肉たらしいほどレベルの高いカフェ

喫茶店・カフェ編
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さるぅ屋Cafe&Bar

毎月29日はニク(肉)の日です。今日は8月29日、肉祭りを開催しなければなりません。ちなみに京都を含む関西地方では、肉と言えば「牛肉」を指します。豚肉は「ブタ」、鶏肉は「トリ、もしくはカシワ」と言い、肉とは呼びません。「肉じゃが」は牛肉とジャガイモの煮物ですし、頬(ホホ)肉は牛のほっぺたのこと。“キミの頬肉にキスしたい”と言って口説くことはありません。

22時少し前に京阪出町柳駅に降り立ったものの、この時刻から肉祭りを開催するのはどこのお店がいいか、しばし悩みます。焼肉は重たすぎ、ビフカツやステーキが食べられる洋食店は四条などの繁華街まで行かないといけないし…と思案していたところヒラメキました、「ハンバーガー」です。そして京阪出町柳駅から徒歩5分の所に、京町家を改装したカフェがあるのを思い出しました。

川端通と今出川通の交差点を東へ行ってすぐ見える「さるぅ屋Cafe&Bar」。“若者で混雑していたら入り肉いなぁ…”と思いながらの訪問です。女性客だらけだったものの、座席は半分ぐらい空いていたので入店しました。

京町家を改装した風情ある店内

最近オバサン化が激しい管理人ですので、女性客だらけでも平気です。いかにもカフェにいそうな、肉たらしい程モテそうな男性定員がお出迎え。案内された席に座ると、目の前に“キャッキャ、ウフフ”と楽しそうに食事をしている若いカップル。この時点で管理人が食べログの口コミを書くとしたら、何だかんだとイチャモンをつけて★1にします。

管理人を絶望の淵へと追い落とした肉たらしい男性定員がオーダーを取りにきました。気を取り直して「アイスラテ」¥620と「とろとろチーズバーガー」¥970を注文します。ちなみにフードメニューを頼むと、ドリンクメニューは¥100引き。料理が来るまでスマホを眺めながら、真向かいのカップルから視線をそらします。料理が来るまでの時間が、とてもとても長く感じられました。

待ちに待った「アイスラテ」が到着。

こちらのカフェも人気なだけあって、レベルの高い濃厚な「アイスラテ」です。エスプレッソとスチームミルクの熱いカフェラテを、味を薄めずしっかりと冷やす技術が肉い一杯。どことは申しませんが、アイスラテと言いながら、アイスコーヒーとアイスミルクをブレンドしたアイスオーレを出す店の多さにウンザリします。コンビニのセルフ式アイスラテの方が、よほどおいしい。チェーン店・個人経営に関係なくカフェや喫茶店を名乗るなら、こちらのお店や「グローブマウンテンコーヒー」のように、もう少しコーヒーのことを勉強してほしいと思います。

ついに肉祭りの主菜、「とろとろチーズバーガー」の登場です。

ビーフ100%パティとトロトロのチーズ、ピクルス、レタス、オニオンが、厚さ15mmはあるバンズ2枚(クラウンとヒール)で挟まれています。バンズは外がパリパリで中はフワモチ。水分少なめで小麦が香るバンズに、中の具材とソースがよく合います。管理人は個人的にビーフ100%よりは牛豚の合い挽き肉の方が、ジューシーなパティになるので好みです。しかし、チーズが入るとビーフ100%のパティに軍配が上がります。牛肉の味がくっきりと口の中に残るうえに、チーズの油分とコクがプラスされ、パティの魅力がプラスαされるからです。

今回は文中に無理やり「肉」の文字を入れようと書いてみたのですが、何だか中途半端な感じになってしまいました。読んだ人の中には、“企画倒れじゃね?”と思われた方も多かったのではないでしょうか。キーッ、肉たらしい!! 来月9月29日はクニク(苦肉)の日になりますので、カップル多めのカフェに再挑戦したいと考えています。京阪電車本線の京都寄り終着駅・出町柳駅まで来られた方は、ぜひ本物のカフェの味わいで、ゆったりとしたひと時をお過ごしください。

[2018年8月29日訪問]

さるぅ屋Cafe&Bar
●住所…京都市左京区田中下柳町14
●TEL…075-203-6552
●定休日…不定休
●備考…店内分煙
●ホームページ…https://salutya.exblog.jp/
※より詳しく知りたい方は食べログ「さるぅ屋」で検索してください。

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