牡蠣や蟹などの冷たい麺が楽しめるラーメン店

2019冷やし中華
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京都 八の坊

以前REPORTした百万遍にあるステーキ専門店「めきめきのビフテキ」の母体は京都ラーメンの名店「京都 八の坊(きょうと はちのぼう)」です。開業は2015年(平成27年)と今年で5年目を迎えられた新進気鋭のラーメン店ながら、日によっては行列ができるほどの盛況ぶり。特にカプチーノ仕立てのラーメンが名物の他、魚そばなど海鮮系を積極的に活用したラーメンで、他店との差別化を図られています。昨年2018年はタイミングが合わず夏の時期に伺えませんでしたので、今回は7月中に訪問しました。

店頭のメニューを確認し、当初は「冷やしSOBA」¥700といただく予定だったものの、平日夜営業&10食限定の「冷製牡蠣味噌SOBA」¥990を発見。かつて夏の生牡蠣と言えば日本海側を中心とした岩牡蠣が主流で関西ではなかなか食べられませんでしたが、最近では流通や保存技術の向上により、北海道や岩手県などで夏が旬の真牡蠣を生でいただくことができるようになりました。とは言え京都でどこでも簡単に食べられるものではありません。そんな平日夜のみの10食限定冷やし麺に期待し、店内へ入ってみました。

22時営業終了で30分前の21:30に到着。閉店前にも関わらず、近隣の花園大学の学生男女で8割の座席は埋まっていました。カウンター10席程度と2名テーブル席2組のコンパクトな収容数で、カフェのような清潔感のある店内。女子に人気なのもうなずけます。店頭の券売機で購入するシステムとなっており、10食限定が売り切れていないかドキドキしながら券売機を眺めると幸い売り切れてはいませんでしたので、「冷製牡蠣味噌SOBA」の食券を購入しました。

「冷製牡蠣味噌SOBA」が到着と同時に磯の香りに包まれ、オイスターバーにでも来たかのように錯覚してしまいます。具は中ぶりの殻付き生牡蠣が2個と白髪ネギ、メンマ、コーン。そしてスープはしっかりとカプチーノ仕立てで「京都 八の坊」らしい仕上がりとなっていました。まずは麺からいただいてみましょう。

麺は中太の平打ち麺でスープによくからまる仕様です。スープは牡蠣と味噌の風味が香る、冷製の牡蠣味噌鍋のようなおいしさ。とにかく牡蠣が主張する味わいで、牡蠣好きの方なら絶対に満足できるのではないでしょうか。芳醇な磯の香りがダイレクトに楽しめるスープですので、魚介類が得意でない方は避けられた方がいいでしょう。コーンが入っていることもあり、冷製の北海道ラーメンのように感じました。

そして生牡蠣です。おそらく真牡蠣で身はぷっくりとしています。食べるとミルキーで牡蠣の旨味や肝の苦味を存分に味わえる逸品。味噌と乳製品っぽい味がするスープとの相性も抜群です。冬のビストロなどでいただく生牡蠣と遜色のない身の豊かな味わいで、牡蠣の別名「海のミルク」と呼ばれるにふさわしい濃厚なおいしさを堪能することができました。

全体的にフレンチ風の仕上がりとなっている冷やし麺だと思います。「冷製牡蠣味噌SOBA」に関してはかなり大人の味わいですので、牡蠣好きな方にはぜひ食べていただきたい逸品です。また、昼は平日昼&10食限定の「冷製蟹塩SOBA」¥990を提供されており、旬のワタリガニを使ったさっぱりとした魚介ベースのスープの冷やし麺を楽しむこともできます。西大路今出川(円町)の交差点から西へ300mほど行ったところにありますので、お近くまで来られた際にはぜひこの個性的な海鮮冷やし麺をお試しください。

[2019年7月25日訪問]

京都 八の坊
●住所…京都市中京区西ノ京伯楽町22-9
●TEL…非公開
●定休日…水曜日および第三火曜日
●備考①…「冷製牡蠣味噌SOBA」「冷製蟹塩SOBA」「冷やしSOBA」は夏季限定
●備考②…禁煙
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