ほっとカフェ kanon 〜花音〜
京都市内でも暑い日が続いています。曇り空や雨模様で最高気温自体は30℃を超えたぐらいですが、やたらと蒸し暑く不快指数は高めです。ただ、最高気温が35℃を超える酷暑日とは異なり、エアコンの冷房や除湿機能は効きやすく、1日の電気代もエアコンをほぼ1日中つけっぱなしの割りに抑えられているのが救いでしょうか。暑いと冷やし中華やざるそば、サンドイッチなどの冷たい食品に頼りがちで、何なら1食をアイスクリームだけで済ませてしまう管理人のようなだらしない食生活だけは送らないように気をつけていただきたい。できれば栄養バランスに優れた定食がベストです。和食でも中華でも洋食でも定食ならリーズナブルですし、ひとり暮らし・ふたり暮らしぐらいまでなら栄養バランスに優れた定食の内容を自炊するより安くつきそう。そこで今回は、ランチタイムにはかなり混み合う京都精華大学近くのカフェで定食をいただこうと、叡電「二軒茶屋駅」方面へと向かいました。
叡電「二軒茶屋駅」から徒歩2分程度の場所にある「ほっとカフェ kanon 〜花音〜(かのん)」。乗用車3台が停められる駐車場もあり、車やバイクでも利用しやすい立地にあります。普段のREPORTなら車やバイクで行きやすいよう、近隣の道路名や交差点名を記載しているのですが、こちらは京都府道40号下鴨静原大原線(鞍馬街道?木野街道?)沿いとしか言いようがありませんでしたので、車やバイクで向かわれる場合はGoogle マップをご確認ください。こちらは数年前にオープンされたカフェで噂には聞いていたものの定休日が土・日・祝日のため、これまで訪問することができませんでした。お昼どきにはランチ目的でかなり混雑する人気店ではあるものの、8:30〜17時の通し営業で遅めのランチにも対応されています。そこで今回は14:15に到着。さすがにランチにもティータイムにも中途半端な時刻で、スムーズに入店できるでしょう。まずは店頭のメニューを確認してみます。
3種類ある月替りの「持ち帰りお弁当」¥550や「ソフトクリームサンデー」¥580が掲出されています。「持ち帰りお弁当」はリーズナブルで、その他料理のテイクアウトにも力を入れておられるようです。この辺りは京都精華大学に近く住宅街ではあるものの、少し北へ行くと自然あふれる里山で、飲食店も決して多いとは言えません。店内飲食だけでなくテイクアウトが可能なのも学生や地元の人にとってありがたいお店でしょう。では店内へ入ってみます。
清潔感があり、カウンター席やテーブル席、個室の座敷まである広々とした店内。14:15だったものの、主婦?グループ2組が食事をされていました。ナルホド、女性にも人気のお店なのもうなずける雰囲気です。とは言えカフェによくある“女性客ばかりでオッサンは入りづらい”感じではありませんのでご安心を。落ち着いたデザインの内装で老若男女を問わずお一人様でも気軽に利用できると思います。それではメニューを確認してみましょう。
午前中はモーニングメニュー、ランチなら多種多様な定食各種や「うな丼(小鉢・味噌汁)」ハーフ¥1,200・ダブル¥1,800、「唐揚げ甘辛丼(味噌汁・漬物)」¥780といった丼メニュー、ティータイムには豊富に用意されているスイーツやドリンク各種など喫茶メニューも充実しています。中でも定食各種は写真からもわかるようにボリューム満点。特筆すべきは「メインが選べるランチ(サラダ・小鉢・ご飯・味噌汁付き)」で、メイン料理2種類を選んで¥950、3種類を選んで¥1,100と、かなりのお値打ち価格になっています。その日の気分に合わせてオカズを選べるので飽きることもありません。今回は「メインが選べるランチ(サラダ・小鉢・ご飯・味噌汁付き)」から「ハンバーグ」と「エビフライ」、「豚肉の生姜焼き」を選んでみました。
「メインが選べるランチ(サラダ・小鉢・ご飯・味噌汁付き)」が到着。モノスゴイ充実度です。喫茶店やカフェのランチとはとても思えません。小鉢も冷奴と春雨サラダの2種類を付けていただけ、メインプレートにはメイン料理の「ハンバーグ」、「エビフライ」、「豚肉の生姜焼き」に加え野菜サラダとポテトフライまで所狭しと盛り込まれています。やはり京都精華大学が近いため、リーズナブルな価格でお腹いっぱいになる定食ボリュームとなっているのでしょう。夏バテ知らずの体力をつけるには、これぐらいはペロリと完食しなければなりません。まずは中サイズが2本の「エビフライ」をいただきます。
カラリと揚げられた「エビフライ」はエビ自体の甘みや旨味も味わえ、甲殻類独特の臭みなどは一切ありません。エビの鮮度の良さとともに揚げ加減も素晴らしく、ご飯のお供だけでなくビールのツマミとしても優秀です。「エビフライ」のクオリティは洋食店レベルであると同時に、この「エビフライ」が2本も付いて¥1,100は十分過ぎるボリュームだと感じました。ランチタイムにお客さんで混雑するのもうなずけます。
「ハンバーグ」も満足できるサイズでふっくらジューシーな仕上がりとなっていて、合挽きミンチの旨味をしっかりと堪能できます。ソースはケチャップとおそらくトンカツソースまたは中濃ソースをベースとした、ご家庭でも馴染み深いハンバーグソースでご飯のオカズにもピッタリ。少し甘めのソースのため、学生や女性にも人気のハンバーグではないでしょうか。付け合せのポテトフライとの相性も抜群です。
「豚肉の生姜焼き」は豚ロース肉の旨味とタマネギの甘み、ショウガの爽やかなスパイシーさが調和されたおいしさ。豚ロース肉は一般的な薄切り肉よりも肉厚で、食べごたえも十分です。仮に「エビフライ」や「ハンバーグ」がなかったとしても豚ショウガ焼き定食として立派に成立するほどのボリューム感もうれしく、¥1,100ながら価格以上に贅沢な洋定食になっていると感心しました。さすがは大学近くの飲食店だけあって、味とコスパを両立されているカフェだと思います。食事だけでなくスイーツやドリンクといった喫茶使いにも便利なお店です。車やバイクなどで岩倉エリアを訪れた場合だけでなく、叡電の駅沿線にある「貴船神社」や「鞍馬寺」などへの観光の際には「二軒茶屋駅」で途中下車をし、こちらで食事や喫茶を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
[2022年7月8訪問]
ほっとカフェ kanon 〜花音〜
●住所…京都市北区上賀茂二軒家町7-8(Google マップ)
●TEL…075-203-8364
●定休日…土曜日・日曜日・祝日
●備考…禁煙
●ホームページ/Instagram/Facebook
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