滋賀県発祥!烏丸丸太町のちゃんぽんチェーン店

中華編
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50歳を超えると会話の内容も変わります。若い頃はギャンブルか異性のハナシにしか興味がなかった管理人ですが、最近では同世代と会話をすると、なぜか皆さん体調とか病気のハナシばかりしてくるので健康なのに病みそうです。特によく聞くのが食べ物の話題。あるラーメン好きの同世代いわく“最近ラーメンがキツくなってきた”のだとか。管理人は濃厚コッテリな洋食でも揚げ物でも全然平気な、胃袋だけは超優秀な奇跡の50歳オーバーなのでちっとも共感できないのですが、ラーメン好きなのにラーメンがキツいのは、さぞツラかろうとも思います。管理人自体はラーメンにさほど思い入れがなく、幼児の頃から中華店へ連れて行ってもらってもラーメンはあまり注文していませんでした。中華店の麺類でよく食べていたのは「冷やし中華」は別格として、寒い時期なら「五目ソバ」や「タンメン」、「ちゃんぽん」などの汁ソバだったように記憶しています。ドッサリと野菜などの具が乗った、広義ではラーメンの1種なのでしょうが、一般的なラーメンとの最大の違いはスープがアッサリしていてゴクゴクと飲み干せるところでしょうか。ただ、中華の麺メニューとしてはかなり地味。ラーメンが絶対王者で担々麺などがイマドキの新興勢力?とすれば、「五目ソバ」「タンメン」「ちゃんぽん」は多くの人に忘れ去られているような気がしてなりません。でもね、寒い日に食べる「五目ソバ」「タンメン」「ちゃんぽん」は本当においしい。何よりカラダにやさしい気がします。先ほど“地味”なメニューと書きましたが、実は“滋味”な味わいなのです。そこで今回は、滋賀県発祥のちゃんぽん専門チェーン店が烏丸丸太町にも9ヵ月ほど前にできましたので訪問してみました。

丸太町通烏丸通の交差点(烏丸丸太町)のほぼ北西角にある「近江ちゃんぽん亭 烏丸丸太町店」。「近江ちゃんぽん亭」は滋賀県彦根市を発祥とするちゃんぽん専門店で、滋賀県を中心に西は広島県、東は静岡県と現時点(2024年2月現在)で51店舗を展開されているようです。京都府には4店舗展開されています。烏丸丸太町店は京都の店舗では最も新しく、2023年(令和5年)5月、大手居酒屋チェーン店の跡地に開業。飲食店としては一等地にあり、老若男女を問わず多くのお客さんで賑わっています。営業時間は11時〜22時の通し営業で、しかも年中無休と、いつでも利用できるありがたいお店です。時刻は14:40、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

ちゃんぽん各種を中心に、ラーメンも3種類提供されています。また、「焼飯」¥600や「からあげ」(5個:¥650・2個:¥290)、「ぜいたく中華飯」¥950、焼きギョウザ各種など、中華定番のメニューもラインナップ。日本におけるちゃんぽん文化はおそらく“長崎ちゃんぽん”がそもそもの発祥で、ラーメン同様、中華料理が起源です。ちゃんぽんもラーメンも日本の料理と言えなくもないものの、当ブログではわかりやすさを重視して【中華編】としてREPORTいたします。こちらは店内すぐのタッチパネル式券売機で注文・支払いして入店するシステムですので、もう店頭でメニューを決めることにしました。もちろん「ちゃんぽん」、その中から「海鮮ちゃんぽん」¥1,050とセットメニュー「からあげライス」¥400です。50歳オーバーが注文する量でないのはわかっていますが、野菜たっぷりの「ちゃんぽん」なら大丈夫。では店内に入ってみましょう。

写真では少しわかりにくいのですが、手前にカウンター10席と奥に2名テーブル席・4名テーブル席が配置されている、京都ならではの鰻の寝床な店内です。チェーン店らしい清潔感もあり、お一人様でも気軽に利用できる雰囲気。男女を問わず食事しやすいのではないでしょうか。ほとんどのお客さんが「ちゃんぽん」を注文されるのでしょう、卓上にはさまざまな調味料が用意されています。

