ラーメン キャプテン
当ブログでたびたび表明していますが、管理人はラーメンのREPORTが得意ではありません。ラーメン自体がキライなワケでは決してないものの、これまでの人生でラーメンとそれほど深く付き合ってこなかったため、ラーメンの知識や経験も浅く、“おいし〜べフッ”ぐらいの感想しか書けないのです。とは言え寒くなると食べたくなる料理としてラーメンは必ず脳内候補に挙がります。一般的には少ないかもですが、管理人でも年2〜3回はラーメンを食べるのです。京都市内ではおそらく「天下一品」が火付け役となったドロッドロスープの鶏白湯が主流になりつつあるものの、管理人的に京都ラーメンと言えば鶏ガラ醤油となります。当ブログでも「中華そば ますたに 北白川本店」をはじめ、「いいちょ」「あかつき」などなど、ラーメン好きなら誰もが知るお店をREPORTしていました。そこで今回は秋も深まってきたこともあり久しぶりにラーメン回にしようと、例え当ブログでの不人気ジャンルであろうがそんなものは関係なく、嵐山方面へ向かいました。
丸太町通と天神川通の交差点(双ヶ丘)を西へ2.5kmほど行ったところにある「ラーメン キャプテン」。こちらも昔から営業されているラーメン店です。京北町にも同名のラーメン店があり、ネット情報でウラドリはできていませんが、親戚か親族が経営されているようです。京北町の「キャプテン」は「いのししラーメン」が有名で、今回REPORTする「ラーメン キャプテン」でも確か冬に「いのししラーメン」を提供されていた記憶があるのですが、なにぶん50歳オーバーですので大間違いかも知れません。また、こちらは冷やし中華にも定評があり、実は今夏に訪問しようと考えていたのですが、すっかり忘れていました。なにぶん50歳オーバーですのでご容赦願います。もうこの時期に冷やし中華は食べたくないものの、来夏に覚えていれば、冷やし中華を食べに再訪しようと思います。営業時間は月・火・木・金曜日は11時〜16時、土・日曜日は11時〜21時といずれも通し営業で、遅めのランチにも便利。嵐電「鹿王院駅」やJR「嵯峨嵐山駅」、嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵯峨駅」から徒歩7〜8分程度と交通アクセスも良く、店舗向かいには車が4台停められる専用駐車場があるなど、何かと使い勝手の良いラーメン店です。時刻は14:40、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。
さすがにまだ?「いのししラーメン」は提供されていないようです。実は「いのししラーメン」があればREPORTしようと考えていました。猪肉はボタンや山鯨とも呼ばれ、大昔から貴重なタンパク源として日本人に食されてきた山の恵です。現在ではイノシシを家畜化した豚が圧倒的に食べられているものの、味は別物。個人的な意見ですが、猪肉の脂身は豚肉にはないウットリとするほどの味わいだと思います。ただ、お高い。管理人の自宅近くに猪肉販売の専門店があり、比較的入手しやすい環境ではあるのですが、なにせお高いので、猪肉をしばらくは食べていません。貧乏が憎い。とは言え、いつあるかどうかもわからない「いのししラーメン」をREPORTするのは当ブログの趣旨としては間違いですので、グランドメニューから選ぶべきでしょう。「いのししラーメン」はいずれ、きっと、多分…訪問する京北町の「キャプテン」で改めてREPORTすることとします。今回は「ラーメンセット」の「焼めしセット(焼めし小、キムチor漬物)」¥1,100のラーメンを「チャーシューメン」に変更した¥1,200のセットに決めて、店内へ入ってみました。
カウンター7席と4名テーブル席2卓のラーメン店らしい店内。地元の人から嵐山観光らしき観光客まで、さまざまなお客さんに利用されています。この長居できそうにない丸い椅子が昭和のラーメン店です。管理人のように食べるのが遅い人は混雑しているラーメン店だとプレッシャーを感じてしまい、味がよくわからないままお店を出るハメになるのですが、こちらのように通し営業であれば混雑時を避けて利用できるので本当にありがたい。頑固親父のラーメン店なら管理人は即出禁になるでしょう。まぁ頑固親父のラーメン店に行きたいとはまったく思わないため、これまで頑固親父にキレられることなく生きてきたワケですが。では「ラーメンセット」の「焼めしセット(焼めし小、キムチor漬物)チャーシューメンに変更」を注文したところで、店内のメニューも確認しておきましょう。
