寿司・割烹 錦平
3月になり、ようやく少し暖かくなってきました。朝晩はまだまだ暖房が必要な気温のうえ、4月上旬ぐらいまでは寒い日もあるでしょうから油断はできませんが、昼間は過ごしやすい暖かさの日が増えるでしょう。ただ、衣替えはちょっと悩ましい時期でもあります。ダウンコートなどの厚手のアウターを片付けた瞬間、急に冷える日になって、薄手のコートでは寒くて耐えられないほど外出がツラく感じることがあるかも知れません。原付に乗る管理人としては、まだまだダウンジャケットが活躍する時期で、衣替えはゴールデンウィークぐらいまで数回に分けてちょっとずつ行っています。衣服の季節感も重要ですが、食事メニューの好みも季節とともに変化するでしょう。冬の自宅での食事は鍋物や煮物がヘビロテになるものの、鍋物や煮物の頻度が下がるとそろそろ春を感じます。管理人の場合は煮魚から刺身など新鮮な魚が恋しくなる時期。そこで今回は、一部のグルメな人から密かに人気の寿司店・割烹へ訪問してみました。
西小路通と五条通の交差点(五条西小路)を北へ230mほど行ったところにある「寿司・割烹 錦平(すし・かっぽう きんぺい)」。こちらはイオンモール京都五条の西裏手にひっそりと佇んでいるお店で、知る人ぞ知る名店として常に繁盛しています。現在の営業時間は11:30〜14時ぐらいの昼のみの営業となっているようです。客層は地元の人やイオンモール京都五条のお客さんなどが中心でしょうか、とにかく昼どきは混雑します。並ぶのがイヤな管理人は開店時の11:30に到着する予定で向かったのですが、途中で電話対応などをしているうちに、到着したのは12時数分前。ヤバい。幸い、店頭で並んでいる人はいらっしゃらなかったので、とにかく急いでお店に入ろうと焦りながら向かいます。
店頭のメニューを確認しておきましょう。定食や丼も用意されていますが、こちらでぜひ食べていただきたいのは「海鮮ちらし」¥1,100(テイクアウトは¥1,050)です。今回はもちろん「海鮮ちらし」をREPORTします。¥1,000ちょっとの価格で“漁師町か!”とツッコんでしまいそうになる鮮魚満載の「海鮮ちらし」は、リーズナブルながら新鮮な魚介類をふんだんにいただける京都市内では貴重な逸品なのです。では店内へ入ってみましょう。
さすがに混雑しているものの、12時になっていないこともあってか、待たずに座ることができました。着席すると続々とお客さんが入って来られてほどなく満席に。カウンター6席と小上がりには4名程度が座れる座敷3卓と、外観の見た目以上に多くのお客さんが収容できます。お一人様のお客さんも多く、カウンター席がありがたいですね。では早速「海鮮ちらし」を注文してみましょう。
「海鮮ちらし」が到着。どうです、この鮮やかなビジュアルのボリューム感。たっぷりのマグロにイカ、ハマチ、タイ、サーモン、エビ、タケノコと具だくさんで¥1,100(テイクアウトは¥1,050)は本当にお値打ちでしょう。マグロの仕入れの関係上、日によってマグロのコンディションは変わるのですが、いつ伺ってもとにかく新鮮なマグロをお腹いっぱいいただけます。本日はすき身のような赤身と赤身と中トロの中間のような小トロがドン!と盛り付けられていました。もうガマンできませんのでいただきましょう。
ウンマイ!マグロの旨味が最高です。しかも新鮮そのもので、当たり前ですが生臭さなどは一切感じられません。酸味と甘味控えめな酢飯との相性も抜群。海鮮丼や海鮮ちらしなどの主役はやはりマグロです。マグロと言えば中トロや大トロばかりがクローズアップされるものの、赤身も濃厚かつ芳醇な味わいで他の魚にはないおいしさがあります。マグロは今や貴重な高級品となりましたが、赤身ならまだ入手しやすいハズですので、こちらの「海鮮ちらし」でマグロの赤身の実力をしっかりとお確かめください。
マグロだけでなく、どの魚介類も新鮮でおいしい。特にハマチやサーモンは脂も乗っていてマグロのトロにも匹敵する味わいです。トビッコが乗せられたエビも堪えられません。そしてタケノコがまたスゴい。薄味に仕上げられたタケノコはまるで刺身のようで、スッキリとした春の味わいです。色鮮やかな海鮮がふんだんに使われた海鮮ちらしや海鮮丼は、春に食べたいメニューではないでしょうか。京都市内有数の規模を誇るショッピングセンターであるイオンモール京都五条などにお越しの際には、ぜひこちらの「海鮮ちらし」などのおいしいランチをご堪能ください。
[2023年3月4日訪問]
寿司・割烹 錦平
●住所…京都市右京区西院追分町4-6(Google マップ)
●TEL…075-314-8555
●定休日…日曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「錦平」でご確認ください。
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