高木珈琲店 本店
本日10月8日は体育の日。10月とは思えない汗ばむ陽気で、まだ半袖とアイスコーヒーが手放せません。「四条烏丸」で買物を終え、気づくと13:30。どうりでお腹が減るはずです。そして喉も乾いています。これはもう喫茶店ランチしかないと考え、阪急京都線「烏丸駅」から南へ約300m、高辻通を東へ行きすぐのところにある「高木珈琲 本店」をめざしました。
北にガソリンスタンド「ゼネラル 烏丸SS」、南に「京都銀行 本店」がある高辻通を東へ向かうと「高木珈琲店」と書かれた青いテントが見えてきます。管理人が四条烏丸で食事後、コーヒーを飲みによく訪れる喫茶店です。昭和の風情ただよう、ゆったりと落ち着けるお店で、オフィス街なこともありモーニングがとても有名。また、洋食メニューやサンドウィッチなどの軽食にも定評があります。
「高木珈琲店」の名前の由来は高木さんがオーナーだから、ではありません。京都の名門喫茶店チェーン「イノダコーヒー」出身の3名が共同出資して開業する際、3名の名字の頭文字「た」「か」「き」を取って名付けられたそうです。現在は高辻通沿いの本店と、徒歩3分ほど離れた距離にある烏丸通沿いの「烏丸店」の2店舗を展開。今回は本店へ伺うことにしました。
最大50名程度のお客さんが収容できそうな広い空間ですが、ランチタイムなどはオフィスの人々で満席になることもしばしばの繁盛店です。「イノダコーヒー」出身者の喫茶店だけあって、コーヒーの品質は間違いありません。加えてサンドウィッチ、カレー、洋食メニュー、スイーツも充実していて、何を食べようか迷います。結局、管理人が喫茶店で見つけるとつい本能的に頼んでしまう「カツカレー」¥880と、セットドリンクとして¥150で付く「アイスコーヒー」を注文してしまいました。
まずはカップサラダです。マヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラ風ドレッシングと和風ゴマドレッシングも併せて提供されます。
上に15粒程度のスイートコーンが乗った、いかにも喫茶店のカップサラダです。2種類のドレッシングで楽しめますのでどちらかお好きな方、または両方をかけていただけます。腹ペコだったので、30秒程度で完食 してしまいました。そしていよいよ日本料理史に輝く世紀の大発明「カツカレー」の登場です。
カレー、ライス、カツ、福神漬の見事なカルテットに、涙が止まりません(嘘)。カレーは少しフルーティー&ピリ辛ながら濃厚でコクのある欧風カレーです。スパイスの香りとカレーに溶け込んだ野菜や肉の旨味が光る一皿ではないでしょうか。サクサクで肉厚のポークカツがカレーをまとい、ライスの甘味、福神漬の甘味と酸味が絶妙に調和します。ボリュームもたっぷりで、洋食店レベルのカツカレーを堪能することができました。
アイスコーヒーは「イノダコーヒー」仕込みの、濃厚でコーヒーの味がダイレクトに舌と喉に伝わる1杯です。酸味と苦味は控えめながら、まろやかで品の高いアイスコーヒーに仕上がっていると思います。備え付けのミルクを少し入れても、コーヒーの豊かな味わいを損なうことはありません。それほど芯の強いコーヒーであることを、飲めば実感していただけることでしょう。
コーヒーなどのドリンクを付けても¥1,000前後とリーズナブルにランチを楽しめる喫茶店です。飲食店激戦区の「四条烏丸」で食事とコーヒーの両方を楽しみたい方は、ぜひ「高木珈琲店」へお越しください。お一人様でも肩肘張らずにリラックスして洋食や軽食とコーヒーをゆっくりと味わうことができますよ。
[2018年10月8日訪問]
= 高木珈琲店 本店 =
●住所…京都市下京区骨屋町175
●TEL…075-371-8478
●定休日…年中無休
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…http://takagi-coffee.jugem.jp/
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