外国人にも人気のバルスタイルのイタリアン

洋食編
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IL ZaccaYa(イルザッカヤ)

七条大橋にやってきました!京阪「七条駅」があり、当ブログでもこれまで「喫茶アマゾン」や「井上製パン」をREPORTしてきた地域です。14:30と遅めの時刻でしたが、「井上製パン」はまだ並んでいて店外にも行列ができていました。七条大橋から東へ向かう七条通は、京都女子中学・高校大学の生徒や学生の通学路となっていて女子率多めなエリアでもあります。周辺の飲食店も何となくオシャレな感じ。チャーシュー脂身マシマシのラーメン店などは多分ありません。そんな女性が好みそうな飲食店が数多くある中から、今回は管理人には似つかわしくないオシャレなイタリアンへ伺いました。

七条大橋東詰を東へ70mほど行ったところにある、町家(町屋)カフェのような外観のイタリアンバル「IL ZaccaYa(イルザッカヤ)」。バルとはイタリアやスペインなどで居酒屋や軽食喫茶のような意味があります。カジュアルイタリアンといった印象で、誰でも気軽に入りやすいのが特徴。とは言え管理人のように飲まない人にとって、夜のお一人様での利用はちょっと抵抗があり、これまで利用したことはありませんでした。しかし今回は周辺の飲食店がランチタイムを終えた時刻だったこともあり、ちょっとお店の前を観察することに。すると16時までCAFE TIMEだそうで、軽食もいただる感じだったこともあり、フラ〜っと入店してみました。

この日がたまたまなのか、それとも常になのかはわかりませんが、白人系外国人のお客さんだらけ。しかも同じグループではなく、家族連れや友人同士など別々の3組が利用中でした。日本人はカップルのお客さん1組だけ。新型コロナウイルスの影響で訪日外国人をめっきり見なくなったと思っていたものの、まだまだ観光なのか商用なのかで京都に滞在されている方は少なくないようです。もしかしたら本場イタリアの方がいらっしゃるのかも知れません。もうお腹ペコペコですのでメニューを確認してみましょう。

ランチメニューはカレーとパスタ、それぞれ2種類から選べます。こちらはイタリアンのお店ですので、当然パスタをREPORTすべき。今、こうして書いている時でもパスタをREPORTすべきだったと確信しています。しかし、あまりの空腹で頭がおかしくなってしまったのでしょうか、店員さんに“「牛すじ肉カレー」¥950をお願いします”と告げてしまいました。“しまった!”とすぐ間違いに気づいたものの、もう後の祭り。イングリッシュで言えばアフターフェスティバル。人気のイタリアンでカレーを注文するという、ただ自分の本能のみに従った恥ずかしいオーダーです。まぁイタリアンが提供するカレーはかなり興味がありますので、今回はこのまま続行します。

「牛すじ肉カレー」が到着しました。盛りは上品系ながら、ゴロゴロと牛すじ肉がたっぷり入っていて好感がもてます。カレーソースは“香味野菜などはすべてすり潰してみました”という正統派の欧風カレーでしょうか。刻んだ九条ネギが入っているのも京都らしく、和のテイストも意識されているのでしょう。こちらでは京都市左京区大原の無農薬野菜を中心に使用されていて、野菜料理にも定評があるのだそうです。では、早速いただきましょう。

トロットロの牛すじ肉とコクがあって濃厚なカレー、九条ネギがアクセントとなった、かなりハイレベルなカレーです。特にカレーソースは、高級ホテルのレストランで提供されているものでは?と錯覚するほどのクオリティ。素材をじっくりと煮込んで丁寧に濾したフォン(ダシ)をベースに、各種スパイスを調合して作られているように思いました。しかも九条ネギの効果でしょうか、京風の味わいも隠し味程度に感じられます。欧風カレーというよりは、フレンチレストランやビストロなどで提供されているカレーに近い、気品のある味に仕上がっているのではないでしょうか。

食後の「カフェラテ」¥600も注文します。エスプレッソの苦味とスチームミルクの甘みが絶妙なバランスで、カフェ顔負けの味わいです。コーヒー各種やソフトドリンクも豊富に用意されていて、飲まない方でも安心して利用できます。こちらは11時〜ラストオーダー22時(日・祝は21時)までの通し営業で、カフェとしても重宝するお店。「アフォガード」¥600などのスイーツ各種も提供されていて、昼夜を問わず多くのお客さんが訪れています。ランチやカフェ、昼飲み、ディナー、そしてバーと、さまざまなシーンで便利使いができますので、七条大橋近辺にお越しの際は気軽に立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

[2020年2月22日訪問]

IL ZaccaYa(イルザッカヤ)
●住所…京都市東山区下堀詰町234(Google マップ
●TEL…075-561-7878
●定休日…月曜日
●備考…禁煙
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