京都の“天下一”と謳われる街中華店で食べる

2018冷やし中華
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36:天下一

北山通と堀川通の交差点「堀川北山」。住宅と商店が立ち並ぶこの「紫竹」エリアは、特に名所や旧跡などはないものの、現在京都で最も注目を集める地区の一つなんだとか。ここ数年で食やファッションなどの店舗が急増し、住宅街としての利便性も向上したそうです。あくまで“散歩がてら”ですが、京都府立植物園上賀茂神社半木の道など、休日の散策にも便利な地域と言えるでしょう。

そんな「堀川北山」の交差点を北へ300メートルほど行き西へ入ると見えてくるのが「天下一(てんかいち)」の看板。こってりラーメンでおなじみの「天下一品」ではありません。外観はザ・街中華ですが、店内もザ・街中華。つまり街中華“天下一”の店が京都にあったなんて、今このブログを書いていて初めて気づきました。ミシュランガイドの覆面調査員にいつ気づかれるかヒヤヒヤものですね。

さて、店内に入ってみましょう。

閉店間際だったこともあり、お客さんはいません。しかし、昼は特に混雑する街中華の名店として、古くから地元の人々に愛されてきました。まぁ“天下一”のお店ですから当然です。店内の壁を見ると「冷めん」のPOP!しかも「冷麺」¥750、「チャーシュー冷麺」¥900、「海鮮冷麺」¥1,250の3種類をラインナップしている、冷麺に相当こだわりのあるお店のようです。

早速注文します。ここは高級店並みの価格を誇る「海鮮冷麺」で決まりでしょう。

スープはゴマダレ風で、サラサラしているのが特徴です。一口味わうと、ゴマの風味もそこそこに、かなり酸味が効いています。酸味の奥からゴマの風味と甘味が主張し、少しピリリと唐辛子の辛さも感じられる、酢醤油+ゴマダレのハイブリッドタイプのスープです。しかも底には大量の氷が敷き詰めてあり、この冷たさもポイントではないでしょうか。

麺は細めの中華麺、具はトマト、クラゲ、エビ3本(!)、キャベツの千切り、錦糸玉子、ハム、きゅうりの豪華な陣容です。「海鮮」の正体はクラゲと3本のエビであることが判明しました。確かに3本のエビは初体験。冷やし中華としては大ぶりのエビの旨味をしっかりと味わえ、クラゲの量にも十分満足できる「海鮮冷麺」だと思います。

「ノンアルコールビール」¥350も注文し、何かツマミは…とメニューを眺めていると豚肉のカテゴリーに「ヒレ肉の照り焼き」¥950の文字が。昔の街中華で「豚の照り焼き」は結構ポピュラーなメニューだったと記憶しているのですが、最近まったく目にしていませんでした。“これは食べねば”と昭和のオッサン丸出しの使命感に燃え、注文します。

“よく混ぜてお食べくださいね”と店員さん。このビジュアルではよくわからないので、しっかりと混ぜて、豚ヒレ肉を箸でつまんでみます。

もうすでにおいしいそう!オイスターソースベースの甘じょっぱいトロトロのタレが、豚ヒレ肉を包み込んでいます。食べるとさすがはヒレ肉、やわらかい!脂分が少ない分、肉本来の味わいがしっかりとわかるのですが、口の中ですぐに溶けてしまいます。刻んだニンニクと白髪ネギがアクセントとなり、ビールのお供にはもちろん、ご飯のオカズとしても間違いのない一品です。この料理を独り占めできるのも、お一人様ならではの特権といったところでしょうか。誰にも分け与えたくない贅沢なおいしさを堪能できました。

やはり“天下一”のお店です。「冷麺3種」は涼しくなったら止めるそうですが、もうしばらくは提供されるとのことでした。おそらく9月末までは食べられるのではないでしょうか。冷麺が終了しても、名物の「長崎ちゃんぽん」¥670をはじめ、豊富なメニューを味わうことができます。

今注目の紫竹エリアに来られた際には、流行のお店とともに、この古くから地元で評判の“天下一”の味を楽しんでみられてはいかがでしょうか。この近辺にある賀茂川や北山の山々も、秋には美しく紅葉する穴場的な絶景スポットですので、意外と楽しめますよ。

[2018年9月11日訪問]

天下一
●住所…京都市北区紫竹下園生町42-2
●TEL…075-491-0514
●定休日…金曜日
●備考①…「冷麺3種」は夏季限定
●備考②…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「天下一」で検索してください。

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