シマッタ!注文した後だったのでもう頼めませんが「特製ラーメン」¥1,000がとても気になります。管理人もこちらの「特製ラーメン」を食べたことがありません。実は店頭で「焼めしセット」と「ドライカレーセット」で迷ってしまい、ラーメンはチャーシューメンでいいか、ぐらいの安直な決め方になっていました。飲食系ブログ運営者としては完全に失敗です。もしどなたか、こちらで「特製ラーメン」を食べたことがある人は、ぜひ管理人にどのようなラーメンなのか、ぜひ教えてください。
「ラーメンセット」の「焼めしセット(焼めし小、キムチor漬物)チャーシューメンに変更」が到着。そうそう、コレコレ、この鶏ガラ醤油背脂チャッチャ系が管理人が若かりし頃より馴染み深い京都ラーメンです。管理人が学生時代は鶏ガラ醤油背脂チャッチャ系が最先端のラーメンであり、その頃から「天下一品」の「こってり」(鶏白湯)はあったものの異端扱いでした。今では京都市内で行列ができているラーメン店の多くは鶏白湯ラーメンで、もはや京都ラーメンの代表格となっています。が、管理人は本当に行列とか待つがキライなので、当ブログで鶏白湯ラーメンをREPORTすることはほとんどないでしょう。でも大丈夫。ブログでもYouTubeでも情報サイトでもラーメン情報はあふれかえっているため、京都市内の鶏白湯ラーメンを知りたい人は、こんなテキトーなブログではなく、ちゃんとしたサイトでリサーチしてください。ではラーメンスープからいただきましょう。
安定のおいしさです。こちらは他の鶏ガラ醤油ラーメンの名店と比べて知名度はそれほど高くはないものの、まったく遜色のない味わいではないでしょうか。ただ、多くの名店で採用しているピリ辛はまったくありません。しかし、ピリ辛でない分、スープそのものの味を純粋に楽しめますし、卓上には辛味噌が完備されていますので味変もOK。寒い時期にこそ食べたいラーメンです。
麺は京都らしい細めのストレート麺で、スープや薬味ともよく絡んでします。このツルツルっと食べられる細麺が京都ラーメンの特徴で、うどんであろうが蕎麦であろうが、京都では細いのが主流となります。麺の細さでは博多ラーメンには及びませんが、京都人である管理人にとっては適度な細さなのです。そもそも博多ラーメンの麺って、なぜあんなに固いのでしょうか…などとご当地ラーメンを少しでもディスる発言をすると炎上しそうですのでやめておきます。こちらのラーメンはそこそこにコシと弾力があって普通においしい、食べ飽きない味だと感じました。
チャーシューは脂身少なめでおそらく豚モモ肉を使われているのでしょうか、豚の肉の旨味が濃い。こちらの「チャーシューメン」¥850は「ラーメン(並)」¥750と¥100の差しかないだけあって、かなりの薄切りチャーシューなのですが、それでも豚肉の旨味を存分に堪能できます。肉好きならプラス¥100での「チャーシューメン」が絶対にオススメです。飲む人なら単品の「焼ぶた」¥630もツマミに最適ですので、ぜひお試しください。
「焼めし(小)」はラーメン店らしいガツン!とした、少しジャンクな味わいとなっていて、ラーメンのお供としては最適です。しかもこちらの「焼めし」には大量のチャーシューが混入しています。豚の旨味が濃いチャーシューがたっぷりと入っているのですから、マズいワケがありません。見た目ではあまりわかりませんが、この肉々しい「焼めし」も、ビールに良く合うと思います。飲めない管理人ですが、「ノンアルコールビール」を注文すればヨカッタ…と少し後悔しました。「いのししラーメン」やナゾが深まる「特製ラーメン」を食べることはできませんでしたが、普通の「チャーシューメン」でも十分にお店の実力がわかるクオリティです。嵐山観光のついでにでも気軽に立ち寄られて、一世代前の?京都ラーメンを堪能されてみてはいかがでしょうか。もし「いのししラーメン」が提供されていれば、「チャーシューメン」とは異なる野趣あふれるジビエのおいしさも味わえますのでお試しください。
[2023年10月29日訪問]
ラーメン キャプテン
●住所…京都市右京区嵯峨新宮町45-18(Google マップ)
●TEL…075-881-7740
●定休日…水曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「ラーメンキャプテン」でご確認ください。
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