【醍醐編・後編】ハイレベルなケーキ店・カフェ

喫茶店・カフェ編
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パイ&カステ~ラ 山崎屋

キッチンかりんや」を訪問した際、どうせ醍醐まで来たのなら他の飲食店もチェックしておこうと企んでいました。もちろん「キッチンかりんや」でのランチでお腹いっぱいだったため、ランチのハシゴはできませんが、他にどんな飲食店があるかを自分の目で確認しておき、またいずれ訪問しようと考えていた訳です。そんなお店の中で、気になったカフェがあります。

京都府道117号小野山科停車場線京都府道・滋賀県道782号醍醐大津線の交差点(醍醐高畑)を南へ400mほど行ったところにある「パイ&カステ~ラ 山崎屋(ぱい&かすて~ら やまざきや)」。地下鉄「醍醐駅」から徒歩5分程度の場所にあります。ケーキ販売店とカフェスペースを併設されていて、ランチやディナーも充実してそうな、かなり気になるお店です。14:20にお店の前までやってきて、コーヒーだけでも飲んでみようかな?とREPORTする気もなくフラリと入店してみました。

かなりゴージャスな店内です。貴婦人たちの社交場のようなカフェ。お客さんは女性ばかりで少し場違いなような気がしないではないものの、笑顔で丁寧な接客の店員さんに安心して着席します。お客さんは地元のマダムグループといった感じ。別のテーブルでは若いお父さん・お母さんとお子さん2名のファミリーがランチを愉しまれています。妬ましい。管理人が若い頃に思い描いていた理想のファミリー像です。何をどう間違ったのか、なぜこんなヘッポコ人生なのか、と自問自答しそうになったものの、ここはカフェ。悩み始めるとおそらく閉店時刻まで席を占領してしまいますので、コーヒーだけ飲んでサッサと退散しようとメニューを確認します。

食事メニューも豊富で次の機会にランチかディナーをするとして、お腹がいっぱいにも関わらず「ケーキセット」¥1,150が気になり過ぎです。複数のケーキがいただけるセットや「ケーキバイキング」¥2,800などは腹具合的にムリとしても、ケーキ1つぐらいならイケるのではないか?今日の夜を抜く覚悟があれば(抜くとは言ってない)ケーキ1つぐらい食べても問題ないのでは?と悪魔の囁きが聞こえてきます。おそらく幻聴ですが。こちらは店舗の入ったところにケーキのショーケースがスラリと並んでいるケーキ店でもある訳ですから、とりあえずケーキを食べてみようと悪魔の囁き(幻聴)に全乗っかりして「ケーキセット」を注文。すると店員さんから“あちらのショーケースのケーキからお選びください”と言われたため、ウキウキしながらショーケースへ向かいます。

メチャクチャおいしそうなケーキが並んでいるではありませんか!この中から1つを選ぶのはかなりの難問です。ホールケーキを選ぶことができればハナシは早そうな気もしましたが、多分お店の方につまみ出されます。ショーケースをさんざんガン見しつつ、一番ワケがわからなそうな「彩片混合の立方体(モザイクのキュービック)」を選んでみました。

「ケーキセット(彩片混合の立方体とホットコーヒー)」が到着。思った以上のサイズ感に驚きます。こちらでは生ケーキに50ccのソースをかけていただくのがデフォルトだそうです。ソースはミルク、カスタード、ブルーベリー、イチゴの4種類がフランス料理のように美しくかけられています。ナルホド、おそらくですが、フランス料理のコースの〆にいただくデザートのスタイルを意識されているのでしょう。以前、とあるフレンチのシェフに聞いた話として、ケーキ屋さんのケーキは保存を重視するため、フランス料理店のデザートよりおいしい訳がない、とかなり乱暴な意見を述べられていました。まぁ、実は当たらずとも遠からずな部分はあり、ケーキ店は持ち帰ることを前提にケーキを作るため、例えばソースを添えるのが難しかったり、半液体状のピューレなどは使いづらかったりもします。つまりケーキ店のケーキはフランス料理店のデザートと比べ調理に制約があり、味や食感のバリエーションが少ない面は否定できません。以前REPORTした「童夢」でもケーキの小売りはやめて、より本格的なフランスのデザートを追究されています。こちらではケーキの小売りをされながら、よりおいしいケーキの提供に努力されていると感じました。ちなみにケーキをテイクアウトする場合、ソースは別容器に入れて添えられています。このような工夫と努力が、醍醐マダムに人気の秘密なのでしょう。では早速いただきます。

ただただおいしい。ケーキ自体にもさまざまなおいしさが口の中で弾け、ソースが全体をまとめています。本音を言うと、こんなに複雑なケーキを選ぶんじゃなかった…書きにくいわ!心の声がダダ漏れですが、とにかくおいしい。多分、このケーキのおいしさは、生クリームのクオリティもあると感じます。抹茶やマロンなどの素材の良さはもちろん、ケーキ全体を覆う生クリームの確かな味が、管理人のヘタクソな文章力では表現できないおいしさのキモとなっているのでしょう。スポンジも生クリームもソースも、ちょうどいい甘さなのも特筆に値します。ホットコーヒーも本格的な味わいで申し分ありません。しかもアルミのポットも用意され、3杯分のコーヒーを楽しむことができる完璧さ。これほどのクオリティの「ケーキセット」であればREPORTしない訳にはいきませんので、急遽撮影をしました。今の紅葉シーズンや桜の時期、醍醐エリアへ行かれる方は観光客だけでなく京都の方も多いと思います。醍醐に来られた方は、こちらでゆったりと贅沢なティータイムを過ごされてみてはいかがでしょうか。管理人は人が少なそうな時期を狙って、今度はランチかディナーで訪問したいと考えています。

[2020年11月14日訪問]

パイ&カステ~ラ 山崎屋
●住所…京都市伏見区醍醐池田町8-5(Google マップ
●TEL…075-573-1628
●定休日…なし
●備考…禁煙(?)
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