媽媽菜館 六花
京都外大前店
白川通と北大路通の丁字路(白川通北大路)を南へ300mほど行ったところにあった「TAI-WAN FOOD BAR 六花」が閉店されました。すぐ側に京都芸術大学(旧名:京都造形芸術大学)があり、京都大学などからも近かったため、多くの学生が悲嘆にくれていることでしょう。しかし「TAI-WAN FOOD BAR 六花」の閉店と前後して2020年(令和2年)4月、京都外国語大学のすぐ近くに「媽媽菜館 六花 京都外大前店(まーまーさいかん りっか きょうとがいだいまえてん)」がオープン。京都外国語大学や京都光華女子大学などの学生には朗報だったのではないでしょうか。スタイリッシュな店内とリーズナブルな価格設定で、お手軽に台湾料理をはじめとする中華料理をいただける良店なだけに、ランチやディナーなどで学生でも利用しやすいお店だと思います。もともとの2号店だった「媽媽菜館 六花 三条烏丸店」は現在も営業されていますが、今回は「京都外大前店」をREPORTしてみました。

四条通と葛野大路通の交差点(四条葛野大路)を南へ60mほど行ったところにあり、四条通を挟んだ北向かいには京都外国語大学があります。嵐電「山ノ内駅」から徒歩10分ほどと、電車やバスなどの公共交通機関でも便利な立地。もちろん学生だけでなく、大型ショッピングセンター「京都ファミリー」が近いこともあり、ファミリー層やビジネスパーソンにも人気のお店です。以前からお店の前は通っていましたので、すぐにREPORTしようと思ってはいたものの、以前「TAI-WAN FOOD BAR 六花」をREPORTした際と同様、こちらの冷やし中華を試してみようとタイミングをうかがっていました。店頭のメニューなどを確認していると、新店「百万遍店」の告知を発見。2020年(令和2年)9月1日、京都市左京区吉田泉殿町4-9にてオープンされるそうで、現在「肉バル SHOW’S 百万遍店」が営業されている場所となります。京都大学や京都芸術大学から徒歩圏内ですので、悲しみに暮れていた学生もひと安心ですね。時刻は12:20、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

8月31日までの夏季限定メニュー「冷麺」のPOPが目をひきます。「冷麺」は「よだれ鶏冷麺」¥858と「海鮮冷麺」¥1,188の2種類。さらに「よだれ鶏冷麺」に「とりの唐揚げ(3ヶ)」または「イベリコ豚餃子(6ヶ)」、ごはんが無料でつく「冷麺定食」がプラス¥172(海鮮冷麺の定食はプラス¥142)というお得価格となっています。これはもう「冷麺定食」でキマリでしょう。もちろん無料のごはんもいただきます。麺+飯は卒業だとか何だとか言ってましたが、ランチに限り復活させることに決めました。どうせ水を飲んでも太る特異体質ですので、今さら飯を抜こうがカンケーありません。と、ヤケクソ気味なメンタルで店内へ向かいます。


新しいお店だけあって店内は清潔感にあふれていてスタイリッシュな雰囲気です。高級感もあり、グループでの利用にも便利ではないでしょうか。宴会やコンパなどにもピッタリで、新型コロナウイルス対策も万全。女性スタッフも多く、女性も入りやすいように感じました。こちらは以前、京都でも有名なラーメンチェーン「珍遊 葛野大路四条店」だった場所で、その居抜き店舗ながら内装はしっかりとリフォームされています。では改めてメニューを確認してみましょう。



一品料理もあるのですが、2名テーブル席に座ってしまったため、定食やセットのメニュー表しか撮影できませんでした。「スペアリブ黒酢スブタセット」¥1,580は、以前REPORTした「フランス三元豚 スペアリブの黒酢スブタ」の定食版です。本格的な一品料理の定食もあれば、大衆中華店のような手軽なセットメニューもあり、「TAI-WAN FOOD BAR 六花」時代以上に、バラエティに富んだメニュー構成となっています。ご家族連れのお客さんは台湾の名物料理「魯肉飯」などを注文されていて、昼間でも一品料理を注文することができます。管理人は当然「冷麺」なのですが、前回のREPORTが「野菜たっぷり 六花冷麺」という「よだれ鶏冷麺」に近いものであったため、今回は「海鮮冷麺」と「とりの唐揚げ(3ヶ)」、ごはん(無料)の「冷麺定食(海鮮冷麺)」¥1,330を注文してみました。

「冷麺定食(海鮮冷麺)」が到着。エビ、イカ、アサリの海鮮に加え、ロースハム、キュウリ、錦糸玉子、レタス、トマトと具がゴージャスな「海鮮冷麺」に、デカめな「とりの唐揚げ(3ヶ)」とボリュームも満点。さらにごはんは雑穀米で健康に配慮されているのも高ポイントです。「海鮮冷麺」は酢醤油ベースのタレとマヨネーズが添えられています。冷やし中華でマヨネーズがデフォなお店はたまに見かけますが、個人的には不要だとは思うものの、レタスなどの葉物野菜多めのサラダ感覚でいただく冷やし中華ならドレッシング代わりにもなり効果的かも知れません。まずは麺からいただきましょう。

麺は細めの中華麺で、酸味控えめな酢醤油ベースのタレともよく合います。最近の中華料理店としては珍しく、氷が仕込まれているのも特徴。こちらの「海鮮冷麺」のポイントは、やはり海鮮を中心として具の豊富さでしょうか。エビ、イカ、アサリの味わいとロースハムや錦糸玉子の旨味、各種野菜の爽やかさを存分に楽しめます。自宅でも再現できそうな冷やし中華ではあるものの、実際に作るとなるとコスト的に労力的にも難しく面倒です。単身者や2名家族ぐらいであれば、余程の料理好きでもない限り、こちらで食べた方が結局はお得だと感じました。

「とりの唐揚げ(3ヶ)」も素晴らしい仕上がりです。鶏の唐揚げはモモ肉に限る、と断言できるほど濃厚なおいしさ。軽く中華風のスパイスも振られていて、揚げ加減も完璧。プロの唐揚げを存分に味わえます。無料の雑穀米との相性も抜群で、もちろんビールのお供としても最適でしょう。リーズナブルな価格でおいしい中華を手軽に味わえるお店です。近くまでお越しの際には、ぜひこちらで本格台湾料理やカジュアル中華料理を、お腹いっぱいお召しあがりください。
[2020年7月12日訪問]
媽媽菜館 六花 京都外大前店
●住所…京都市右京区西院東貝川町30(Google マップ)
●TEL…075-313-0818
●定休日…不定休
●備考①…「よだれ鶏冷麺」「海鮮冷麺」は8月31日までの夏季限定
●備考②…禁煙
●ホームページ…なし
※詳細はRetty「媽媽菜館 六花 京都外大前店」で検索してください。
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