確認し伺ったのが「ラーメン タンポポ」です。

終戦直後の1947年(昭和22年)創業の老舗ラーメン店で、佛教大学立命館大学の学生はもちろん、地元の方や遠方から来られるお客さんで常に賑わっている人気店。ラーメン好きならご存知の方も多いお店ではないでしょうか。本当は今年の冬までラーメンを食べる機会はないだろうなぁと思っていて、春の間に「ラーメン タンポポ」へ行っておけばよかった、と少し後悔していました。例年なら蒸し暑いこの時期に寒さを感じ、逆にチャンス!と訪問した次第です。営業終了22時で時刻はギリギリの21:30、早速店内へ入ってみます。

満席やん…

ウンザリするほど混雑する店内。しかし幸い、カウンター1席が空いていましたので、ドサクサに紛れて着席してやりました。ただ、お客さんが多すぎて店内の撮影はできません。しかもメニューは壁に掲示されているスタイルで、やはり撮影できそうにありません。店内の様子とメニューにつきましては「食べログ」をご覧ください。カウンター席に座って見上げながらメニューを確認するものの、ラストオーダーも迫っていますのであまり深く考えず「チャーシューメン(並)と焼きめしのセット」¥1,150を注文しました。

まず「焼きめし」が到着。こちらはパラパラ系の焼きめしで、醤油ダレの風味が香るラーメン店の炒飯です。具はチャーシューと青ネギだけとシンプルながら、パラパラに炒められた米と具が香ばしい一品。濃厚で奥行きのある味わいは米料理なのに(ノンアルコール)ビールが欲しくなる、ツマミとしても十分おいしい炒飯です。パラパラになるまで水分を飛した炒飯は個人的にはさほど好みではないものの、ラーメンやスープと一緒ならその価値は格段に高まります。パラパラ炒飯を食べ、ラーメンのスープをすする、まさにデブまっしぐらの背徳の味わいでしょう。もちろん褒め言葉ですよ。

いよいよ「チャーシューメン(並)」が着丼しました。こちらのラーメンの特徴は、何と言ってもこの真っ赤な唐辛子粉が丼鉢全面に振りかけられているビジュアルです。どっさりと乗った青ネギの緑真っ赤な唐辛子粉のコントラストはまるでクリスマス“クリスマスには見えないけど…”と感じた方は極めて正常!ではスープをひとすすり。豚骨醤油背脂チャッチャ系の濃厚な味わいと、見た目ほどには辛くない適度なピリ辛が食欲をかきたてます。辛いのが苦手な管理人でも無理なくいただけますので、赤ちゃんのような舌の持ち主でなければ大丈夫だとは思いますが、すべては自己責任でヨロシクです。

麺は細めの中華麺でスープや青ネギとよくからみます。特に青ネギの効果が絶大。濃厚旨辛なスープに青ネギの味わいがアクセントとなり、中華麺の旨さをより引き立たているように感じました。デートで食べるには少し勇気がいるかも知れませんので、深い仲になるまでは我慢した方がいいでしょう。まぁ、ふたりともこの青ネギまみれのラーメンを食べたのであれば、お互い鼻も口もバカになっているとは思いますが。

そしてチャーシューです。豚バラ肉がトロトロに煮込まれた絶品のおいしさ。やはりラーメン店のチャーシューはおいしい、と改めて実感できました。かつては京都ラーメンの主流であった醤油豚骨スープとピリ辛を融合させた、70年以上の歴史が作り上げた珠玉のラーメンです。管理人は寒い時期にいただきたいものの、“暑いからこそ熱いラーメンだ!”という変態さんには今からがベストシーズン。特にジメジメ・ジットリする梅雨の時期の旨辛ラーメンなら、爽快な気分も味わえるのではないでしょうか。

[2019年6月17日訪問]

ラーメン タンポポ
●住所…京都市北区紫野西蓮台野町57 UKハイム北山1階
●TEL…075-493-8594
●定休日…ほぼ年中無休(元旦休業)
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「タンポポ」で検索してください。

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