お値打ちで誰もが利用しやすい一乗寺の寿司店

和食編
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寿司処 小次郎

管理人だけかも知れませんが、寿司店ってちょっとひとりでは入りにくいというか、ハードルが高いと感じませんか?昼はまだお一人様でもランチなどをされていれば入りやすいものの、夜は知っているお店でもない限りキツイ。仕事終わりなどで握り寿司を軽くつまみたいと思っても、行ったことがないお店は躊躇してしまいます。勇気を振り絞って入ってみたら常連さんだらけで疎外感しかなかったとか、大将がやたらコワモテで緊張したとか、寿司店あるあるかも知れません。チェーンの回転寿司店が常に人気で混雑しているのも、リーズナブルな価格だけでなく、誰もが入りやすい雰囲気も大きいような気もします。ただ、いつ行っても混雑していて待たないといけないは正直、勘弁していただきたい。特にお店によっては有無を言わさずボックス席に案内されるワケで、管理人のようなお一人様だと次のお客さんがどんどん並んでいる状況にも関わらず、ひとりで4名席を専有するのは大変申し訳なく、落ち着いて食事をするどころではなくなってしまいます。チェーンの回転寿司店のような気軽さとリーズナブルさがありつつ、並ぶほどは混雑しない寿司店が理想だと常々考えていて、そんな都合の良いお店で魚を食べようと、またまた近所の一乗寺方面へと向かってしまいました。

白川通北大路通の交差点(白川通北大路)を北へ400mほど行き、曼殊院道を西へ220mほど行ったところにある「寿司処 小次郎(すしどころ こじろう)」。こちらも昔ながらの街の寿司店で、昔は確か個人経営の回転寿司店?だったような記憶はあるものの定かではありません。こちらのような街の寿司店はすっかり見かけなくなりました。かつては飲食店が立ち並ぶ地域には少なくとも1軒は寿司店があったものですが、最近ではチェーンの回転寿司店だけでなく、宅配寿司店なども多くなってきた影響もあり、街の寿司店は絶滅危惧種レベルで京都の街から消えていると思います。また、二極化も進んでいて繁華街や歓楽街などでは高級化が進み、管理人のような貧乏人には縁のないお店が増えているようです。まぁ縁がないので本当に増えているかどうかは知りませんが。こちらは叡電「一乗寺駅」から徒歩3分程度とアクセスも便利で、ちょっとした飲食店エリアにもなっています。当ブログでもかなりお世話になっている地域で、そろそろネタ切れ気味になりつつあるものの、目当ての飲食店が思いつかなかったり、連続してフラレたりした場合には、叡電「一乗寺駅」方面にさえ行けばREPORTしたい飲食店を何かしら発見できて本当にありがたいと感謝しかありません。こちらの昼の営業時間は12時〜14時、夜は17時〜ラストオーダー21時で、昼夜を問わず気軽に利用できる雰囲気。街の寿司店ですので常連さんも少なくないのですがシニア層が多く、管理人はミョーに絡まれたりしたことがなく、夜でもひとりで利用しやすいため、たま〜にですが訪問しています。しかも夜でも握り寿司セットメニューなどがあり、お手頃価格なのも魅力でしょう。今回はランチとしての利用となります。時刻は13:30、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

昼は「お昼の定食」¥1,500が用意されています。基本的には刺身と焼き魚がメインで小鉢2品程度が付く、結構ゴージャスな定食です。プチ贅沢がしたいときなどはピッタリではないでしょうか。そして寿司のセットメニューは4種類でおおむね¥1,000前後。回転寿司店とほぼ変わらない料金設定となっています。さらに「小次郎丼」¥1,200と呼ばれる海鮮丼。たっぷりの魚介類が盛られた丼となっていて、個人的にはイチオシです。今回も「小次郎丼」に決定。では店内へ入ってみましょう。

