心身ともに温かくなる常に人気の和食店

和食編
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茶又

子どもの頃、まったくトキメかなかった食べ物があります。例えば“湯豆腐”。晩ごはんが“湯豆腐”とわかった時のハズレ感はハンパありませんでした。そして“煮魚”。“湯豆腐”よりはご飯のオカズになるためまだマシだったものの、ガッカリ感は焼魚より上だったと記憶しています。そんなバチ当たりな太った少年も大人になり、今月48歳を迎える立派な太ったオッサンとなった現在。“湯豆腐”や“煮魚”などはいつの間にか好物になっていました。そんな訳で今回は“湯豆腐”や“煮魚”と言ったシブめのランチを求めて、叡電「修学院駅」まで出かけることに。

白川通北大路通の交差点(白川通北大路)を北へ800mほど行ったところにある和食店「茶又(ちゃまた)」。連日多くのお客さんで賑わう繁盛店で、特にランチタイムには満席になることも多いお店です。車3台以上を停められる駐車場もあり、ドライブがてらに立ち寄られる方もいらっしゃいます。叡電「修学院駅」から徒歩7分程度と便利な場所にあり、近隣の修学院離宮などの観光ついでに利用されることも多いのも特徴。土曜日や日曜日は待つことを覚悟しないといけない人気店です。昼のラストオーダーは13:20ですが、ご飯が売り切れた時点で早仕舞いされますのでご注意ください。時刻は13:10、急いで店頭のメニューを確認してみましょう。

魚料理に定評があるお店です。刺身や煮魚などから選べる「お昼定食」¥1,100が一番人気。今回はラストオーダーぎりぎりの訪問ですので「海鮮ちらし」¥1,100は諦めます。「湯豆腐定食」¥1,820や2種類ある「釜飯コース」も魅力なものの煮魚が食べたいと思い「お昼定食」に決めて店内へ入ってみました。

ラストオーダー直前なだけあって店内はかなり落ち着いています。ほとんどのお客さんがすでに食べ終えていて、食後のお茶を楽しんいる様子。「お昼定食」の煮魚、本日は「赤魚」とのことでしたので心の中でガッツポーズをしながら副菜に「半熟玉子揚出」をチョイスし注文します。赤魚とはスーパーの鮮魚コーナーでもよく見かけるカサゴの仲間の白身魚のことで、“アコウダイ”の名前の方がピンとくるかも知れません。和食でもよく利用され、“アコウダイの旨煮”など特に煮魚で真価を発揮。寒い海で水揚げされる魚で冷凍ものが主流ですが、今の時期が一番おいしい魚でもあります。

「お昼定食」が到着しました。ご飯はお櫃の分も含めると2膳半ぐらいあり、しかもさらにおかわりもできるそうです。¥1,100とは思えない贅沢なボリューム感で、人気なのもうなずけます。おでん風の煮物や小松菜とアゲの煮浸しなど、意外としっかりとした味付けでご飯によく合う味わい。「半熟玉子揚出」も思わず笑顔になるおいしさです。そしてメインディッシュの赤魚の煮魚は、コッテリとした少し甘めの味付けで旨煮そのもの。赤魚の特徴でもある身離れの良さで食べやすく、白身魚ながらコクのある旨味を存分に味わうことができます。生姜が効いた煮汁はこれだけをご飯にかけて食べてもおいしい逸品。魚好きな方はもちろん、魚が苦手な方でも抵抗なく食べられるのではないでしょうか。

本格的な和食店でありながら、家庭料理のようなやさしい味を堪能できるお店です。夜もリーズナブルな価格で手軽に魚介類などを楽しめます。店内の雰囲気も良く、お一人様でも気兼ねなく利用できるのも高ポイント。叡電「修学院駅」にお越しの際には、ぜひこちらで身も心も温かくなる和食をお試しください。

[2019年12月24日訪問]

茶又
●住所…京都市左京区一乗寺清水町8(Google マップ
●TEL…075-791-8932
●定休日…水曜日
●備考…禁煙(?)
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「茶又」で検索してください。

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