京都芸術大近くにある穴場なカジュアル洋食店

洋食編
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“穴場”とか“隠れ家”などと呼ばれる飲食店は、個人的には魅力に感じます。もちろん大通り沿いにある見つけやすいお店をはじめ、メディアやネットで有名なお店ももちろん良いのですが、住宅街にポツンとたたずむ地元の人しか知らないようなお店には“自分だけが知っている感”があり、つい言いふらしたくなるものです。当ブログはもともと京都に観光や商用で来られた人へ向けたメディアやWebでは見つけにくい優良な飲食店紹介ブログとして始めた側面はあるものの、このご時世、特にネット情報はすみずみまで網羅されていて、こんなヘンなブログを参考にしなくてもネット情報を漁ればほぼどんな飲食店のおおよその情報を得ることができます。が、しかし。中にはほとんど情報がないお店もあるにはあるのです。まして新しいお店ではなく、昔から営業されているお店ならなおさらレア。管理人的に本当はもっとそんな穴場店・隠れ家店を多くREPORTしたいのですが、残念ながら京都生まれ・京都育ちで京都人歴約40年(社会人になって10年ほど大阪市民だったので年齢とは異なります)のクセに、京都にちっとも詳しくないこともあって、なかなかレアなお店をREPORTできていませんでした。そしてその傾向は今後も続くでしょう。とは言え2024年(令和6年)も始まったばかりですので、今回は実はできればストックしておきたかったとっておきの穴場店の1軒をREPORTしてみました。

北大路通白川通の交差点(白川通北大路)を西へ270m・南へ170mほど行ったところにある洋食店「グリル タルタル」。住宅街に突如出現する喫茶店のような外観ですが、かなり昔から営業されているカジュアル洋食店です。お客さんの多くは地元の人か、近くにある京都芸術大学の学生や関係者ではないでしょうか。管理人は少なくとも京都の情報誌などで見かけたことはなく、ネットにも詳しい情報がほとんど掲載されていなかったため、穴場な洋食店と定義しても差し支えないと考えています。いつごろから営業されていたかは全然わかりませんが、何となく昔から営業されているイメージです。そしてここが重要なのですが、長く営業されている飲食店にハズレはまずありません。一部の例外を除き、昔から営業されていると言うことは、言い換えれば昔から営業できているだけのお客さんがいらっしゃるということ。マズい店や接客態度がよろしくない飲食店なんて、かなりの高確率で店を畳まざるを得ないハズです。個人経営のお店なら特に死活問題ですからね。もっとも、たま〜にお客さんがほとんど入っていないのに老夫婦が経営していて長年営業できている飲食店もないことはないのですが、それはほとんどの場合、食材などの仕入費が安価な喫茶店が多く、年金を受給しながら趣味?感覚で営業されているお店でしょう。管理人は少なくとも洋食店ではそんなお店を見たことがありません。また、別の理由で本当にごくごくマレに中華料理店や韓国・朝鮮料理店でもあったりもするのですが、その理由についてはウラが取れないことと、管理人が消される可能性がなくもないので言いたくありません。こちらはもちろん、味も接客も申し分ない穴場店ですのでご安心ください。営業時間は昼が11:30〜15時、夜は18時〜19:30と、遅めのランチも大丈夫。時刻は14:10、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

「日替ランチ」¥700、しかもコーヒー付きのリーズナブルな価格設定です。日によって料理が変わる「サービスセット」¥980などもあり、普段使いしやすい洋食店。しかもカジュアル店ながら味は本格的な洋食ですので管理人のような貧乏人にも強い味方と言えるでしょう。では店内に入ってみます。

4名テーブル席1卓とカウンター9席のコンパクトな洋食店らしい店内で、配達も車でされており、実は隠れた人気店だったりします。店内はカウンター席メインですのでお一人様でも利用しやすいでしょう。何となく居心地が良い雰囲気のお店でもあり、毎日でも通いたいと個人的には思っています。それでは改めてメニューを確認してみましょう。

メニューをご覧いただいてもおわかりの通り、かなり本格的な洋食店です。単品メニュー+「ライス」¥250でも¥1,000〜¥2,000ほどでいただくことができます。「ビーフテリヤキ」¥1,800なんて牛肉大好き関西人ならヨダレものの料理で、京都市内のマチナカの洋食店なら¥3,000以上はする高級メニュー。「ビーフシチュー」¥1,500も気軽に注文しやすい価格です。サテ、常にお財布事情が厳しい管理人がオススメするメニューはズバリ「ハンバーグステーキ」¥800。これに「ライス」を付けても¥1,000でした。“¥1,050じゃね?”と思われた人は管理人が簡単な足し算もできないポンコツだと思いましたね?失礼な。実は管理人も後から気づいたのですが会計時に“ちょうど¥1,000です”と言われて何の疑問も持たずそのままお支払いしたので間違いありません。ひょっとすると管理人があまりにみすぼらしいため、¥50サービスしていただいたのかも知れません。もし、このREPORTをお読みになって訪問される人がいらっしゃったら、会計時に¥50多くお支払いいただき、管理人の借金?をチャラにしておいてください。

「ハンバーグステーキ」と「ライス」が到着。“ハンバーグステーキ”の名前が昭和の洋食店らしくて良いじゃありませんか。最近ではほとんど目にすることがなくなった“ハンバーグステーキ”。実はハンバーグなのですが、昭和では高級感を演出するために“ハンバーグステーキ”と呼ぶお店が少なくありませんでした。ハンバーグより“ハンバーグステーキ”の方が間違いなくありがた味がありますよね?こちらの「ハンバーグステーキ」は鉄板プレートに乗せられた正統派のビジュアルであり、付け合せも目玉焼きにソテーされたポテト、コーン、ピーマンと立派な陣容です。野菜不足を不安に感じる人は「ミニサラダ」¥250も注文すると良いでしょう。では“ハンバーグステーキ”をいただきます。

肉汁たっぷりのハンバーグです。¥800で食べられるクオリティではありません。しっかりと牛肉の旨味が感じられるハンバーグに、ソースがまたスゴい。一見デミグラスソース系なもののテリヤキソースっぽい醤油感もあり、ただ、甘くはありません。以前、とある有名洋食店で“ご飯に合うハンバーグ”をいただいたことがあるのですが、そちらのデミグラスソースは一般的な赤ワインを使わず、代わりに醤油を使わていて、その味に似ていると感じました。こちらの「ハンバーグステーキ」も確かにご飯と良く合うソースとなっています。ハンバーグの表面の香ばしさと肉本来の旨味にこのソースは、やはり洋食店ならではの技術と言えるでしょう。ハンバーグ好き、洋食好きなら一度お試しいただきたい味わいです。「ハンバーグステーキ」だけでなく各種洋食や、お手頃なランチ各種もオススメですので、お近くまでお越しの際にはぜひお立ち寄りいただき、管理人のために¥50多くお支払いいただければと存じます。

[2024年1月27日訪問]

グリル タルタル
●住所…京都市左京区一乗寺東水干町25-3(Google マップ
●TEL…075-791-3443
●定休日…月曜日および第3日曜日
●タバコ…禁煙
●交通…叡電「茶山・京都芸術大学駅」から徒歩6分程度
●専用駐車場…店頭に1台分ほどあり
●ホームページ…なし
※詳しくはデイナビ「グリル タルタル」をご確認ください。

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