本格洋食を気軽に味わえる街の人気店

洋食編
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手作り洋食の店 ぱ*らんて

つい先日、管理人が年に数回は伺っていた昔ながらの洋食店が閉業されました。そろそろ訪問して絶品のタンシチューを食べ、REPORTを書かねばと思っていた矢先のお知らせで、少しブルーな気分になります。平成も残り5ヵ月となり新しい時代が到来することを頭では理解しているのですが、昭和に生まれ昭和・平成に青春時代を過ごした者にとって、当たり前のように通っていたお店がなくなるのは身を切られる思いです。

特に洋食店は減少傾向にあると実感しています。フレンチやイタリアンといった本格的な西洋料理が普及する現在、当然と言えば当然。しかし有名店ではないものの、地元の人々から愛されている洋食店はまだまだ少なくありません。本日12月23日、少し遅めのランチに伺った「手作り洋食の店 ぱ*らんて」も昔ながらの洋食が味わえる街の人気店です。西大路七条の南東角を東へ20mほど歩いたところにあり、現在1階はベトナム料理店「Beto Kitchen」(ベトキッチン)となっていて、その東側の階段を上ります。

入店すると明るく、清潔感のある店内。目の前には最大24名程度が座れるテーブル席が広がります。

有名人も多数来店されているようで、本社が近いワコール女子陸上競技部 スパークエンジェルスに所属されている福士 加代子 選手のサインもありました。

14:15の入店にも関わらず、2名テーブル席2つ以外はお客さんで埋まっています。赤ちゃん連れのご夫妻や若いカップル、年配のご家族連れ、シニア男性のお一人様と、客層は多種多様。そんな老若男女が笑顔で食事されている光景を眺めながら、こういう洋食店が街には絶対必要だと強く感じました。では早速、メニューを見てみましょう。

「ぱ、らんて洋食弁当」¥1,200や「サーロインステーキランチ」各種、「自家製ビーフカレーランチ」各種もおすすめですが、今回は「ぱ、らんてランチ(ライス、サラダ、ミニうどん or みそ汁付き)」¥1,050に決めました。自家製ハンバーグの下記からお好きなものを1点選べるお得なランチセットです。
○海老フライ
○白身魚フライ
○海老クリームコロッケ
○カキフライ
○ホタテ貝柱
○かつおたたき
○ポークフィレ一口カツ

管理人がチョイスしたのは「海老クリームコロッケ」。サラダも別皿でたっぷりとあり、付け合せのカボチャ、レンコン、ポテトフライも丁寧に仕事されています。まずはやはりデミグラスソースが十分にかけられているハンバーグから食べてみましょう。

肉の旨味がしっかりとわかるハンバーグです。そして注目はデミグラスソース。昔ながらの濃いめのデミグラスソースがハンバーグにからみ、正統派の洋食を強く感じることができる逸品です。ミドル世代以上の洋食好きにとっては懐かしい味と言えるのではないでしょうか。軽めのカジュアルなデミグラスソースが主流の洋食店にあって、濃厚で深い味わいのデミグラスソースを提供する洋食店は貴重な存在です。

海老クリームコロッケも丁寧に作られています。たくさんの小エビが入っている他、クリームのオレンジ色はエビのダシ。エビのおいしさを存分に味わえるクリームコロッケです。また、写真ではわかりませんが、コロッケの下にはトマトソースが敷かれています。南仏料理のラタトゥイユにも似た濃厚なトマトソースは、ケチャップとは次元の異なるおいしさ。デミグラスソースとトマトソース2種類のソースで、海老クリームコロッケを楽しむことができました。

こちらのマスターは元ホテルシェフだそうで、洋食の基本がしっかりと押さえられているのも納得です。¥1,000前後で昔ながらの本格洋食をいただける、地元の繁盛店だけのことはあります。JR「西大路駅」または阪急「西院駅」から徒歩10分程度ですので、昭和の本格洋食をお得に味わい方はぜひ一度お越しください。ディナーもランチとほぼ変わらない価格ですので、お一人様はもちろん、ご家族や友人との会食にも気軽に利用できます。

[2018年12月23日訪問]

手作り洋食の店 ぱ*らんて
●住所…京都市下京区西七条南衣田町78-1 オオサカヤビル2F
●TEL…075-322-5708
●定休日…火曜日
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「手作り洋食の店 ぱ・らんて」で検索してください。

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