旨味とコクが絶妙な味の担担麺専門店

中華編
スポンサーリンク

四川亭

管理人が勝手に“京都のチャイナタウン”と命名している叡電「元田中駅」周辺エリア。これまで数多くの中華料理店をREPORTしてきましたが、まだまだ訪れていないお店があります。感覚的には2週間に1度ぐらいのペースで元田中エリアの中華料理店に伺っていると思っていたのですが、2019年9月13日に訪問した「本場中華料理 長江辺」以来、約2ヵ月間も訪問していないことに気づきました。このエリアについては以前のREPORTでも少し触れているとおり中華料理店、特に四川料理店だらけです。コンビニよりも歯科よりも多く、人口的にも絶対こんなに多くの四川料理店は必要ありません。そもそも、この辺りに中国人が多く住んでいるという話も聞いたことがありません。ひょっとすると元田中周辺には四川マフィア(そんなマフィアはいるかどうかは知りません)の大物が住んでいるのかも…い、いや、余計な詮索は止めておきましょう。目や鼻、耳など穴という穴に豆板醤を詰め込まれてしまうかも知れませんので、皆さんもお気をつけください。さて、元田中エリアには自然と四川料理店が集まっている訳ですが、今回は常に学生や地元の方で賑わう担担麺専門店「四川亭(しせんてい)」へ向かいました。

東大路通御蔭通の交差点(田中里ノ前)を北へ70mほど行ったところにあります。中華料理店らしからぬ外観で、コンパクトなお店です。昼も夜も常に賑わっている人気店で、客層は近隣の京都大学京都造形芸術大学などの学生が多く、地元の方も頻繁に利用されています。昼どきは混み合いますので、少し遅めの13:30に到着。まずは店頭に掲出されているメニューを確認してみましょう。

こちらは担担麺専門店だけあって、担担麺を中心としたメニュー構成です。特に「汁なし担担麺」150g・¥720/200g・¥760/300g・¥880が評判。担担麺は日本では“汁あり”が主流ですが、もともとは“汁なし”が発祥と言われています。実際、本場の中国四川省では「汁なし担担麺」も多いのだとか。日本人はとにかく汁好き民族ですから、誰かが“汁あり”を開発して急速に普及したのでしょう。しるシルしるシルとうるさいので、早速店内へ入ってみます。

写真では全然見えませんが、4名テーブル席が1席と後はカウンター席で、カウンター席はほぼ満席状態でした。店頭のメニューで「汁なし担担麺(150g)」とトッピングに「温泉たまご」¥80の「ミニ麻婆飯セット」プラス¥260の計¥1,080と決めていたのですが、問題は「汁なし担担麺」の辛さをどうするか、です。

辛いのが苦手な管理人ですが、さすがに担担麺で辛さがまったく感じられないのでは意味がありません。とは言え辛過ぎなのは味がわからなくなるので困ります。そこで持ち前のチキンハートを発揮して“カレーの中辛位の辛さです”と書かれている「辛さ 普通」を選びました。辛いのがお好きな方は“メキシコ産唐辛子「ハバネロ」を使用。”との説明書きがある「ハバネロ」¥60を注文してうんと泣いてもエエんやで。

「辛さ 普通」の「汁なし担担麺(150g)」with「温泉たまご」が到着しました。ほぼ青ネギしか見えないビジュアルですね。青ネギの下に肉味噌と麺、トッピングの「温泉たまご」が隠されていて、タレは麺の下に沈殿していました。しっかりとかき混ぜていただきましょう。

麺は中細の中華麺で肉味噌とタレが濃厚な味わいです。辛さはさほどでもありませんが、食べ進めるにつれ額から汗がにじんできます。ただ、辛さよりも肉味噌とタレの旨味が強く、麺との相性も抜群。さらに大量の青ネギがアクセントとなり、コク・旨味・辛味が絶妙なバランスの「汁なし担担麺」だと感じました。汁がない分、濃い味をしっかりと楽しめるため、個人的に「汁なし担担麺」はもっと普及してもいいのでは?と思います。

そして「ミニ麻婆飯」です。こちらもしっかり辛めながらオイスターソースや肉味噌のコクがきっちりと効いた逸品。そして豆腐自体の甘みや旨味もわかるおいしさです。ミニですが食べごたえも十分。さすが常にお客さんで賑わっている人気店らしい味を堪能することができました。叡電「元田中駅」から徒歩すぐの場所にあり、アクセスにも便利なお店です。“おいしい汁なし担々麺や麻婆豆腐が食べたい” 方は、ぜひこちらまでお立ち寄りいただき、絶品旨辛料理を味わってみてください。

[2019年11月9日訪問]

四川亭
●住所…京都市左京区田中里ノ内町64(Google マップ
●TEL…090-6905-5615
●定休日…日曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…twitter
※さらに詳しくは食べログ「四川亭」で検索してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました