本格洋食にうなる路地裏の隠れ家ハンバーグ食堂

洋食編
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河村食堂

“隠れ家のようなお店”という表現があります。漫画やドラマなどでもたびたび登場する飲食店で、クネクネと曲がる細い路地を進むと1軒の飲食店があり、味も雰囲気も絶品。また来ようと帰宅し、後日友人を誘って向かうも行き道がわからず、友人から夢でも見たんじゃない?と呆れられるという感じのよくあるストーリーです。キツネかタヌキにでも化かされたような気持ちになるのですが、皆さんはこういう経験はないでしょうか。管理人はあります。しかも何軒も。しかし最近ではインターネットの普及により、場所を簡単に特定することができるようになりました。今回はそんな覚えるのがなかなか難しい“隠れ家のようなお店”をREPORTしてみましょう。堀川通今出川通の交差点(堀川今出川)を南へ150mほど行き、元誓願寺通を東へ200m、小川通を南へ30mほど行ったところにこんな看板が目に飛び込んできます。

住宅街に突如として現れる「河村食堂(かわむらしょくどう)」の青い看板。こちらはハンバーグを中心とした本格洋食をいただけるお店で、洋食好きの間では人気のお店です。ただ、かなり細い公道なのか私道なのかよくわからない道を通ることになり、管理人のようなぽっちゃり方向音痴には難易度高め。訪問される際は土地勘のある人を除き、必ずGoogle マップで現在地を確認しながら向かってください。この青い看板が見つかれば後は大丈夫です。まずは看板の場所に設置されているメニューを確認してみましょう。

現在、店内飲食はランチタイムのみで14:45ラストオーダーとなっています。テイクアウトは19:30ラストオーダーですので、夜は持ち帰って自宅や宿泊先でお楽しみください。時刻は13:30、さらに細いどう考えても私道の路地を東へ進みます。

青いドアが印象的なお店に到着。これまで数多の洋食好きがこちらをめざし、夢なかばに行き倒れていましたが、今回はどうにか辿り着くことができました。本来、こういうお店は立地上の問題もあり、はやりません。が、しかし。こんなわかりにくい場所にも関わらず、人気の洋食店として繁盛している奇跡のようなお店なのです。では改めて店頭のメニューに目をとおしておきましょう。

こちらはハンバーグとともにオムライスも人気で、女性客の半数はオムライスを注文されているようです。管理人は今回こそスンナリと辿り着けたものの、次回は迷いに迷って道端で身元不明遺体となり果てる可能性もあるため、こちらでは常に最後の食事という緊張感をもって臨みます。そこで「ハンバーグランチ」の中でも最高級グレードである「河村食堂のデラックスプレート」¥1,650をチョイス。デミグラスソース目玉のせハンバーグにジャンボエビフライとからあげが付く、贅沢極まりないランチで有終の美を飾ろうと思います。イヤ、まだ死にませんけど。早速、店内へ入ってみましょう。

入口手前がカウンター席であいにく満席でした。愛想のいい奥様でしょうか、女性スタッフに案内されたのが奥の1つしかない4名テーブル席。隣の2名テーブル席は若いカップルが座っていたせいで、誠に申し訳なく思いながら1つしかない4名テーブル席にひとりで着席します。あぁ…一刻も早く帰りたい。ただ、もう新規のお客さんが来られる様子もなかったため、隣の若いカップルが早く帰るように念を送りながら「河村食堂のデラックスプレート」注文。“少し時間がかかりますがよろしいですか?”と先ほどの店員さんに確認され、逆に好都合“大丈夫です”と応え、再び念を送り続けます。ちなみにカップルの男女とも「ふわふわ卵のデミグラスオムライス」S:¥1,100・M:¥1,350を食べながら“ヤバい!ウマい!”を連発していました。それを聞いてさらに念を強め、ようやく退店するタイミングで「河村食堂のデラックスプレート」が到着。

“デラックスプレート”の名にふさわしいゴージャスな洋定食です。ご飯は値段が変わらず小盛り・中盛り・大盛りから選べる親切設計。管理人はもちろん常にダイエットを心がけていますので小盛りとしています。小盛りの炊きたてご飯を眺めながら“大盛りにすればヨカッタ…”とは1ミリも考えない、血の涙を流しながら努力する姿勢を全世界の人々にお伝えしたい。もうそろそろ情熱大陸に出演できてもおかしくないと思うのですがいかがでしょうか。まずはジャンボエビフライからいただきます。

“エビフライは大きければ大きいほどおいしい”という名言を今、思いつきました。人差し指ぐらいのサイズのエビフライでもおいしいのに、3本指サイズのエビフライがまずい訳ないのです。自家製でしょうか、タルタルソースとの相性も抜群。エビの旨味や甘みを存分に堪能できる、この1本で十分に満足なエビフライだと感じました。

付け合せのサラダもタダのサラダではありません。ドライトマトはイタリアンの付け合せでもお馴染みの一品で、トマトの濃厚なコクと甘みを味わえます。タマネギの蒸し煮でしょうか、こちらも余計な水分が飛ばされ、タマネギの味が凝縮された一品。普段、縁の下の力持ち的な存在のタマネギがこんなに甘くておいしいと改めて認識できるほどの、立派な主役となっています。

からあげはハーブの風味が香る鶏の唐揚げで、サクサクとしたコロモと揚げ加減が心地いいおいしさです。下味もしっかりめに付けられていて、ご飯にもビールにも最高でしょう。鶏モモ肉の旨味を楽しめる、中華料理店の唐揚げにも引けを取らないおいしさだと感じました。

そしてハンバーグです。こちらの外観や内装、付け合せなどからイタリアン出身の方のお店かな?と思っていたのですが、このデミグラスソースは凄い。昭和の老舗洋食店にも匹敵する濃厚で丁寧に作られたデミグラスソースです。目玉焼きを添える意味があるデミグラスソースで、この苦味とコク、重層的な旨味がたまりません。カジュアルな味のデミグラスソースもおいしいのですが、管理人的にはやはりこの昔ながらのデミグラスソースが好みです。このデミグラスソースでビーフシチューやタンシチューを作っていただけないか、と本気で直談判しそうになりました。ハンバーグも肉汁たっぷりの手こねで申し分ありません。イタリアン出身なのか、それともどこかの老舗洋食店で修行を積まれたのかはわかりませんが、どちらにせよ手軽な価格ではありながら、気軽に食べていいシロモノではないような気がしました。昭和の時代に花開いた本物の洋食を、令和の時代に路地裏で堪能することができます。皆さんもぜひGoogle マップを見ながら、普通ではまず巡り会えない洋食を試してみられてはいかがでしょうか。“ヤバい!ウマい!”を連発しても許せるおいしさですよ。

[2020年11月28日訪問]

河村食堂
●住所…京都市上京区靭屋町499-23(Google マップ
●TEL…075-200-5578
●定休日…日曜日および不定休
●備考…禁煙
●ホームページ…facebook/twitter/ameblo

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