洋定食 優和
しばらくは週1(月曜日)更新となってしまい、申し訳ございません。京都でなかなか食事できずで一時は更新休止も考えたものの、土曜日か日曜日のどちらかは何とかREPORTできるよう頑張りたいと思い、暫定的ではありますが週1更新とさせていただきます。そんな当ブログ的にはあまり良いことがない年末、街にはクリスマスソングが流れ、街の装飾やイルミネーションなどもきらびやかになり、浮かれ気分の人も多いのでしょう。管理人的には相変わらず金欠にも関わらず仕事だけは忙しかったり、2つのタイヤが同時にパンクして数万円単位のナゾの出費が発生するなどロクなことがなく、ちっとも浮かれ気分ではありません。とは言えいつまでも落ち込んでいては運にもツキにも見放されますので、年末の明るい気分に乗っかりたい思いはあります。もうすぐクリスマスシーズでもあることから、ご馳走を食べる機会も増えるのではないでしょうか。管理人はナゾの出費のおかげで今年の年末年始は緊縮財政なのですが。ただ、節約ばかり意識していても楽しくないので、たまにはご馳走を食べたい。普段は¥1,000前後のコスパに優れたメニューのREPORT多めですが、今回はクリスマスシーズにピッタリの洋食店へと伺いました。
白川通と北大路通の交差点(白川通北大路)を南へ560mほど行き、御蔭通の交差点(北白川別当)を東へ90mほど行ったとろこにある洋食店「洋定食 優和(ゆうわ)」。こちらはもともと白川通今出川/銀閣寺道の、先日当ブログでREPORTした「中華料理 弘源」の北隣にあった「Cafe&Bistro 優和」が先月2023年(令和5年)11月に移転・オープンされたお店です。「Cafe&Bistro 優和」時代から人気店で管理人もREPORTしようと思っていたのですが、並んでいたり売り切れだったりで断念しているうちに移転される情報をキャッチしたため、移転後のお店へ訪問しようと決めていました。この場所は以前、1年ほど営業されていた中華料理店「みんめい」の跡地で、立地的には京都芸術大学に近いこともあり、学生の利用もより増えると思います。昼の営業時間は11時〜ラストオーダー14:30、夜は17:30〜ラストオーダー20:30となっていて、少し遅めのランチでも安心です。カジュアル店ながら本格派の洋食がいただけるお店ですので、お一人様はもちろん、カップルやグループでの会食にもオススメではないでしょうか。時刻は14:10、早速店内へ入ってみましょう。
さすがに昼のラストオーダーギリギリだったためか、お客さんはいらっしゃいませんでした。若いカップルだらけだったら単なる罰ゲームでイヤだな〜と思っていたこともあり、少しは運やツキが上向き気味なのかも知れません。4名テーブル席1卓と2名テーブル席3卓、カウンター5席の店内はビストロ感満載のオシャレな雰囲気で、「Cafe&Bistro 優和」時代のように女性客でごった返す予感です。もちろん男性でも十分満足できる料理ラインナップですので、老若男女を問わず積極的に利用したいお店ではあります。では早速、メニューを確認してみましょう。
う〜ん…メニュー選びに悩みます。洋食のご馳走である「ビフカツセット」(100g:¥1,700・150g:¥2,100)も食べたいし、冬季限定「カキフライセット」¥1,400も魅力的、いろいろ食べられる「選べる3品セット」¥1,800もイイなぁ〜と選び切れません。メニュー1つまともに選べない、ある意味奇跡の50歳オーバーなワケですが、どのメニューもおおむね¥1,000〜¥2,000前後とご馳走としてはリーズナブルな価格設定ではないでしょうか。などとメニューすら選べないクセに別の話題をブッ込むあたりが社会人失格のような気がしないでもありません。わかりました。決めましたよ、「優和セット」¥1,800に。ハンバーグ・有頭エビフライ・特製からあげ・蟹クリームコロッケの4品盛りのセットです。いろいろな味を楽しめ、店名が冠されているメニューに間違いはありません。ランチで¥1,800は確かにちょっと贅沢な気もしますが、ご馳走を食べると考えるなら決して高くはないハズです。ビフカツやカキフライは再訪問していただくこととして、お店の名前にもなっている以上おそらくオススメなのでしょうから、「優和セット」を注文してみました。
「優和セット」が到着。見ただけでもう旨い。ワカメとエノキの味噌汁といい、ダイコンの漬物といい、丁寧に調理されているのがわかります。付け合せも野菜サラダではなく、焼き野菜なのも工夫が感じられて高ポイント。グリルされたキャベツやタマネギ、ズッキーニ、サツマイモなどの根菜類などが本当に甘く、青臭さなど一切なくておいしい。オリーブオイルと塩のドレッシングとの相性も申し分ありません。エビフライが有頭エビなのも最高です。当ブログでは予算や管理人の資質の関係上、有頭エビのエビフライはほとんどREPORTしていませんが、エビフライは有頭エビほど至高なのです。なぜなら、エビのミソもいただけるから。管理人などは頭のついていないエビフライを食べるたびに“余ったエビの頭はお店のまかないになっているに違いない、自分も食べたいのに…”と国家レベルの陰謀論を唱えているほどです。有頭エビフライのエビのミソなんて箸先にほんのチョッピリ付くぐらいなものの、これがおいしい。カレーライスのようにスプーンいっぱいにパクパク食べると気持ち悪くなりと思います。濃厚なエビの旨味や海の風味が絶妙な珍味です。また、特製からあげも洋食店らしからぬニンニク醤油が効いたご飯のオカズに最高な逸品。洋定食の中に1つ醤油味のオカズが入っていると、なぜかホッとします。エビフライもからあげも文句のないおいしさでした。ではハンバーグをいただきましょう。
コロンとした肉汁たっぷりのハンバーグです。ソースはテリヤキ風のステーキソースながら甘さ控えめでご飯のオカズとしても良く合っています。このハンバーグだけでも洋食店の味を堪能できるでしょう。この肉厚さでも中心部までしっかりと火が通っていて、しかも肉汁がたっぷり蓄えられているのが家庭では真似するのが難しいプロの技術です。肉々しさもある食べごたえ抜群のハンバーグを堪能できました。
クリームコロッケも安定のおいしさです。カラリと揚がったクリームコロッケに濃厚でミルキーなベシャメルソース、そして爽やかで旨味の強いトマトソースがベストマッチ。クリームコロッケ好きならぜひ食べていただきたい味となってます。「優和セット」はこの蟹クリームコロッケは1個だけで、食べ終わるが惜しいとさえ感じました。リーズナブルな料金設定のカジュアル店ながら、味は本物の洋食店です。何かと出費がかさむ年末年始でもご馳走は食べたい、そんな人ならぜひこちらでランチやディナーを楽しんでみてはいかがでしょうか。お金持ちなら超高級フレンチでも懐石料理店でもお好きにお行きなさい。アッ、もし連れて行ってくださるのであれば全力で褒め倒させていただきますよ。
[2023年11月26日訪問]
洋定食 優和
●住所…京都市左京区北白川上別当町13-5(Google マップ)
●TEL…075-746-7729
●定休日…水曜日
●タバコ…禁煙
●交通…叡電「元田中駅」または「茶山・京都芸術大学駅」から徒歩15分程度
●専用駐車場…なし
●ホームページ…Instagram
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