前田珈琲 室町本店
京都発祥の喫茶店チェーンの中でも、近年特に勢いを感じるのが「前田珈琲(まえだコーヒー)」です。前田珈琲は京都の名門喫茶店「イノダコーヒー」で修行を積まれた先代社長が1971年に創業。1981年に「室町本店」に開業し、現在は京都市内に8店舗を展開しています。こだわりはコーヒーだけにとどまらず、サンドイッチやパスタ、ライスメニューなどの独創的なメニューで、40年以上に渡り京都人から厚い支持を受ける喫茶店チェーンに成長しました。
管理人は数年前、週1で「室町本店」に通うほどハマっていた喫茶店です。現在は仕事の関係もあり足が遠のいていましたが、本日9月17日は烏丸三条に用事があったため、久しぶりに訪問してみました。12時ちょうどに到着、店頭の案内を眺めていると時代の流れでしょうか、土日祝は12時から全席禁煙になったようです。ちなみに通常は分煙のお店ですのでご注意ください。それでは、早速入店してみましょう。
もともと老舗の呉服店を改装した建物の店内は、京阪神モダニズムを彷彿とさせ、現代にも通用するセンスを兼ね備えています。客層は中高年〜シニアが多く、女性のお客さんも多い印象です。二人がけのテーブル席を含め100席もある広い店内は、旗艦店としてのスケールを感じさせます。メニューも個性的かつ本格派で、ほぼすべて店内調理にこだわる軽食は必食の一品が多数ラインナップ。今回は「前田珈琲特製 カツサンド」¥1,100にプラス¥150でドリンク付となる「DRINK SET」を選びました。ドリンクは「カフェ・オ・レ(Iced)」とし、注文します。
まず「前田珈琲特製 カツサンド」が到着しました。
かなり大きめのトーストサンド3切れに、これまた大量の野菜サラダ(キャベツ千切り、トマト、ポテトサラダ)が添えられています。野菜さらだのドレッシングは、前田珈琲特製の「野菜すりおろしドレッシング」と「胡麻ドレッシング」の2種類。
「野菜すりおろしドレッシング」はトマトやタマネギなどの豊かな風味を楽しめます。「胡麻ドレッシング」は濃厚な胡麻マヨネーズ風で、キャベツの千切りにぴったり。大量の生野菜もドレッシング2種類で、飽きずにおいしくいただけます。中でも「ポテトサラダ」は抜群の出来栄え。ドレッシングを少しつけて食べると、ジャガイモの甘みと大地の風味がしっかりと感じられます。
いよいよ「前田珈琲特製 カツサンド」を食べてみましょう。
ドアップでご覧ください。香ばしいトーストサンドに、分厚いトンカツ、レタス、ソース、マヨネーズ、マスタードが挟まれています。トンカツ専門店で主流となりつつある低温揚げのトンカツは、歯で抵抗なく噛み切れる柔らかさが特徴。豚肉のジューシーな旨味にレタスやソースなどが絶妙にマッチしています。ボリューム満点ながら重さを感じることもなく、軽くペロリと食べられる“さすがのカツサンド”と言える一品でした。
そして「カフェ・オ・レ(Iced)」です。
コーヒー豆の焙煎所が店内にあり、焙煎したてのコーヒーを楽しむことができます。アイスコーヒーとミルクが絶妙のバランスで濃厚かつ深みのある味わい。アイスコーヒーの余韻にいつまでも浸れる、記憶に残るアイスオーレではないでしょうか。
フレンチトーストや各種手作りケーキ、焼き菓子など、スイーツ類もこだわり抜かれた商品が多数ラインナップされています。烏丸四条からも徒歩圏内にあり、ショッピングや観光の際のランチや軽食、休憩などさまざまなシーンで便利づかいが可能です。こだわりのコーヒーや軽食、スイーツなどを楽しみたい方は、ぜひ気軽にお越しください。
[2018年9月17日訪問]
= 前田珈琲 室町本店 =
●住所…京都市中京区橋弁慶町236番地
●TEL…075-255-2588
●定休日…年中無休
●備考…店内分煙(土日祝は12時から店内禁煙)
●ホームページ…http://www.maedacoffee.com/
コメント