元田中エリアでは珍しい人気の上海料理店

中華編
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上海菜苑 和盛楼

新型コロナウイルスによる緊急事態措置の影響で、すっかり市民権を得た感がある「テレワーク」。実は結構以前から総務省や通信業界などでは使われていた言葉で、管理人もテレワークサービスのパンフレットなどを作成していました。ただ、当時は「テレワーク」という言葉は一般的にあまり馴染みがなく、“在宅ワーク”などに言い換えないと伝わらなかった経験があります。本来は育児や介護などで出勤できない人でも働けたり、万一の災害時などで会社に立ち入れない場合でも仕事ができるシステムとして有効なのですが、利用率は伸び悩み傾向でした。さまざまな要因がある中で、意外?と多かったのが頭の固い管理職や経営層のオッサン連中が拒否感を示していたからでしょう。“仕事は出勤してナンボ”“在宅勤務なんかサボっててもわからん”など、昔ながらのワークスタイルに固執している人たちの何と多いことよ。ただ、今回の事態を受けてテレワークの利便性に気づいたオッサンも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。何を隠そう、管理人も緊急事態宣言後は、ほぼテレワークでした。そして気づいたことがあります。テレワークはサボれない”ということに。いつ連絡が来ても対応しないとマズイですし、何より1日の作業を可視化させないとお偉いさん方は納得しませんから。テレワークになったら溜まっている録画を全部見てやろうと思っていたのに。チッ。しかもランチもそう遠くへは行けません。通常勤務時と同様、1時間でランチを済まさないといけないからです。チッ。そんな訳で今回は、自宅から近い叡電「元田中駅」周辺でのランチをREPORTします。

“京都のチャイナタウン”と呼ばれる叡電「元田中駅」周辺エリアに到着しました。“京都のチャイナタウン”は、管理人が勝手に言いまくっているだけで、まったく浸透していませんが、死ぬまで言い続けます。自宅近所にも関わらず久しぶりです。この元田中エリアは中華料理店、特に四川料理店だらけで、なぜこんなに中華料理店が営業しているのか訳がわかりません。特に中国人が多いエリアということも多分なくて、どちらかと言えば京都大学京都芸術大学(旧名称:京都造形芸術大学)などの学生が多い印象です。当ブログでも多くの中華料理店をREPORTしていますが、今回は元田中エリアでは珍しい上海料理の人気店「上海菜苑 和盛楼(しゃんはいさいえん わしんろう)」へ伺いました。まずは店頭のメニューを確認していましょう。

夜は本格的な中国料理をいただける、高級志向な街中華店です。しかしランチはリーズナブル。ランチメニューを見ると上海料理だけでなく、四川料理や広東料理も提供されています。ちなみに上海料理として有名なのは上海蟹や海鮮料理、紅焼肉(豚の角煮)、小籠包などでしょうか。「豚角煮丼」¥970や「豚角煮ラーメン」¥970は、上海料理らしい感じがします。サービスセットの「上海風焼きそば(スープ付)」¥870もイイなぁ…と思いつつ、食べたいと思っていたのはサービスセットの「黒酢スブタ」¥870。実は「黒酢スブタ」に関しては、上海料理風と北京料理風の2種類があります。こちらでは当然、上海料理風の「黒酢スブタ」なのだろう、と勝手に決めつけていました。時刻は13:10、早速店内へ入ってみましょう。

清潔感と高級感のある店内です。通常であればかなり混雑する人気店で、お一人様の利用も多いように感じます。しかし訪問日は緊急事態宣言中で、お客さんは1名だけ。しかも管理人の入店と入れ替わりで退店されましたので、ひとりぼっちのランチとなってしまいました。幸い3密のどれにも該当せずラッキーでしたが、飲食店の気持ちを察すると申し訳なく思います。では改めてメニューを確認してみましょう。

はい、やっぱり本日サービス定食のメニュー「スブタ」ですね。“黒酢”の文字がなくなっているのは少しだけ気になったものの、まぁ省略されたのでしょう。管理人は基本、中華料理店で酢豚は注文しません。酢豚は広東料理を代表するメニューで、さまざまな野菜が入っている日本人にとって最も馴染み深い中華料理です。そして管理人唯一の苦手食材・パイナップルが入っていることも多々ある宿敵でもあります。が、「黒酢スブタ」であれば上海料理風であろうと北京料理風であろうと、野菜やパイナップルは入りません。という訳でテレワーク中のランチということもあり、急いで本日サービス定食のメニュー「スブタ」を注文してみました。

「スブタ」定食が到着。黒酢は間違いありませんが、日本人の好みに合わせて野菜入りです。危なかった。たまに黒酢酢豚でもパイナップルが入っているものがあって、その時は泣きながら完食しています。こちらの「黒酢スブタ」はパイナップルこそ入っていませんが、ピーマンやタマネギ、ニンジンなどの野菜が入っていて、食材だけを見れば完全に広東料理風。もちろん野菜入りに関しては何の不満もありません。“助かった…”と安堵しながら、スープをひとすすり。あっ、これは高級中華料理店の白湯スープです。ザーサイも本格的な味わいで、¥870はかなりのお値打ち価格。繁盛しているのもうなずけるコストパフォーマンスではないでしょうか。いよいよ黒酢酢豚をいただきましょう。

やはり普通の酢豚より黒酢酢豚の方がワンランク上のおいしさです。黒酢の芳醇な風味が揚げた豚肉の旨味とコクを引き立てています。思わずノンアルコールビールを頼みたくなる味わい。野菜もしっかりと油通しがしてあって、野菜のエグ味や青臭さは一切ありません。特にニンジンがおいしい。ニンジンの甘さと黒酢が合うということを知ることができたランチでした。

御蔭通東大路通の交差点(田中里ノ前)を東へ350mほど行ったところにあり、叡電「元田中駅」から徒歩5分程度と便利な立地にあります。元田中エリアは京都有数の中華激戦区で、その中でもこちらは上海料理の名店として人気のお店です。中華料理好きならぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか。管理人は冷やし中華の季節の休日に改めてゆっくりと訪問し、2020冷やし中華をREPORTする予定です。

[2020年4月22日訪問]

上海菜苑 和盛楼
●住所…京都市左京区田中樋ノ口町5(Google マップ
●TEL…075-712-6178
●定休日…火曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「上海菜苑 和盛楼」で検索してください。

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