シチューに絶対の自信あり!な老舗の洋食店

洋食編
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ぐりる・ど・れぶん

皆さんのお給料日は何日でしょうか。20日の方、25日の方、月末の方…と、お給料日は人によって違います。管理人は月初、通常であれば毎月1日です。そして本日は9月26日。つまり、管理人の懐具合は危険水域に達していると言えるでしょう。当然、無理や無茶はできません。給料日までの5日間は、爪に火を灯すような(表現が昭和)慎ましい生活 をしようと心に決めました。

そう決めると夕食のお店選びも簡単です。今回はズバリ駅ナカの蕎麦。数百円でおいしい蕎麦が食べられると友人に勧められ、京阪三条駅で降りて駅ビルの蕎麦屋をめざします。時刻は21:15、終電まではまだたっぷり時間があります…って21時で閉店してました。今から友人を呼び出して夕食をご馳走してもらおうかと本気で考えましたが、数少ない友人関係にヒビが入りそうなので泣き寝入り。仕方なく地上に上がって雨の中、四条方面に向けてお店を物色します。

京阪三条駅から京阪祇園四条駅方面は京都一の繁華街ですから、何かしらあるだろうと三条大橋を西へ渡りすぐの細い道を南へ向かいました。早速「珉珉 三条大橋店」を発見。しかし明日は朝イチで大事なクライアントを打ち合わせです。餃子はアカンやろ〜と思いつつ行き止まりを右へ入ると懐かしい看板が目に飛び込んできました。“シチューの店”「ぐりる・ど・れぶん」。いや、もっとアカンやろ!洋食店としては高くありませんが、蕎麦の3倍はする値段です。しかし、シチューの文字には抵抗できず、ヨロヨロと入店してしまいました。

もう10年近く前に伺ったお店ですが、内装は変わりません。こちらのお店は三条大橋西詰すぐにある30年以上の歴史を持つ洋食店です。エビフライやミンチカツ、ハンバーグなども提供されているものの、名物はタンシチューとビーフシチュー。デミグラスソースベースのシチューはもちろん、和風・みそ・韓国風などの創作シチューもあり、多くの常連客を虜にしています。そして何より、40組以上のカップルを成立させたと豪語する、若い頃は美人女将が店一番の名物 です。

美人女将から婚活の話題が出てこない内 にメニューを決めます。タンシチュー各種はすべて¥3,000を超えるので、今回は当ブログの趣旨からはずれるため却下。“給料日前なのに…”と思いながら、どうでもよくなってきたこともあり、「ビーフシチューセット」¥2,960を注文します。注文後、そして食事中は、例えお一人様での入店でも婚活ロックオンは多分されません。しかし注文時、美人女将に何となく品定めされているような気もしたので、サッサと食べて帰ろうと決意を固めました。

そんなことを考えていると「ビーフシチューセット」が到着。

グツグツと煮えたぎる主役のビーフシチューに、ナスと大黒シメジの味噌和え、きゅうりと白菜の浅漬け、コーンポタージュスープ、ライス、そしてナシ・オレンジ・スイカの盛合せ。夕食として完璧なラインナップ です。¥2,960という当ブログ史上最高額を叩き出しました が、後悔はしていません。では明日以降のことは忘れて、早速いただきましょう。

まずはコーンポタージュスープ。甘さよりコーン、生クリーム、そしてブイヨンの旨味が全面に強調されているスープです。例えるなら、ホテルのコーンポタージュに近い感じ。フレンチのコーンポタージュよりも甘さ控えめで濃厚な、本格洋食の味わい。ナスと大黒シメジの味噌和えは、ちょうどいい塩気で箸休めにぴったりです。浅漬けもライスが進む、地味ながら丁寧な仕事が光る一品ではないでしょうか。

いよいよ主役のビーフシチューへ向かいます。

こちらのデミグラスソースはもちろん手作りなのですが、苦味が少ないカジュアルでライトな味。昔の洋食らしくない軽やかさで、多くのファンを今なお生み出しています。濃密な味わいながらマイルドで食べやすいデミグラスソースは、付け合せの温野菜との相性も抜群。とても贅沢な温野菜を味わうことができました。そしてこの分厚い牛肉は…

箸で切れるのは当たり前。肉の繊維一本一本が口の中でホロホロとほどけます。脂身少なめの牛肉なので少しパサつきますが、デミグラスソースをたっぷりつけて食べると堪えられないおいしさです。牛の赤身の旨さを存分に、しかもヘルシーに味わえます。単品で¥2,000ちょっとだったと思いますが、そんな値段では食べられないクオリティーを感じることができる絶品ビーフシチューではないでしょうか。

本格的なビーフシチューを、リースナブルなお値段でいただくことができるお店です。三条大橋から徒歩1分未満と交通の便もよく、しかも深夜3時まで営業されています。出張など商用で京都に宿泊された際にちょっとだけ贅沢なディナーとして味わってみてはいかがでしょうか。ランチも手頃な価格で用意されていますので、観光のついでに立ち寄られてもいいと思います。ただし独身の方でお一人様でのご訪問は、くれぐれもお気をつけください。今回管理人はお会計時に美人女将から独身であることを見破られ、しっかり婚活を勧められたことをREPORTして終わります。

[2018年9月26日訪問]

ぐりる・ど・れぶん
●住所…京都市中京区石屋町126
●TEL…075-221-8756
●定休日…【昼】火曜日および第2・第3水曜日【夜】第2・第3火曜日
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…https://ja-jp.facebook.com/grill.do.rebun/

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