ステーキ 半九朗
「おいしい」「お手頃価格」「深夜営業」と三拍子揃った飲食店は意外に多くありません。これらをきっちり押さえているのが大手チェーン店で、つい行ってしまうのもうなずけます。一方、数は少ないものの、地元民だけがこっそり普段使いしているお店が存在するのも事実です。そうしたお店を管理人も多くは知らないのでご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいのですが、今回はそんな三拍子揃った洋食店をご紹介します。
地下鉄「北大路駅」から北大路通を西へ400mほど行ったところにある「ステーキ 半九朗(はんくろう)」。こちらはラストオーダー25時 という、京都では珍しい深夜営業をされている洋食店です。お店の看板メニューでもあるステーキをお手頃価格で食べられる「ステーキコース」¥3,000もあるのですが、それよりも¥1,000前後でいただける洋食メニューも充実していて、深夜でも普通に注文できます。
11月9日の24時に訪問し、店内へ。カウンターのみ7〜8席のお店で、こんな時刻にもかかわらず5名の地元ダンディーが赤ワイン片手に洋食を愉しんでおられました。一番端のカウンター席が空いていたので、こっそり着席します。年配のご夫婦で昔から営業されているお店で、女将さんが接客、ご主人(半九朗さん?)が調理担当です。こちらは「ステーキ定食」¥1,000はもちろん「ビフカツ定食」¥900など、何でもおいしいのですが、初めての訪問なら「ハンバーグ定食」¥700をぜひ食べていただきたいと思いますので早速注文してみましょう。
ハンバーグにライス、赤だし、漬物(柴漬け)の定食がやってきました。では、ハンバーグを箸でつまみます。
箸で強めにはさむと、中から肉汁が溢れ出てきました。苦くはありませんが濃厚でハンバーグに合うデミグラスソースがたっぷりとかけられています。口に入れてみると、高級店にも劣らない味わいです。
¥700の味ではありません!
なめらかなハンバーグダネがふんわりと整形されていて、プロの技術が光る逸品に仕上がっています。牛肉の濃厚な旨味と丁寧に作られたデミグラスソースが、幾重にも重なる絶妙な味わいです。ステーキハウスだからでしょう、牛肉の扱いが上手でないと作れないハンバーグではないでしょうか。目玉焼きやチーズなどのトッピングがない分、ハンバーグ本来のおいしさを十分に堪能できる必食の一皿 であると断言できます。
こんなお手頃価格でおいしい洋食を地元民だけが夜な夜な愉しんでいると思うと、悔しくなりませんか?アクセスも便利ですので、夜遅めの夕食でお悩みなら北大路駅まで足を伸ばして、まずは「ハンバーグ定食」を試していただきたいと思います。ちなみに18時から営業されていて、管理人のようにお一人様でアルコール類を注文しなくても全然大丈夫ですよ。
[2018年11月9日訪問]
= ステーキ 半九朗 =
●住所…京都市北区小山東大野町46
●TEL…075-451-0952
●定休日…不定休
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「半九朗」で検索してください。
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