丁寧な仕事と工夫が光る西陣のカジュアル洋食店

洋食編
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Hungry SUGAR

相変わらずの過疎っぷりでブログだけでなく、X(旧Twitter)はてなブログでもほとんど反応がない、誰が見ているのかサッパリわからない当ブログですが、それでもたま〜にメッセージやコメントを受け取ることがあります。最も多い外国人、しかも大昔のREPORTへのよくわからないメッセージやコメント=スパムは除外するとして、日本語で書かれたちゃんとしたメッセージやコメントにはできるだけ丁寧かつ真摯に対応しているのですが、メッセージやコメントが増える気配は一向にありません。とは言え、わずかながらでも応援メッセージなどをいただくと、こんなブログでも頑張って更新せねば!とヤル気が起こるのは事実です。京都在住の人でしょうか、オススメの飲食店を教えていただけると、とても助かります。これまでもブログX(旧Twitter)で飲食店を教えていただいた場合は、できるだけ早急に訪問するよう心がけていました。現状、教えていただいた飲食店で訪問できていないのは数軒で、お店の場所や定休日の関係でまだ未訪問なのですが、いずれ必ず訪問しますのでもう少しお待ちください。で、先日も当ブログのお問い合わせ先のメールから、とある洋食店を教えていただきました。その人はどうやら管理人と同世代の男性のようで、きっとオッサンである管理人と同じような好みで訪問しやすそうなお店なのだろうと思い、場所も自宅から近かったため早速向かうことにしたのです。

今出川通堀川通の交差点(堀川今出川)を西へ280mほど行き、大宮通を南へ100mほど行ったところにあるカジュアル洋食店「Hungry SUGAR(ハングリー シュガー)」。直訳すると“ハラペコ砂糖”ですから、もはや当ブログの風物詩?になりつつあるオッサン好みのデカ盛り店だと思うでしょ?違うのです。実は管理人も訪問したことこそないものの、お店の前は何度も通っており、気になっていた1軒ではありました。が、しかし。いつ前を通ってもお客さんで混雑してそうで、しかも若い男女が出入りしているところを頻繁に見かけていたこともあり、オッサンとしては何となく気づかないフリをしていたのです。ただ、今回は当ブログをご覧いただいている人から教えていただきましたので、もう気づかないフリは通用しません。外観からしてオシャレなカフェのようで、すでに足がすくみ気味ですが、訪問しないワケにはいかないのです。こちらは昼の営業時間は11:30〜14:30、夜は18時〜ラストオーダー不定とのこと。時刻は13:30、まずは店頭のメニューを確認してみます。

洋定食系であろう「Value Lunch」は7種類で、今月のパスタ1種類とライスメニュー1種類が用意されているようです。価格的にはおおむね¥1,000台となっていて、この金額なら若い男女に人気なのもうなずけるリーズナブルさではないでしょうか。初訪問である管理人としては、本当は近頃急に寒くなってきたこともあり「Value Lunch」の「G.グラタンランチ」¥1,200も良いなぁ…と一瞬頭によぎったものの、やはり店名が冠されている「D.ハングリーランチ」¥1,990にすべきでしょう。直訳すると“ハラペコ昼食”ですので、デブのオッサンがオーダーするにはド直球過ぎて少しハズカシイのですが、「G.グラタンランチ」にして少食男子を装う方がもっとハズカシイ気がしないではないため、「D.ハングリーランチ」に決めて意を決して店内に入ります。…満席でした。お客さんはほとんどが若い男女、しかも女性多め。いつもなら天の配剤、とばかりにホッとしながら別のオッサンだらけの飲食店へ向かうところですが、わざわざこんなブログで、しかも無償で教えていただいたのですから、立ち去ることはできません。外で待たせていただき、店頭に自転車やバイクなどが停められる駐輪場と、車の運転スキルが上手な人なら3台、ヘタな人でも2台は停められる駐車スペースがあるなぁ…などと店舗情報を確認していると、数分ほどで入店させていただけました。

