絶品たっぷりチャーシューに幸せを感じるラーメン店

2019冷やし中華
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元祖らーめん大栄

8月31日、ついに夏の終りを迎えました。そして冷やし中華の季節もまた、収束を迎えようとしています。今年2019冷やし中華はラーメン店を中心にREPORTしましたが、ラーメン店は8月31日で冷やし中華などの冷たい麺の提供を終えられるお店が多いため、当ブログ2019冷やし中華もそろそろ店じまいする予定です。もちろん9月中旬から下旬まで冷やし中華を提供されている飲食店もあるため見つければREPORTしますが、ひと区切りということで今回はラーメン店らしい冷やし中華をいただこうと「元祖らーめん大栄(がんそらーめん だいえい)」に伺いました。

河原町丸太町の交差点を北へ200mほど行ったところにある河原町通沿いにあるお店です。こちらは夜の営業が20時まで、しかもスープやチャーシューが売り切れると早じまいされることもあり、なかなか訪問できませんでした。オープンされて21年、京都市南区にある「大栄ラーメン 本店」の創業者の甥御さんが、2017年に逝去された創業者の味を忠実に再現するべく現在まで営業されているそうです。「食べログ」でも高評価で連日多くのお客さんで賑わっています。時刻は14時、早速店内へ入ってみましょう。

ランチタイムを過ぎても次々にお客さんが入店され、お昼の営業時刻15時までお客さんがいなくなることはなさそうです。グランドメニューについてはホームページで確認できます。こちらの特徴は豚骨醤油と豚骨味噌のラーメンで、一般的な豚骨スープのような濁りや臭みなどがないこと。すっきりとした味わいは大栄ラーメン創業者から受け継がれた秘伝の製法で実現しているのだとか。また、チャーシューに使用されている豚肉は三重県産の「伊賀乃もち豚」と呼ばれるブランド豚で、とろけるような肉の旨味を味わうことができます。今回は9月下旬まで提供予定の夏季限定「冷麺」¥800を注文しました。

チャーシューマシマシを注文した訳ではなく、これがデフォ。伊賀乃もち豚を使ったチャーシューがスープや麺を覆うように盛り付けられています。これまでペラっペラの薄っすーいチャーシュー1枚のみのラーメンにどれだけ多くの人々が嘆き、絶望したことでしょう。そんなチャーシュートラウマをお抱えの方は、ぜひ「元祖らーめん大栄」に行くべきです。この「冷麺」だけでなく、すべての各種ラーメンにたっぷりとチャーシューが乗せられていて、もう“チャーシューをどのタイミングで食べるべきか”などの不安や苦悶から解放されるのは間違いありません。チャーシューをもっと自由に!と絶叫したところで、実際にいただきましょう。

具はたっぷりのチャーシューのほか、青ネギ、錦糸玉子、モヤシ、キュウリ、紅生姜とラーメン店では王道のラインナップ。カラシが添えられているのもうれしい限りです。青ネギは京都人が大好きな九条ネギで青ネギの鮮烈な風味を楽しめます。シャキシャキ&ジューシーなモヤシも高ポイント。全体的に素材の良さと丁寧な仕事が光る1杯だと感じました。そしてチャーシュー。やはりブランド豚だけあって旨味が濃く、脂も口の中でサラリと溶けます。クドさや脂っぽさはまったく感じません。肉の甘みだけを思う存分味わうことができるチャーシューです。麺は細めのストレート麺、スープはラーメンでも使用されている雑味のない上品な豚骨スープに酢醤油ダレをプラスされた、まろやかなコクがありがら酸味がアクセントとなる食べやすいおいしさ。さすがは老舗の貫禄といった、飽きのこない安定感抜群の味を堪能することができました。

「冷麺」だけで十分に満足できるボリュームもあり、ランチタイムなどでは老若男女を問わず、さまざまな人で賑わっています。京都御所に近く京都市役所平安神宮なども徒歩圏内と便利な立地ですので、京都ラーメンを元とした冷やし中華を食べたい方は一度試してみられてはいかがでしょうか。特にチャーシュー好きは絶対に行くべきラーメン店だと断言しておきます。

[2019年8月31日訪問]

元祖らーめん大栄
●住所…京都市上京区出水町275 ドムズ河原町1F
●TEL…075-211-7196
●定休日…不定休(日曜日・祝日は15時までの営業)
●備考①…「冷麺」は夏季限定(9月下旬まで提供予定
●備考②…禁煙
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