らーめん極
三連休後の出勤日は仕事が山積みで、ダラダラと処理をしていたこともあり、京阪「出町柳駅」に到着したのが23:30。ヘトヘトになった腹ペコの身にパワーを補給できるのは、肉しかありません。とは言え、知っている洋食店などはほぼほぼ全滅。そこで安くておいしい肉を求めて、管理人が知っている数少ないラーメン店のうちの1店「らーめん極(きわみ)」へ向かうことにしました。
地下鉄「鞍馬口駅」の烏丸鞍馬口を西へ200mほど行ったところに、大きな看板があるのですぐわかります。ラーメンに興味がない管理人が、なぜこのわかりにくい立地にあるラーメン店を知っていたかと言うと、ツマミとご飯モノの種類が豊富でおいしいから。何を食べても間違いがないため、たまに訪問してはラーメンを食べずにツマミとご飯モノばかり注文する、お店からしたら鬱陶しい客 だったと思います。そして本日10月9日も、目当てはローストビーフです。では早速入店しましょう。

カウンター席だけのお店です。お一人様でも(小声で:ラーメンを頼まない人でも)気兼ねなく利用できます。メニューを見るとまたツマミだけ複数頼みたくなるのですが、さすがに今日は帰って寝るだけですので、食べ過ぎは禁物。当初の目的どおり、ノンアルコールビールと「絶品!自家製ローストビーフ!!」¥600を注文しました。

このボリュームで¥600は驚きではないでしょうか。しかも深夜0時に食べるローストビーフとノンアルコールビールは堪えられません。外国産牛の赤身モモ肉をロゼ色に焼き上げた本格的な一品です。ニンニク醤油と薬味の青ネギが、ローストビーフの味わいに深みをもたせます。実はこのローストビーフ、人気No.1メニューだそうですが、ラーメン店がそんなことを大々的に言ってもいいのでしょうか?まぁそれほど安くて旨いローストビーフだとご理解ください。
〆は「炙りチャーシュー丼」¥600でも「唐揚げ丼〜温玉のせ〜(唐揚げ10個)」¥600でもなく、やはりここは読者のご期待にお応えする「鶏白湯極ラーメン」¥750でしょう。本当は「炙りチャーシュー丼」を頼みたかったのですが、せっかく皆様にご紹介するので、このお店の代表的なラーメンを注文してみました。

白湯なのに少し茶色がかった乳白色のスープを一口いただきます。鶏と醤油、豚骨?で取られた濃厚でマイルドなスープです。一口飲むたびに、旨味がどんどん体内に染み渡ってくるクセになる味わい。中華の白湯ではなく、「天下一品」のコッテリをより洗練させた味に感じました。正体はまったくわからないのですが、とにかく旨味の強いポタージュのようなスープです。
麺はスープによくからむ極細麺、具は青ネギ、モヤシ、メンマ、チャーシュというシンプルスタイル。濃厚なスープにからむ極細麺に、あっさり味の具が絶妙にマッチしています。競争の激しいラーメン業界だからこそ、ラーメンは他の飲食ジャンル以上に進化していると改めて実感しました。
深夜にローストビーフ、そしてコッテリラーメンと、禁断の味を紹介してしまいました。反省しています。ただ、たまにはこんな背徳の味をこっそり楽しむ秋の夜があってもいいのではないでしょうか。あまりオススメはしませんが、京都で夜中にどうしようもなく空腹を覚えた方 は、タクシーを飛ばしてでも味わうべき酒とツマミ、ラーメン、ご飯モノが「らーめん極」にあることだけでも、頭の片隅にでも記憶しておいてください。
[2018年10月9日訪問]
= らーめん極 =
●住所…京都市北区長乗東町194-1 コーポ弘和1階
●TEL…075-366-8178
●定休日…月曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「らーめん極」で検索してください。
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