カジュアルレストラン陽
本日10月2日は私用があったため仕事を休み、13時に烏丸鞍馬口(からすまくらまぐち)にやってきました。最寄駅は地下鉄「鞍馬口駅」で、近隣にはスーパーマーケット「鞍楽(くらら)ハウディ」や、「京都鞍馬口医療センター(旧名:鞍馬口病院→社会福祉京都病院)」という総合病院などがあり、住宅・商家・オフィスが混在する古くから栄えている街と言えるでしょう。特に周辺の市民にとっては、京都鞍馬口医療センターのお世話になった方も多いのではないでしょうか。
管理人の身内には京都鞍馬口医療センターへ通院・入院する者が多く、幼い頃はお見舞いなどで足を運んでいました。そしてお見舞い後に必ず連れて行ってもらっていたのが、病院から烏丸通を挟んで真向かいにある「喫茶陽(よう)」です。現在はご子息が跡を継がれたようで、「カジュアルレストラン陽(よう)」という店名になっています。喫茶陽時代はランチやパフェなどを食べさせていただいていたものの、管理人が社会人となり、なかなか伺う機会がありませんでした。
では久しぶりに訪問してみましょう。まず目に飛び込んでくるのが、古いオルガンやジャズ関連のグッズです。
現在、土曜日は夜のみの営業で、ジャズの生演奏も楽しめるのだとか。管理人が入店するのと入れ替わりで近隣オフィスのOL集団が退店されましたが、それでもまだこの混みようです。地元の人々に愛されているのがわかります。
早速メニューに目を通します。喫茶陽時代に比べ、洋食メニューはかなり充実していると感じました。中でもおすすめなのが以下のランチメニューです。もちろん、すべてライス付き。
【Aランチ】「白身魚のソテー 特製ごまソースがけ春巻き」¥850
【Bランチ】「ハンバーグ・ベーコンエッグ・コロッケ」¥950
【Cランチ】「エビフライ・チキンフライ」¥950
喫茶陽の時からハンバーグがおいしいと印象に残っていたため、今回は【Bランチ】「ハンバーグ・ベーコンエッグ・コロッケ」を注文しました。
かなり本格的な洋食ランチです。サラダにはフレッチドレッシングがかけられ、ハム、ポテトサラダが添えられていて、丁寧に作られていることを感じます。ハンバーグは牛肉の旨味がしっかりとわかる一品。濃厚なデミグラスソースに負けないハンバーグのおいしさがダイレクトに伝わります。コロッケは贅沢なカニクリームコロッケです。トロトロのカニクリームにはカニの風味が活きています。そしてカリカリに焼かれたベーコンがおいしいベーコンエッグは安定の味。総合的に文句のつけようがない、料金以上の価値があるランチメニューだと思います。
食後の「アイスコーヒー」¥400はランチとセットで半額の¥200でいただけます。
先代オーナーの喫茶陽の味を受け継ぎながら、より本格的な洋食を提供するカジュアルレストラン陽。ご子息の努力と研鑽の賜物が、料理の味にも表れているのではないでしょうか。幼い頃に喫茶陽ではよく見かけた、パジャマ姿や点滴スタンドを持ちながらコーヒーを楽しんでいる入院患者のお客さん に今回は出会えませんでしたが(今はもう無理?)、かつてのレトロモダンな雰囲気はしっかりと残っています。烏丸鞍馬口近辺に来られた際は、昭和の喫茶店+本格洋食の味をぜひ一度お試しください。
[2018年10月2日訪問]
= カジュアルレストラン陽 =
●住所…京都市北区小山下総町28-11
●TEL…075-414-0056
●定休日…日曜日・祝日(土曜日は「Saturday Night Jazz Live」)
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…http://www.cafe-yoh.com/
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