京都の秋を満喫できる京料理の和食店

和食編
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鞍馬口 寿星

全国の人がイメージしている“京都らしい食べ物”と言えば、ハモやグジ(アマダイ)、じゅんさい、湯葉などでしょうか。管理人は京都生まれの京都育ちですが、ハモ、グジ、じゅんさいに関しては年に1回食べるか食べないかの頻度です。ただ、湯葉は月1ぐらいで食べているので、他都道府県の人よりは多い方だと思います。本日10月21日夕食は自宅ですき焼きを作ることに決めたため、すき焼きに入れる“生湯葉”を買いにスーパーマーケット「鞍楽 ハウディ」へ向かいました。

“すき焼きに湯葉??”と驚かれるかも知れません。そして京都では当たり前、と言う訳でもありません。以前、豆腐が合うなら湯葉も合うだろうと試したところおいしかったので、“すき焼きに生湯葉”が管理人の中では定番化しただけです。ちなみに乾燥湯葉ではなく生湯葉の方がすき焼きの具材としては合いますので、興味がある方はぜひ一度お試しください。

ちょうど13時、どこでお昼を食べようかと思案しながら、「天ぷら 鈴」の向かいにある「鞍楽 ハウディ」に到着。駐輪場に原付を停めてふと見ると、1軒の和食店が目に入りました。2015年5月に店を閉められた人気ケーキ店「yoshihiko N nakagawa (ヨシヒコ ナカガワ)」の後に開業された穴子とおばんざいの和食店「鞍馬口 寿星(くらまぐち じゅせい)」です。何気なく店頭のメニューを見ると、お昼のメニューとして「〈季節限定〉汲み上げ湯葉丼」¥1,200を発見。これまで敷居が高そうなお店だったためスルーしていましたが、せっかくなのでお昼をいただこうと店内に入ってみました。

閉店間際だからでしょうか、お客さんはいません。こじんまりとしたカウンター割烹スタイルのお店のようですね。2階には座敷もあり、舞妓・芸姑とお座敷遊びができるのだとか。このブログのアフェリエイト収益が月100万円を超えれば「お座敷遊び」をREPORTします ので、読者の皆さんは友達、肉親、親戚縁者にこのブログを見るよう強要 してください。ちなみに現在のアフェリエイト収益は月20円程度 だっと思います。

カウンター席に着席し、メニューを眺めると、お昼のメニューはこんな感じでした。

〈季節限定〉の持つ吸引力よ。「穴子炙り丼」¥1,400は次回いただくとして、本日は「汲み上げ湯葉丼」を注文します。湯葉を使った丼なら北野天満宮近くにある「とようけ茶屋」の「生ゆば丼」¥960が有名です。当ブログでもREPORTしたいのですが営業時間が11時〜15時で、土日祝は観光客で行列に次ぐ行列のため訪問できていませんでした。このブログのアフェリエイト収益が月120万円を超えれば仕事を辞めて平日に「とようけ茶屋」の「生ゆば丼」をREPORTしますので(以下略)。

「汲み上げ湯葉丼」におばんざいの「ひじき」、香の物として「大根葉・ちりめん山椒」が付く京都らしいセットです。「汲み上げ湯葉丼」には、汲み上げ湯葉、豆腐、シメジ、銀杏、もみじ麩、小柱に、和食の基本である銀餡がたっぷりと乗っています。では、早速いただきましょう。

京都らしい“はんなり”とした味わいです。

ダシの風味が活きている銀餡と、秋の野山に包まれているような一品。薄味な銀餡のおかげで、汲み上げ湯葉のトロリとした大豆の風味、濃厚な豆腐の味が際立ちます。シメジ、銀杏、もみじ麩、小柱により、目と舌で秋が感じられる京料理らしい丼ではないでしょうか。少し濃い目に味付けされたひじきと油揚げの煮付け、大根葉の漬物、そして京都人が愛してやまないちりめん山椒が、丼のおかずとして有効に作用しているのも見逃せません。上質で気品高い雑炊を食べているような、身も心も温まる丼だと感心しました。

京都の秋を感じさせる〈季節限定〉ならではのランチメニューです。これからの観光シーズン、京都へ来られる方も増えると思います。観光地の飲食店は特に土日、どこも混雑していて「ランチ難民」になられる方も少なくないでしょう。そんな時は地下鉄「鞍馬口」駅まで足を伸ばして、汲み上げ湯葉丼で京都に息づく秋の風情を楽しまれてみてはいかがでしょうか。

[2018年10月21日訪問]

鞍馬口 寿星
●住所…京都市北区小山町228-5
●TEL…075-496-4944
●定休日…月曜日(不定休)
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…https://jyusei.jimdo.com/

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