麺や丼も充実の和食店【四宮探訪 前編】

和食編
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そば処・和食 あづまや

台風19号が過ぎ去った10月13日の関西地方は、まずまずの天候となりました。休日だったのですが山科で用事のようなものがあり、終わったのが12:15。JR「山科駅」周辺で昼食でもと思ったものの、ランチタイム真っ盛りの時刻だったこともあり、少し時間をずらすことに。どこかの喫茶店で時間をつぶそうか…と考えていた際、ふと旧東海道を東へ歩けば京阪京津線の「四宮駅」だったことを思い出しました。言われてみれば「四宮駅」で降りたことがありません。スマホの地図を見ると1kmにも満たない距離だったため、散策がてらテクテクと歩いてみました。5〜6分歩くと何だか格式の高そうな神社が見えてきます。

琵琶法師のモデルとも言われる盲目の皇族「人康親王(さねやすしんのう)」ゆかりの神社「諸羽神社」です。管理人も名前だけは知っていたのですが、見るのは初めて。平安時代に建立されら由緒ある神社で、鳥居の横に説明の札も建てられています。

四宮(四ノ宮)の由来なども知ることができました。京都に50年近く住んでいますが、いつもの行動範囲から少し離れると知らないことだらけです。どうりで「京都検定」の過去問を見てもチンプンカンプンな訳だわ、と妙に納得しながらさらに東へ歩くと、気になる飲食店を発見。

「そば処・和食 あづまや」というそば店のようです。チラリと東北の方角に目を向けると、もう京阪「四宮駅」でした。JR「山科駅」まで戻るより、四宮駅周辺で昼食を取った方がいいのでは…と思い、「そば処・和食 あづまや」の店頭に掲出されているメニューを確認します。

そばやうどんがメインながら「お寿司セット」¥920や「お造り定食」¥1,050もあり、手軽に海鮮も味わえそうです。外からは中の様子をよく見ることはできませんが、そんなに混雑してる雰囲気もありません。初めてのお店、しかも知らない街をたまたま歩いていて見つけたこともあり、これも琵琶法師のお導きとばかりに店内へ入ってみました。

和食店らしい落ち着いた店内です。お客さんはミドルのカップル1組とミドル男性お一人様。立地的に観光客が多い訳ではないでしょうから、地元のお客さんがメインのお店ではないでしょうか。カウンターには日本酒や焼酎なども置いてあり、夜は居酒屋的に利用できそうです。改めてメニューを確認してみましょう。

丼メニューもかなり充実しているなぁ〜と思いながらメニューを眺めていると「いくら丼」¥1,530を発見。京都市内のそば・うどん店で「いくら丼」はかなり希少です。少し歩いたので冷たいそばを食べる予定だったのですが、セットメニューの中に「いくら丼セット」¥1,220が!「いくら丼」とそばまたはうどんが付くセットで、そば・うどんとも温・冷どちらでも大丈夫だそうですので、今回は「いくら丼セット(冷たいそば)」を注文してみました。

「いくら丼セット」が到着。鮮やかなイクラが本格的です。実は待っている間に「食べログ」でこちらのお店情報を確認していたのですが全2名のレビュアー中、1名が「いくら丼」を食べ、残り1名は「いくら丼」が気になるという“いくら丼興味率100%”であることが判明しました。みんな考えていることは同じなんだぁ…と考えながら、まずは冷たいそばをひとすすり。濃いめのそばつゆが効いている味わいです。そばは二八蕎麦でツルツルとした喉ごしが心地いい一品。さすがはそば処だけはある安定のおいしさでした。そして「いくら丼」です。プチプチとした食感、イクラの濃厚な味わいがたまりません。刻み海苔と錦糸玉子が敷き詰めてあり、イクラの塩気をほどよく緩和してくれています。特に錦糸玉子は単なる玉子焼きではなく、出汁巻きのようなダシの風味が香るやさしい味わいです。京都の街ナカであれば¥2,000以上してもおかしくないクオリティの「いくら丼」をリーズナブルに楽しむことができました。

思いがけず四宮探訪となった今回のREPORT。京阪京津線「四宮駅」から徒歩2分程度と便利な場所にありますので、近くまでお越しの際は「いくら丼」をはじめとする丼やそば・うどんを試してみられてはいかがでしょうか。特に「いくら丼セット」などのセットメニューは満足度も高めですので、ダイエット中でない方はぜひ丼または寿司と麺のセットをご賞味ください。

[2019年10月13日訪問]

そば処・和食 あづまや
●住所…京都市山科区四ノ宮大将軍町14-2
●TEL…075-501-2223
●定休日…火曜日
●備考…喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「あずまや」で検索してください。

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