お店の「ちゃんぽん」の食べ方としてホームページのメニューに記載されているように、まずそのまま食べて、半分ほど食べた後は酢を投入して味変、さらに生姜漬けや辛味噌でアレンジ、がオススメされています。管理人ももちろんお店の食べ方には忠実に従いますが、個人的に「ちゃんぽん」にはコショウを入れたい。幸い、卓上には「拉麺胡椒」も置かれていますので「ちゃんぽん」にコショウをコッソリ振りかけても注意されたり出禁になったりはしないでしょう。昭和のオッサンはやっぱりコショウが好きなんだよなぁ、などと相田みつを出来損ないみたいな感想を考えていると、「海鮮ちゃんぽん」と「からあげライス」が到着しました。

この野菜たっぷりなのが「ちゃんぽん」です。スープはこちらでは黄金スープと呼ばれているようで、おそらく醤油ベースなのでしょう。「ちゃんぽん」には乳白色な塩ベースも多いのですが、醤油ベースも侮れません。「からあげライス」の鶏の唐揚げもかなり大きめサイズが2個、ライスは大・中・小から選べますので中サイズをチョイスしています。では早速、「海鮮ちゃんぽん」のスープからいただきましょう。

ウン、やっぱり旨い。鶏ガラ醤油のスープに野菜の甘み、そして「海鮮ちゃんぽん」だからか魚介の旨味もしっかりと味わえる、本当にゴクゴク飲みたいスープに仕上がっています。ラーメンのスープより薄味仕立てながら、旨味は濃厚。寒い日に味わいたい、身も心も温まるおいしさです。かなり贅沢な味わいのスープとなっていて、このスープでオジヤなどを作ったら、もうたまらない感じになるのではないでしょうか。チェーン店は日々メニュー開発にも勤しんでらっしゃると思いますので、もし関係者が当ブログをお読みになられたら、ぜひ雑炊メニューを検討していただきたいと希望いたします。

麺はちゃんぽんとしては珍しい細麺です。ちゃんぽんの主流は太麺ですが、やはり滋賀県発祥なだけあって、関西人好みの細麺を採用されているのでしょうか。管理人的にはこの細麺もうれしい。スルスルと食べやすく、スープや具材ともしっかりと絡み合うのも高ポイントです。具材はキャベツやモヤシ、ネギ、キクラゲなどの野菜に、ちゃんぽんには欠かせないカマボコと豚コマ、そしてイカやエビ、ベビーホタテなど、これでもか!と入っていて相当にお得。一般的なちゃんぽんにはないゴージャスな味わいです。そして何と言っても野菜がおいしい。野菜にもしっかりと火は通っていてスープの旨味も吸っているもののシャキシャキ感も損なわれておらず、これぞプロの技術だと感心しました。管理人は野菜をついクタクタにするクセがあり、いつも残念な気持ちになるのですが、こちらのちゃんぽんの野菜はさすが専門店の味だと思います。

鶏の唐揚げも申し分のないおいしさです。揚げ具合も完璧、ジューシーな鶏もも肉の旨味にニンニクなどの下味が効いている逸品で、ご飯のお供にも最強クラスでしょう。旨味たっぷりの「海鮮ちゃんぽん」と大きな唐揚げ2個に中ライスを、少食な管理人でもしっかり完食。これがちゃんぽんのチカラです。脂っこくなくアッサリと胃に収まるやさしいちゃんぽんですので、唐揚げやライスもペロリなのでしょう。ラーメンがキツくなってきた人でも、こちらの「ちゃんぽん」各種なら蕎麦やうどんのように大丈夫ではないでしょうか。ただし、唐揚げやライスなどのサイドメニューはあくまで自己責任でお願います。

[2024年2月18日訪問]

近江ちゃんぽん亭 烏丸丸太町店
●住所…京都市中京区常真横町191(Google マップ
●TEL…080-4974-6699
●定休日…なし
●交通…地下鉄「丸太町駅」から徒歩すぐ
●専用駐車場…なし
●タバコ…禁煙
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