拳ラーメン
管理人は“限定”という言葉に弱く、“限定メニュー”と書いてあるだけで“食べてみたい”と思うナイスガイです。そこで今回は数々の“1日限定メニュー”を提供されていることでも有名なラーメン店「拳ラーメン(こぶしらーめん)」へ伺いました。お店のtwitterを見ていると、しょっちゅう“1日限定メニュー”を告知されていて、研究熱心な印象です。さすがに“1日限定メニュー”をREPORTするのは誰得?な感じにもなりかねませんので、7月限定の「海老の冷やしまぜそば(海苔ごはん付き)」¥1,000をREPORTしましょう。

22時営業終了のお店で21:30に到着。七条大宮の交差点を西へ500mほど行ったところにあり、京都市中央市場や西本願寺、京都水族館などが近くにあります。以前REPORTした「魚屋しらいし寿司」のほぼお隣で、京都市中央市場に近いという地の利も活かした魚介系スープが人気。場所柄、市場関係者や地元の方をはじめ、龍谷大学 大宮キャンパスの学生や観光客などで常に賑わっています。まずは店頭の看板を確認してみます。

名物は「京鴨とノドグロ煮干しそば(煮卵付き)」¥900のようです。ラーメンマニアからの支持も厚いそうで、「食べログ ラーメン 100名店 WEST 2017 選出店」にも選ばれています。管理人は食べログだけでなく、飲食店評価メディア全般をまったく信用していないものの、やはり高く評価されていたり高得点を獲得しているお店は気になるのも事実です。とにかく店内へ入ってみましょう。


店内撮影はNGですのでメニューを確認します。店頭のPOPを見る限り、7月限定の冷たい麺は「海老の冷やしまぜそば(海苔ごはん付き)」と「羅臼昆布 冷やしかけそば(ご飯セット)」¥1,000のようです。昆布ダシ大好きな京都人としてはかなり興味があるものの、ここは初志貫徹で「海老の冷やしまぜそば(海苔ごはん付き)」にトッピングの「煮玉子」¥50と「チャーシュー」¥200をつけて注文してみました。

「海老の冷やしまぜそば(海苔ごはん付き)」が着丼。欲張って「煮玉子」と「チャーシュー」をトッピングしたせいで、普通のチャーシュー麺のようなビジュアルとなり申し訳ございません。鮮やかなピンク色でロースハムのようなチャーシューが気になります。「海苔ごはん」は〆ご飯として最後に残ったスープをかけて食べてくださいとのことでした。速攻で「海苔ごはん」を平らげると絶対に怒られますのでご注意ください。ではいただきましょう。

麺は細めの中華麺で、少し固めの仕上がりがツルツルとノドに心地よく感じます。スープはうっすら醤油が香る塩ダレでしょうか、キリリとした塩気と濃厚な冷たいダシの味わいが暑い夏にぴったり。たっぷりのエビも単に茹でたエビではなく、片栗粉をまぶして熱湯で軽く湯引きしたような、ツルンとした食感となっています。メンマの歯ごたえや味わいも素晴らしく、さすがのクオリティと言ったところでしょうか。チャーシューは低温調理のような深みのある味わいで、豚バラ肉の旨味や甘みを存分に堪能することができました。
ラーメンについて日々試行錯誤されている研究心の結果が、多くの人々から高い評価を得られている理由ではないでしょうか。「拳ラーメン」では魚介を多用されていますが、魚介を一切使用しない「拳10(こぶとん)ラーメン」を西大路三条に展開されているなど、現状に満足されない姿勢には頭が下がる思いです。ラーメンに対してストイックに取り組まれている分、心して伺わなければ!とちょっと構えてしまいがちですが、ラーメンがお好きならぜひお試しいただきたいと思います。
[2019年7月4日]
拳ラーメン
●住所…京都市下京区朱雀正会町1-16
●TEL…075-351-3608
●定休日…水曜日
●備考①…「海老の冷やしまぜそば(海苔ごはん付き)」と「羅臼昆布 冷やしかけそば(ご飯セット)」は夏季限定(7月下旬まで)
●備考②…店内禁煙
●ホームページ…twitter
※さらに詳細は食べログ「拳ラーメン」で検索してください。
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