昼からゆったりと飲めてランチもおいしい居酒屋

和食編
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馳走食堂おおの

管理人が社会人となって2〜3年たった若手の頃、当時はお酒を嗜んでいたこともあり、連日のように職場の上司と飲みに出かけていました。上司との飲み会なので当然ご馳走になっていた訳ですが、連れて行かれるのは、さほど高くはない居酒屋です。寿司だの焼肉だのは意図的にスルーされていて、しかもその人は酒が飲めればヨシ!というタイプ。もちろんお金のない若手だった管理人にとっては大切な栄養補給の場ですから、飲むよりも食べ優先で居酒屋だろうが何だろうが食い散らかしていました。そんなある日、上司がヨッパライながら“酒場のメシって旨いよな〜”とふと独り言のようにつぶやいたのです。管理人は基本的にヨッパライの話ほど真に受けてはいけないと今でも思っているのですが、この時ばかりは初めてと言っていいぐらい上司の言葉に共感を覚えました。そう、酒場のメシは旨い。今にして思えばたいした料理ではなく、ごくありふれた酒の肴や惣菜だったと記憶しているものの、確かに旨かった。もうお酒を飲まなくなり、ひとりで酒場に行くこともなくなりましたが、お酒好きが集まるお店がランチをされていると知り、千本丸太町へ向かいました。

千本通丸太町通の交差点(千本丸太町)から北へ400mほど行ったところにある和風居酒屋「馳走食堂おおの(ちそうしょくどう おおの)」。2017年(平成29年)9月に開業された、千本通沿いにあるお店です。こちらは11時~23時(火曜日は17時~23時)の通し営業で、昼飲みでも多くのお客さんで賑わっています。管理人は21時以降にお店の前を通ることが多く、いつも入ろうかなと思いつつ、飲まないお一人様のためこれまで未訪問でした。しかし昼間、ランチであれば飲まない人も利用しているハズ、と今回伺ってみた次第です。時刻は13:30、早速店内へ入ってみましょう。

開業3年目と新しいお店らしく、清潔感にあふれる店内。カウンター8席と4名テーブル席3組、奥には6名が座れる半個室もあります。ゆったりとした座席配置となっていて、高級店のような落ち着いた雰囲気です。ゆっくり飲むにはピッタリではないでしょうか。お一人様でも気兼ねなく利用できそうな感じ。ではメニューを確認してみましょう。

こちらでは酒の肴として和風から洋風まで、多種多様な一品料理も充実しています。また、店頭の看板には“希少部位のステーキ”も掲載されていて、料理にも相当に力を入れておられる印象を受けました。そしてランチタイムの定食メニューとして6種類の「お昼セット」もあります。銘酒酒場のような雰囲気のお店ということもあり、今回は小鉢・ごはん・みそ汁・漬物が付く「お造りセット」¥1,000を注文してみました。

「お造りセット」が到着。まさに正統派の刺身定食です。小鉢は京都のおばんざい(惣菜)の定番中の定番・小松菜と揚げの炊いたん(煮物)。管理人にとっても子どもの頃から食べ慣れた味で、ダシがしっかりと効いたプロの味わいを楽しむことができます。みそ汁も白菜などの野菜がたっぷりでヘルシー。ちょうどいい味加減のみそ汁だと感じました。メインのお造り(刺身)はサーモン、マグロ赤身、ハマチの3種類。サーモンは脂がたっぷりと乗った甘みが、ごはんとよく合います。

マグロの赤身はスッキリとしたクセのない、新鮮さがわかるおいしさです。濃厚で芳醇なネットリとしたマグロもおいしいのですが、こちらのようなさっぱりとして食べやすいマグロもなかなかの味わいです。飲む人ならぬる燗の純米酒あたりが最高ではないでしょうか。ハマチはこってりとした脂の旨味を存分に堪能できる逸品。スーパーなどで販売されている養殖ハマチにありがちな生臭さなどは一切ありません。鮮度も高く、贅沢な味わいで、日本酒や焼酎はもちろん、ごはんのオカズとしても満足できました。

これだけの内容の¥1,000は、一般的な刺身定食と比較してもかなりお値打ちだと思います。昼飲みされる方なら「お昼セット」にプラス一品料理を追加オーダーすれば十分ではないでしょうか。JR「二条駅」または地下鉄「二条駅」から徒歩15分程度と少し歩く距離ですが、千本通をブラブラと散策する“千ブラ”がてらに立ち寄ってみてはいかがでしょう。通し営業ですので、昼下がりや夕方にちょっと一杯、なんて粋な利用にも便利ですね。

[2020年3月15日訪問]

馳走食堂おおの
●住所…京都市上京区尼ケ崎横町351-4(Google マップ
●TEL…075-406-7236
●定休日…月曜日および第2火曜日
●備考…禁煙(2020年4月から終日禁煙)
●ホームページ…facebook/Vimeo(動画サイト)
※さらに詳細は食べログ「馳走食堂おおの」で検索してください。

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