高コスパで本格派の味を楽しめる西院の鉄板焼店

洋食編
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鉄板食堂BARREL(バレル)

今ではほとんどの人がスマホを持ち、SNSを活用しています。管理人のように機械オンチで“知らない人とつながる=犯罪に巻き込まれる”といったネガティブなイメージを抱いている時代遅れの人間であっても、SNSはもはや無視できない存在です。当ブログでも一応、Twitterで更新情報などを発信してはいるのですが、フォロワー数は261(2022年6月現在)という過疎っぷり。Twitterは全世界で利用されているSNSサービスであり、ユーザー数は3億3,000万人(2019年3月時点)で、単純計算でも0.000079%のユーザーにしかフォローされていない超希少なTwitterです。数が小さ過ぎて管理人自体もピンときていないのですが、要するに10万人に8人もいない計算で、当ブログのTwitterをフォローしている人は宝くじで100万円当たるレベルに強運の持ち主と言えるでしょう。もっとも、当ブログのTwitterをフォローしたところで1円の得にもならないのですが。そんなレア中にレアなTwitterをフォローしている人の中には飲食店もわずかながら含まれており、せっかくのフォロワーさんですので、なるべく訪問しようと思ってはいるものの、遅きこと亀の如しな管理人のため、なかなか伺うことができていません。そんな中、先日REPORTした「市乃家」へ伺った際、西向かいにある飲食店がフォローしてくださっていたと知って今回、訪問してみることに。

四条通西大路通の交差点(西大路四条)を西へ80mほど行き、佐井東通(野寺小路)を北へ170mほど行ったところにある創作鉄板焼きレストラン「鉄板食堂BARREL(てっぱんしょくどう ばれる)」。飲食店激戦区として知られる西院エリアで2018年(平成30年)1月に開業されたお店です。“鉄板焼店”あくまで管理人のイメージですが、一流ホテルなどお金持ちしか立ち入れない場所で松阪牛やアワビ、伊勢海老などの高級食材をシェフが惜しげもなく鉄板で焼きながらステンレスのヘラでカン!カン!と音を鳴らしている、管理人には一生縁がないテレビ番組でしかお目にかかれない超高級飲食店です。しかし、こちらは一般的なビジネスパーソンはもちろん、学生も利用できるリーズナブルな鉄板焼店なんだとか。飲食店が乱立している西院エリアで営業するには、お客さんからコスパの高さが求められるのでしょう。こちらのランチは11:30〜ラストオーダー14時となっています。時刻は13:15、早速店内へ入ってみましょう。

4名テーブル席2卓とカウンター席のコンパクトな店内です。シンプルかつカジュアルな内装デザインで清潔感もあり、老若男女を問わず気軽に利用できそうな雰囲気。西院エリアに数ある飲食店の中でも穴場的なお店と言えます。まずはランチメニューから確認してみましょう。

「ハンバーグランチ(180g)」¥1,000と「スパイスカレーランチ」¥1,000を主軸に、さまざまなバリエーションやトッピングが用意されています。サラっと記載されていますが、180gのハンバーグは飲食店ではかなり大きめサイズなのもうれしい。¥1,000なら満足間違いナシではないでしょうか。スパイスカレーも暑い時期にはピッタリで、さらにハンバーグをプラスした「ハンバーグのせスパイスカレーランチ」¥1,500といった暴挙欲張りメニューも気になります。ただ今回は、最近カレーをREPORTしたばかりですのでハンバーグに決めました。洋食好きなら見逃すことはできない「デミ煮牛すじとハンバーグランチ」¥1,350を注文。注文後、何とマスター自らペタペタとハンバーグのタネを作られる本格派です。でき上がるまでディナーのメニューも拝見いたしましょう。

かなり本格的で上質そうな食材を使われた鉄板焼を、手頃な価格でいただけそうだと思いました。「おまかせコース」も¥3,500〜用意されていて、カップルやグループでの会食、飲み会でも安心できそうです。特に飲む人にとってはアルコール類も居酒屋なみに充実していて使い勝手も良さそう。まだアルコールを嗜んでいた若かりし頃に思い馳せながら、“本日のおすすめの肉料理には赤ワイン、岩ガキならやっぱり日本酒かな…デュフフ”などと妄想していると、「デミ煮牛すじとハンバーグランチ」が到着しました。

ビジュアルだけで本物の洋食だとわかります。えぇ、管理人レベルのくいしんぼになるとタダモノではないとわかるのです。まず付け合せはシーザーサラダ風でクルトンが入っています。ニンジンはビネガーで漬けたマリネ。ポテトはポテトサラダではなくマッシュポテトとなっていて、フレンチのエスプリが感じられる副菜です。メインのデミ煮牛すじとハンバーグは重厚そうなデミグラスソースの色合いで、絶対においしいと確信できました。はい、食べなくてもわかるのです。管理人レベルのいやしんぼになると(以下略)。では確実な勝利の味をお届けいたしましょう。

肉厚のハンバーグはフワッフワで肉汁の量がモノスゴイことになっています。一般的な精肉店などで売られている合挽きミンチをどう焼こうが、こんな汁ダクにはなりません。もちろん肉厚だからといっても、中までしっかりと火がとおっていてアツアツです。梅雨の時期は取り分け食中毒に注意が必要で、特にハンバーグの生焼けはご法度。一部の店舗では生焼け風のレアなハンバーグを提供されてはいるものの、肉を厳密かつ厳格に管理されている確証がない限り、管理人は食べません。そもそも生焼けのハンバーグがおいしいとも思えません。こちらのハンバーグのように中まで火がとおっているからこそ肉汁も生まれ、口の中で洪水のような旨味が楽しめると考えています。濃厚で深みのあるデミグラスソースとの相性も抜群で、ご飯のお供にも最高の逸品だと感じました。

デミ煮牛すじも牛すじがトロットロで上質なビーフシチューをいただいている味わいです。牛すじの赤身肉と脂肪、コラーゲンがちょうどいいバランスとなっていて、肉質の良さも堪能できます。普段なら暑い時期にシチューなどの煮込み料理はまずいただきませんが、こちらの「デミ煮牛すじ」なら毎日でも食べたい。何ならこちらから「デミ煮牛すじ」を仕入れさせていただき、管理人はパスタだけ茹でて“デミ煮牛すじパスタ”として売れば、すぐにでも繁盛店になる自信があります。デミ煮牛すじパスタ屋としての将来は保証されたも同然です。まぁ、飲食店を経営する気力も体力も能力もないため諦めますが、洋食好きならぜひ味わっていただきたいと思いました。¥1,000前後の気軽な価格で想像以上の味のランチを堪能できるお店です。ディナーも間違いないと思いますので、西院エリアにお越しの際にはこちらの料理をご賞味されてみてはいかがでしょうか。

[2022年6月22日訪問]

鉄板食堂BARREL(バレル)
●住所…京都市右京区西院西淳和院町10(Google マップ
●TEL…075-950-3021
●定休日…土曜日(ディナーは営業)および日曜日
●備考…禁煙
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