低価格でも本格的な同志社近くのカレー店

洋食編
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curry & grill センボンカリー

管理人の勝手なイメージですが、京都に数ある大学の中でも最もスタイリッシュな学生が多いと言えば同志社大学でしょう。創立者である新島襄は欧米の教育をいち早く日本に伝えた教育者として知られています。妻の八重をモデルとしたNHK大河ドラマ「八重の桜」が2013年(平成25年)に放映されるなど、その先進的な発想や行動力は、グローバル社会に生きる現代人にとって必要な資質と言えるのではないでしょうか。実際、同志社大学 今出川校地のある烏丸今出川では、何となくですがグローバル社会に通用する“シュッとした感じ”の学生をよく目にします。着こなしや髪型、歩き方など、さりげなくオシャレなお金持ち感がにじみ出ているというか。管理人の周りに数名いる同志社大学出身者は小金持ち感を隠しきれなくなっていますが、それは加齢によるものでしょう。そんな同志社大学 今出川校地の近くにあるのが欧風カレー専門店が「curry & grill センボンカリー」です。

2010年(平成22年)に開業され、今年で10年目を迎えられました。開業当初から烏丸今出川で営業されていて、近くの現在地に移転されたのが3年ほど前。お客さんは圧倒的に同志社の学生で占められています。こちらはラストオーダーが21:45と比較的遅くまで営業されていますので、仕事が早い終わった21時に訪問してみました。

管理人の入店と入れ替わりで同志社の女性学生4名グループが退店。そしてお一人様の男子学生が入店と、ラストオーダー間際でも客足の絶えない人気店です。カウンター席だけのコンパクトな店内は清潔感があり、シンプルな内装も若者向けのオシャレさを感じます。ではメニューをご確認ください。

さすがに学生街のお店だけあって、とにかく安い!カレーチェーン店と遜色のない価格で本格的な欧風カレーがいただける穴場的なカレー専門店ではないでしょうか。同志社大学の学生はどうせお金持ちなので、もう少し値上げすればいいのに…と思いながらメニューを検討します。欧風カレーの王道である「ビーフカレー」¥600や「ロースカツカレー」¥750にも心揺れるものの、“限定”と書かれた「グリルドビーフカレー」¥850が気になったため、注文してみました。

カレーチェーン店ではあり得ない、もの凄いボリュームです。お皿を持つ手にズシリと重さが伝わります。しかもカレーソースがたっぷり。カレーソースとライスのバランスに気を配りつつ食べ進めても、結局はライスだけが残る“欧風カレーあるある”が、こちらでは心配ありません。カレーの芳醇な香りに食欲も高まります。それでは早速いただいてみましょう。

カレーソースはスパイス控えめで甘辛な“THE 欧風カレー”です。じっくりと煮込まれたコクと旨味による濃厚なカレーで、適度な辛さと少し甘めの味わいが万人に食べやすいカレーだと感じました。スパイス感が抑えられている分、うるさい味になっていないのも高ポイント。とは言え自宅で作るカレーとは次元の異なるおいしさです。トッピングのグリルドビーフは牛バラ肉の薄切り(ショートプレート)でしょうか、牛肉の脂と肉の味を存分に堪能できます。おろしタマネギが入ったグレービー風ソースも牛肉の味わいを強めているポイントです。欧風カレーにもよく合うグリルドビーフで、ワンランク上のカレーに進化したおいしさを味わうことができました。

洋食店の欧風カレーにはない甘辛で専門店らしい個性的な欧風カレーです。辛いのが苦手な方でも全然大丈夫。よくあるカレースタンドのカレーとは一線を画す、贅沢な味わいを楽しむことができるのではないでしょうか。カレーマニアはもちろん、お腹いっぱいカレーを食べたい方にもピッタリのお店です。価格もすべて¥1,000以下ですので、本格的な欧風カレーを気軽に食べたい場合はぜひお立ち寄りください。

[2019年6月20日訪問]

curry & grill センボンカリー
●住所…京都市上京区裏風呂町369
●TEL…075-432-1301
●定休日…土曜日および日曜・祝日
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「センボンカリー」で検索してください。

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