17:GYOZA OHSYO 烏丸御池店
京都(生まれ)の三大企業と言えば、「京セラ」「ワコール」「任天堂」です。しかし、京都の庶民にとって最も親しみを感じる大企業は「餃子の王将」(以下、王将)ではないでしょうか。国内734店舗、海外2店舗を展開する王将は1967年、四条大宮に1号店を開業。京都中華の代名詞である“あっさり味”ではなく、食べごたえのあるこってり味を低価格で提供し、今やほぼ全国どこでも店舗がある一大中華料理チェーンに成長しました。
そして2016年3月に満を持して開業したのが「GYOZA OHSYO(ギョーザ オーショー)」です。管理人とその周辺では“オシャレ王将”または“女子王将”と呼んでいます。現在、京都2店舗、兵庫・埼玉・愛知に各1店舗あり、女性の感性を取り入れた店舗装飾やメニューなど、これまでの“床が油でぬるぬる”の王将とは180度異なる王将らしくないお店です。今回はGYOZA OHSYO 1号店 烏丸御池店オリジナルメニューの「ピリ辛 肉味噌となすの豆乳冷やし麺」¥680を食べてみました。

スープは豆乳と和風出汁ベースの醤油味に少し辛いラー油が効いています。あっさりとした和のテイストで飲み干せる味わいです。麺は細めの中華麺で食べやすいのが特徴。具はピリ辛の肉味噌、プチトマト、大葉、白髪ネギ、もやし、炒り白ゴマ、そして揚げ浸しで濃厚に味つけされたナス。ナスの濃い味とスープがよく合います。ざっくり混ぜ合わせて食べると、スープ、麺、肉味噌、野菜が渾然一体となり、これまでの冷やし中華では味わったことがない、不思議なおいしさを体感できる一皿です。
GYOZA OHSYOはサイドメニューも見逃せません。王将のグランドメニューももちろん注文できますが、GYOZA OHSYO独自のメニューは女性の感性を取り入れただけあって、なかなかオシャレな味。まずは「爽やかレモン風味の海老マヨネーズ」¥680。

濃厚でミルキーな甘めのマヨソースが海老天にしっかりまとっていて、食べ出すと止まらないおいしさです。次に「厚揚げとひき肉のとろ〜りチーズ」¥350。

チーズとひき肉、ネギに香ばしく焼かれた厚揚げがビールのツマミにぴったり。ボリュームも満足できる一品です。通常の王将では味わえないメニューも豊富で、“女性のおひとりさま”が男性より多いのも納得。女性はもちろん男性も、京都に立ち寄られた際はぜひアクセス便利な烏丸御池まで足を伸ばして“オシャレ王将”をリーズナブルなお値段でお腹いっぱい堪能してみてください。
[2018年7月24日訪問]
GYOZA OHSYO 烏丸御池店
●住所…京都市中京区龍池町430
●TEL…075-251-0177
●定休日…なし
●備考①…冷やし麺は夏季限定
●備考②…店内禁煙
●ホームページ…http://map.ohsho.co.jp/b/ohsho/info/1458/
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