名曲を聞きながら飲食を愉しめるジャズ喫茶

喫茶店・カフェ編
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COFFEE AND JAZZ SHOP LUSH LIFE

学生の街・京都に、かつては多くの“ジャズ喫茶”があったそうです。さすがに46歳の管理人世代では既に知らない人が多く、一回り以上年上世代の方々が詳しいと思います。しかし、喫茶店のBGMとしてジャズは意外とポピュラーではないでしょうか。管理人がよく行く喫茶店チェーン「上島珈琲店」の店内BGMもジャズ。喫茶店の定番BGMとして昔は有線放送が主流だったように思いますが、ジャズやクラシックもよく流れていたように記憶しています。

ただ、一般的な喫茶店の店内BGMはあくまで雰囲気づくりのためのものであり、“ジャズ喫茶”や“ロックカフェ”などとは思想が異なります。“ジャズ喫茶”や“ロックカフェ”はコーヒーなどの飲み物とともに音楽を楽しむ場。ジャズ好きが集まって音楽を聞いたり、隣の席の人とジャズについて語り合ったりするのがジャズ喫茶の愉しみ方でしょう。管理人はジャズに詳しくなく興味もありませんが、ジャズ自体は喫茶店のBGMとして最適だと考えています。

そんな訳でこれまで5,000回は前を通っている京阪「出町柳駅」から徒歩1分のところにあるジャズ喫茶「LUSH LIFE(ラッシュ ライフ)」に初めて行ってみました。店頭にはテラス席があり、レトロな感じに期待も高まります。

いつ前を通っても常にコーヒーを飲んでいる体が薄い木目調の人は店一番の常連さんのようです。挨拶すべきかどうか迷うところですが、余計なことはせず店内へ向かいます。

カウンター席だけのお店です。壁面にはジャズの名盤がずらり。現在でもレコード盤は健在で、店内にはBGMと呼ぶには大きな音量でジャズが流れています。マスターではなく奥様からメニューを渡されたので早速見てみましょう。

軽食もいただけるようですので、「チキンカレー」¥700と「ホットカフェオーレ」¥550を注文しました。待っている間、普段はスマホで「不思議.net」などを読んでいるのですが、今回はジャズをじっくり聞いてみます。…管理人も年を重ねた証拠でしょうか、ジャズの音色に思わず引き込まれそうになりました。誰の何の曲だかサッパリわかりませんが。

「チキンカレー」が到着、サラダとラッキョ付き。飴色のラッキョは手作りでしょうか。

サラダにはごまドレッシングがかけられ、ポテトサラダも手作り風。喫茶店のサラダとしては十分なクオリティです。そして飴色のラッキョ。ツーンとした風味が少なくまろやかなラッキョで、カレーによく合いそうです。いよいよカレーを食べてみます。

チキンとニンジンが主張する喫茶店のカレーです。意外とスパイシーで、市販のカレールーなら「ハウス ジャワカレー」に近い味わい。爽やかな辛味と濃厚なコクがあり、食も進みます。少し大人な辛さのカレーがジャズの雰囲気にもマッチし、軽食とは言えランチとして十分満足できるボリュームでした。

そして食後の「ホットカフェオーレ」です。

かなり本格的なコーヒーで、ミルクに負けないコーヒーの香り・旨味を味わうことができます。ミルクはホットミルクをミニ泡立て器で泡立てミルクにする凝りよう。スチームミルク風でカフェラテにような丁寧な仕上がりとなっています。これならミルクの膜が表面にできることもなく、見栄えや飲みやすさ的にも高ポイントではないでしょうか。

ジャズ好きはもちろん、ジャズに興味がない人でも気軽に入れるジャズ喫茶だと思います。京阪「出町柳駅」まで来られた方や駅の待ち合わせ場所として、ゆっくりとコーヒーを楽しめるのではないでしょうか。寒くない日はテラス席もおすすめです。京都文化の一端を表現している昔ながらのジャズ喫茶に興味がある方は、ぜひ「LUSH LIFE」で名曲とおいしいコーヒーをお愉しみください。

[2018年12月15日訪問]

COFFEE AND JAZZ SHOP LUSH LIFE
●住所…京都市左京区田中下柳町20
※京阪「出町柳駅」6番出口前タクシー乗り場横
●TEL…090-1909-0199
●定休日…火曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…http://www.lushlife.jp/

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