ラーメンもサイドメニューも抜群の有名ラーメン店

中華編
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京都千丸 しゃかりき 本店

そろそろ冬を予感させる寒さが京都市内でも感じられるようになりました。特に朝や夜は冷えることが多くなり、もう暖房を入れている方も少なくないようです。管理人は最近、儲からない仕事ばかりが増えてきて、連日22時以降の帰宅が続いています。そうなると問題なのが夕食。昨今のコロナ渦で時短営業の飲食店が増えていることもあり、22時以降に営業しているお店を探すのは結構大変だったりします。そんな寒い時期に夜遅めの食事を取れるのが居酒屋やラーメン店で、特に管理人のような飲まないお一人様にとってラーメン店は、気軽に入れるのがうれしい。ただ、ランチならともかく、夕食がラーメンだけ、というのは個人的には少しさびしく感じるのも事実です。できればおいしいサイドメニューも注文したい。夜に食べ過ぎぃ!ののしられようが、50年近く人生を頑張ってきた中年が、夜ご飯にラーメン1杯のみというのは、あまりにもわびしい。そこで今回はラーメンだけでなくサイドメニューにも定評がある、京都の有名ラーメン店をREPORTしてみました。

丸太町通千本通の交差点(千本丸太町)を西へ50mほど行ったところにある「京都千丸 しゃかりき 本店(きょうとせんまる しゃかりき ほんてん)」。京都市内に4店舗を展開する人気ラーメン店で、以前REPORTした一乗寺ラーメン街道にある「びし屋(2020年11月11日現在、休業中)も、しゃかりきグループの1軒です。ラーメンにあまり興味がない管理人でも何度か訪問したことがあるお店で、常に混雑しています。以前は深夜0:30まで営業されていましたが、現在は22:45までと時短営業を実施中。それでも他の飲食店に比べれば、夜遅くまで頑張って営業されているように思います。訪問したのは平日の22:15と営業終了時刻ギリギリだったにも関わらず、ほぼ満席の盛況ぶりでした。幸いカウンター席が1席空いているのを店頭から確認できましたので入店します。

カウンター席がメインで、奥に4名テーブル席1組がある店内。お一人様こそ入りやすいお店です。さすがは夜遅くのラーメン店だけあって、お客さんのほとんどは男性客。そもそも寝る前にラーメンを食べる行為こそ、女性は敬遠しがちなのではないでしょうか。管理人も夕食だから利用するのであって、飲んだ後の〆や夕食後の夜食にラーメンを食べるのはかなりの勇気が必要な行動です。しかし男性の多くは平気なのでしょうか、皆さんラーメンやツマミ、何ならご飯物までモリモリと食べています。管理人はあくまで夕食での利用ですので、ラーメンだけではお店にも申し訳ない気分になり、仕方なくサイドメニューも注文するのです。…と、ここまでしつこく言い訳じみたことを書かないことには、夜にラーメン&サイドメニューは食べられません。気を取り直してメニューを確認してみましょう。

原付で移動していたため身体もすっかり冷えて、「豚骨・煮干のWスープ 汁そば」から選びます。管理人が編み出した“何を選んでいいか迷う場合は全部盛り”の法則から、「特製ラーメン(味玉チャーシューメン)(並)」¥840をチョイス。スープも選べるとのことでしたので、お店の方から“あっさり系ですよ”と教えられた「B 豚骨スープ+鶏・煮干しスープ多め」にしていただきました。本当はこれだけで十分なのですが、やはり気になるのはサイドメニューです。御飯付きの「定食各種」¥320の中から「唐揚げ(2個)」や「餃子(4個)」も捨てがたいものの、やはり個人的にはこちらの「角煮」を食べていただきたいと思い、今回は「角煮定食」を注文してみました。ちなみに単品の「角煮」¥260も用意されていて、飲む方のツマミにもピッタリですね。

「特製ラーメン(味玉チャーシューメン)(並)」と「角煮定食」が到着。こんなの夜に食べるのは男子学生しかいません。肉・麺・飯の悪魔奇跡の三重奏です。たまにはいいでしょ、たまには。ものスゴい罪悪感に襲われつつ、どうにか正当化しようと考えますがムリ。アラフィフの夕食とは思えませんが、注文してしまったものは仕方がありませんので、せめておいしくいただきましょう。

スープは豚骨に鶏白湯、そして煮干しの風味が香る複雑で重層的な味わいです。見た目はドロドロしていますが、意外とサラサラとしていて飲みやすい。“いいダシを飲んでいる”感覚で、身体も温まります。アッサリとは言えませんが、管理人にとってはちょうどいい濃厚さで、特に煮干しが強調されていて秀逸。豚骨と鶏白湯のおかげで煮干しのクセが軽減されていて、それぞれの旨味だけを存分に楽しむことができます。

麺はコシがある細めの中華麺で、スルスルと食べられます。スープとの相性も抜群です。麺の味わいも喉越しも完璧で、やはりこちらも京都ラーメンであることがわかります。

ローストポークのような食感のチャーシュー、ゴンブトなメンマもおいしい。そしてやはり鍵になるのはスープのチカラではないでしょうか。スープに浸すことにより、チャーシューやメンマといった具材が旨味を高めています。ラーメン1杯にかけられている尋常ではない工夫や情熱を感じられ、京都でラーメン文化が開花している理由がわかるような気がしました。

そしてトロットロな角煮です。タレが真っ黒で塩っぱそうに思えますが、実はそれほど塩味は感じられず、たまりのような甘みが豚肉の旨味を引き立てています。これは白ご飯に最高でしょう。豚の角煮の1つの極致と言えるほどのクオリティではないでしょうか。管理人も昔、自宅で豚の角煮をさんざん作っていた時期があるのですが、このレベルにはとても到達できませんでした。この角煮だけでもぜひ食べていただきたいと思います。京都で夜遅くに、おいしいラーメンやサイドメニューを食べたい方は、ぜひ千本丸太町まで足を伸ばして、こちらまでお立ち寄りください。ただしちょっと並ばないといけないかも知れませんので、ご注意を。

[2020年11月10日訪問]

京都千丸 しゃかりき 本店
●住所…京都市中京区聚楽廻東町3-9(Google マップ
●TEL…075-813-5198
●定休日…水曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…ホームページ/twitter

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