お昼の営業時間終了間近にも関わらず、7割ぐらいの座席がお客さんで埋まっていました。入ってすぐに4名テーブル席1卓にカウンター8席程度と、奥には6名程度が座れる小上がりの掘りごたつ式座敷席となっています。真鯛の魚拓が目をひくなど、どうやら魚釣りがお好きな大将のようで、仕事も趣味も魚関係という頼もしいお店です。飲む人なら握り寿司をつまみながらになると思いますが、1貫¥150〜¥350と回転寿司店並みのお値段でいただけるのも特徴。管理人は飲まないため、盛り合わせなどのセットメニューを注文することが多いのですが、飲む人飲まない人に関わらず、お財布的にも安心して利用できると思います。では「小次郎丼」を注文してみましょう。

「小次郎丼」が到着。写真には写っていませんが、ガリは別ケースで提供されていて取り放題です。本日の「小次郎丼」はタイ、マグロ、サーモン、アジ、ネギトロ、エビ、イカ、メカブ、キュウリが乗った相変わらずご飯が見えない具だくさんの陣容。アジは今が旬なものの夏の時期は旬の魚は多くなく、旬にあまり影響されない魚介類が乗っているところにプロの仕事を感じられます。魚の赤だしも見逃せません。おそらくブリかヒラマサあたりでしょうか、魚の旨さたっぷりのアツアツの赤だしで、これだけでご飯が進みます。魚好きにはたまらない赤だしを堪能したところで、いよいよ「小次郎丼」をいただきます。

幸せです。どの魚介類もイヤな臭みなどは一切ありません。しかもかなりのボリューム感で、これで¥1,200は本当にお値打ちだと思います。マグロの爽やかなコク、タイのネットリとした旨味、脂の乗った旬のアジの甘みなどが酢飯にピッタリです。キュウリとメカブも口の中をサッパリとさせる良い仕事ぶり。7月、京都市内では祇園祭が行われていて、京都市内の飲食店や青果店などからキュウリが消える、というハナシをテレビ番組かグルメ漫画か何かで見た記憶があります。管理人は嘘偽りなき京都市民ですが、そんな情報は初耳でした。ハテ、どこか別の都道府県に京都市があるのか?と勘違いしたほど。確かに祇園祭7月は1ヵ月間、キュウリを食べない「きゅうり封じ」と呼ばれる風習があるにはあります。詳しくは京都の情報誌「Leaf」のこちらのページをご覧いただきたいのですが、いくらなんでも京都市内からキュウリがなくなる、は言い過ぎです。祇園祭八坂神社の祭礼ですので、八坂神社の氏子や関係者ならまだわからなくもありませんが、管理人のように八坂神社とはまったく無関係の京都市民にとってキュウリ禁止令を出されても、ただただ困惑するのみ。そもそも管理人が愛してやまない冷やし中華には、ほぼ必ずキュウリが入っています。祇園周辺の由緒正しい?飲食店なら提供されなくても不思議ではないものの、京都市民が夏野菜の代表格であるキュウリを食べられないなんてことはあり得ません。京都市内の青果店やスーパーなどでもキュウリは絶対に販売されていますので、メディアやネット、SNSなどの誤情報には十分お気をつけください。と、最後はなぜか社会派?ファクトチェックのおハナシになってしまいました。当ブログでも相当あやしい情報を管理人が垂れ流していますので、ファクトチェック皆さんご自身で行ってください。と、REPORTの責任を丸投げしつつ、ボリューム満点の海鮮丼を楽しむことができました。梅雨明けまでもう少し、晴れた日はもう真夏の気候で、今では京都市内でも多くの観光客を目にします。炎天下で体調不良になる人もいらっしゃいますので、夏の京都市内観光は個人的にはあまりオススメできませんが、叡電「一乗寺駅」近くまでお越しの際には、こちらで海鮮をリーズナブルに楽しまれてみてはいかがでしょうか。

[2023年7月16日訪問]

寿司処 小次郎
●住所…京都市左京区一乗寺里ノ前町76-2(Google マップ
●TEL…075-712-3701
●定休日…不定休
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「小次郎」をご確認ください。

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