10周年を迎え技に磨きがかかる人気の蕎麦店

和食編
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手打ちそば 花もも

そろそろ気温も高くなり、冷たい蕎麦がおいしい季節となりました。真夏などの出勤時のランチはほぼ毎日ざる蕎麦だったりします。冷たい麺であればうどんや素麺でもよさそうなものですが、なぜかざる蕎麦を注文してしまう不思議。ちなみに勤務先である大阪では冷やし中華を食べなくなりました。なぜなら京都で連日食べているからで、昼に大阪で冷やし中華を食べて夜も京都で冷やし中華は、さすがに飽きます。しかし、ざる蕎麦は飽きることがありません。そこで今回はざる蕎麦を食べるべく、連日行列ができているそば店をREPORTしてみました。

河原町通丸太町通の交差点(河原町丸太町)を西へ300mほど行ったところにある「手打ちそば 花もも(てうちそば はなもも)」。2010年(平成22年)にオープンされ、今年で10周年を迎えられます。近くには京都御所京都地方裁判所などがあり、管理人は昼間によくお店の前を通るのですが、平日はビジネスパーソン、休日は観光客で賑わっていて行列ができていることもしばしば。11時〜18:30の通し営業で、なるべく人混みを避けたかったこともあり、開店直後の11:10に入店してみました。

10年間営業されているとは思えない、清潔感がある古民家風の店内。こちらのご主人は蕎麦の本場・長野県のご出身ということで、長野の里山にある古民家を彷彿とさせます。京都で評判の高い蕎麦店の1軒として数えられることも多く、府内外から多くのお客さんが訪れる人気店です。幸い、スムーズに入店できたのですが、開店直後にも関わらずお一人様のお客さんがすでに何名か食事をされていました。早速、メニューを拝見してみましょう。

磯の風味が海を感じさせる「あおさ」¥950や「すだちそば」¥950など、夏にピッタリなメニューも始められていました。しかし…実は訪問した日はそれほど暑くなく、何なら温かい蕎麦でも大丈夫な感じの気温で少し悩みます。イヤ、やはり冷たい蕎麦かな〜と考えていて、目に止まったのは「鴨ざるそば」¥1,400。一般的には「鴨せいろ」と呼ばれる、冷たい蕎麦を温かいつけ汁でいただくつけ麺タイプの蕎麦で、微妙な気温のときには最適だと注文してみました。

「鴨ざるそば」が到着。ツヤッツヤの蕎麦が美しく、食欲をそそります。こちらは蕎麦粉8割・ツナギ2割の二八蕎麦のお店です。最近でこそ十割蕎麦のお店も増えてはきましたが、本来、昔から正統派の蕎麦とされているのは二八蕎麦。もちろん、十割蕎麦・二八蕎麦それぞれの特徴があり、優劣をつけられるものではありません。二八蕎麦の優れている点は、蕎麦の風味・味わいとなめらかな食感のほどよいバランスと言えるでしょう。では蕎麦が伸びない内にいただきます。

ツルツルとのどごしの心地いい食感で、蕎麦の香りが鼻から抜ける素晴らしい仕上がりの蕎麦です。この蕎麦のつけ汁も鴨の旨味や脂の甘み、ネギの風味が香る絶妙な塩梅となっています。人気店と呼ばれるのもうなずける味わいであり、贅沢なおいしさを存分に堪能することができました。

鴨は合鴨で野性味あふれる味わいでありながら、食べやすいおいしさ。鶏肉以上に旨味が濃く、噛むごとに旨味が口の中にあふれ出てきます。鴨ツクネも身肉の味わいと軟骨のコリコリとした食感が絶品です。これが鴨せいろや鴨南蛮の醍醐味ではないでしょうか。鴨の旨味に負けない濃いめのつけ汁も見事な出来栄えで、東京の名店にも負けない奥深い味だと感心しました。

〆は蕎麦湯です。この鴨の旨味たっぷりのつけ汁を余すことなくいただきます。身体の中からポカポカと温まるのも鴨の力。梅雨の時期はたまに“梅雨寒”と呼ばれるひんやりとした寒い日もあり、体調を崩しやすい時期でもあります。そんな日はこちらの「鴨ざるそば」で身体を温めてられてはいかがでしょうか。そして真夏になれば、「あおさ」や「すだちそば」などキリッとした冷たい蕎麦を召しあがって、快適な涼を感じていただければと思います。

[2020年4月29日訪問]

手打ちそば 花もも
●住所…京都市中京区昆布屋町398(Google マップ
●TEL…075-212-7787
●定休日…月曜日および第4日曜日(月曜日が祝日の場合は営業
●備考…禁煙
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