2名テーブル席4卓と4名テーブル席2卓のコンパクトな店内。内装もかなりオシャレで、女性客が多いの納得です。ご夫婦で営業されているのでしょう、満席近くになると料理の提供スピードが少し遅くなるのは仕方ありません。そう、飲食店で管理人のようなミドル世代以上のお客さんでたま〜に見かけるのですが、料理の提供が遅いなどと店員さんに文句をつけるのはスマートではありません。おそらくもっと早く提供できる飲食店を知っているから文句につながるのでしょうが、それは人員や料理によります。特に洋食や西洋料理は丁寧に作られていればいるほど、料理の提供スピードが遅くなるのはままあること。ミドル世代以上にもなれば人生経験も豊富でしょうから、料理の提供が多少遅くなってもドッシリと落ち着いて待つのがオトナの所作ではないでしょうか。もちろんミドル世代以上のお客さんにだけ苦言を呈する気はありません。混雑するお店のお客さんで管理人が最も気になるのは、食事が終わっても退席せずそのままおしゃべりやスマホに夢中な人。ご年配の人でも見かけないことはないものの、管理人的には若い人で見かける頻度が高い気がします。飲食店はお客さんの回転率が売り上げに直結しますので、行列ができているような状況は当然として、混んでいるお店なら食事を終えたらサッサと退席しましょう。時間料金が設定されているネットカフェじゃないのですから。と、今回は日頃管理人が気になっているお客さんへの愚痴を垂れ流したところで、改めてメニューを確認してみます。

おいしそうなメニューがズラリとラインナップされています。しかし今回は初訪問ですので「Value Lunch」の「D.ハングリーランチ」を速やかに注文。が、すでに売り切れとのことでした。さすがは人気店です。どうやら豚がなくなったようで、良ければ管理人のカラダにあり余っている豚肉をアンパンマンのように分けて差しあげたいところですが、粗悪肉だとブチギレられても困ります。そこで目をつけたのが「C.牛赤身肉のステーキランチ」¥1,790。最近、ステーキをREPORTしていないと気になってはいましたので、ちょうどヨカッタ。早速「C.牛赤身肉のステーキランチ」を注文してみました。

まずはサラダと本日のスープが到着。サラダは瑞々しい感じで、しかもドレッシングが一般的なフレンチドレッシングではない、ちょっと中華風?な凝った味付けです。この工夫も人気の秘密なのでしょう。食べたときに“オッ?”と思わせる小さな感動が外食の醍醐味。王道のフレンチドレッシングもおいしいですが、ちょっとしたお店のこだわりがドレッシングにまで感じられると、この後の料理にも期待できます。では本日のスープであるインゲンとメークインのポタージュをいただきましょう。

インゲンの豆の風味がしっかりと味わえる本格的なポタージュです。洋食店ではなくフレンチのポタージュをいただいているように感じました。ミルキーでコクはありつつ、意外とアッサリとした味わいで、食前のスープにはピッタリです。一品料理のような濃厚さのポタージュも大好きではあるものの、ステーキ前のスープとしては重すぎるように感じます。こちらのポタージュぐらいの軽さの方がふさわしい。全体の流れもしっかりと計算されている丁寧な仕事ぶりに感心しました。

メインの牛赤身肉のステーキとライスが到着。ライスは白米か五穀米を選べますので、今回は五穀米をチョイス。しかも小・中・大いずれも追加料金ナシのため、お腹の具合と相談して決められます。管理人は大を注文しない掟を課せられており、中サイズにしました。牛赤身肉のステーキの仕上がりがビジュアルだけで完璧だとわかります。もうおいしいのは間違いありません。付け合せのキャベツのマリネは一般的な酢漬けではなく、ゴマ油が効いたおそらく韓国風?で、食欲が高まります。一方、ポテトサラダはこれぞ王道な、なめらかなジャガイモを存分に味わえるおいしさ。いたるところに丁寧な仕事が垣間見えます。ではいよいよ、最高の焼き加減の牛赤身肉のステーキをいただきましょう。

ローストビーフのようなミディアムレアの焼き加減で、当たり前ですが中心部まで火はしっかりと通っています。香ばしく焼かれた牛赤身肉は噛むごとに肉汁が口の中にあふれ、牛肉本来の旨味を存分に楽しめる逸品です。黒胡椒などのスパイスやハーブの香りとマスタードだけでも十分においしいのですが、このソースがまたスゴい。一見、おろしポン酢醤油と思い込んでいたものの、醤油ベースながらおそらくオレンジ果汁とダイコンおろしを組み合わせた南仏風の仕上がりとなっていて、ステーキに良く合います。ソースの爽やかさでいくらでも食べられそうな、牛赤身肉のチカラを引き出しているステーキを満喫できました。若い人だけでなく、洋食好きなミドル・シニアにもぜひオススメしたいお店です。今回も当ブログ読者のご助力で、京都市内の人気店をREPORTでき本当にありがとうございます。地下鉄「今出川駅」から徒歩14分程度の場所にありますので、堀川今出川西陣エリアにお越しの際には、ぜひこちらまで足を伸ばして丁寧に仕事された洋食やスイーツなどをご堪能ください。

[2023年10月7日訪問]

Hungry SUGAR
●住所…京都市上京区薬師町248(Google マップ
●TEL…075-441-7169
●定休日…日曜日および木曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…Instagram

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