中国料理 那交
11月22日、京都で終日撮影があり、終了したのが18:30。もう大阪の事務所に帰らず直帰しようと自宅まで原付を走らせていたのですが、とにかく寒い!そろそろ京都の冬が近づいてまいりました。つい先日までアイスオーレを飲んでいたはずが、気がつけば今ではすっかりホットコーヒーばかり飲んでいます。身も心も寒々しいと、何となく体調もすぐれず、何か温かいモノを食べねば!という気持ちになっていました。
温かい食べ物で思い浮かぶのは、うどん、そば、ラーメン、シチュー、鍋…ぐらいでしょうか。しかしこの夜は、そのどれでもなく、ある麺のことばかり考えて帰宅。荷物を置き、服を着替えて少し残っている仕事を片付け20:30、再び原付にまたがり向かった先は、またまた叡電「元田中駅」周辺にある「中国料理 那交(なこう)」です。大通りから路地に入る隠れ家的な街中華で、こちらも地元の人御用達の名店。では寒さに耐えきれないので、入店してみます。


4名ボックス席が4組と2名席が1組という、こじんまりとした店内ですが、実は出前の方が多いお店です。近隣の会社や個人宅への出前も評判で、エリア外に住んでいる管理人にはうらやましい限り。“宅配”や“デリバリー”ではなく“出前”という言葉が似合う、何を食べてもおいしいお店ですが、中でもイチオシなのが今回注文する「チャンポン」¥600です。猫舌な管理人は熱い食べ物が基本苦手なものの、やはり寒い夜はアツアツの「チャンポン」が嬉しいご馳走ではないでしょうか。メニューを見ると麺類+ミニ炒飯の「ミニ炒飯セット(チャンポン)」¥890がありましたので、ダイエットを一時お休みして注文してみました。
まずは名物メニュー「チャンポン」が到着。

茶色に色づいた醤油ベースのスープはかなり珍しいかも知れません。一般的な「チャンポン」は乳白色です。この茶色い「チャンポン」、クセになるおいしさでリピーターも多数とか。では早速いただきましょう。

細めの中華麺に、餡掛けスープがよく絡みます。茶色いスープですが全然塩っぱくなく、ふんわり香り醤油と鶏ガラスープが絶妙な味わいです。豚肉、エビ、イカ、キクラゲ、キャベツ、ニンジン、モヤシ、ニラ、タマネギと具だくさんなのも特徴。栄養価も高そうで、やさしい味付けなので、体調がすぐれないときでもスルスルと食べられるのではないでしょうか。何より餡掛けは食べた瞬間から体を温めてくれ、元気になるのが実感できます。
そして禁断の“麺+飯”の飯、「ミニ炒飯」です。

まったくミニではありません。
中国の人は大食いなのでしょうか。そしてなぜ、中国の人は痩せている人が多いのでしょう。もしかして…たくさん食べた方が痩せるのでしょうか?少し頭がおかしくなってきたようですので、無心で「ミニ炒飯」をいただきます。こちらも濃い色をしていますが、やさしい味わいです。ただ、たっぷりとおいしいチャーシューが入っているので、濃厚で贅沢なおいしさがあります。具はたっぷりのチャーシューにネギ、玉子とシンプルなところも高得点。あっさり味の「チャンポン」にぴったりの「ミニ炒飯」です。
京都の底冷えは北国の人でも閉口する寒さのようです。他の都道府県から京都に来られる方にとって、京都の寒さは想像以上にツライのではないでしょうか。そんなイヤなことばかりの京都ですが、せめてこちらの「チャンポン」で身も心も温まっていただきたいと思います。地元の方が多いお店ですが、お一人様でも大丈夫ですので、寒い夜にでもぜひお気軽にお立ち寄りください。ちなみに「チャンポン」は冬季限定ではなく、通年食べられます。
[2018年11月22日訪問]
= 中国料理 那交 =
●住所…京都市左京区田中南大久保町35
●TEL…075-781-8908
●定休日…月曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「那交」で検索してください。
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