名物「すじカレーうどん」が光る和食店

和食編
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お食事処 やまびこ

11月23日は「勤労感謝の日」。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とされています。戦後までは「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれ、五穀豊穣に感謝する儀式でした。そこで毎日口にしている代表的な穀物の「米」と「小麦」について、感謝の気持ちを込めて食べようと考えやって来たのが「府庁前」。南北の通りである烏丸通堀川通の中間で、東西の通りは丸太町通にある「京都府庁」に隣接するエリアです。

地下鉄「丸太町駅」から西へ500mのところにある「府庁前」のお店が「お食事処 やまびこ」。こちらは和食店で、特に「すじカレーうどん」が名物として知られています。“すじ”とは牛スジ肉を指し、牛肉好きな京都人は牛スジ肉も大好物。京都のセレブ層では100グラム¥300以上するブランド牛の牛スジ肉を購入されている方も多いのではないでしょうか。そして「カレーうどん」も関西人ならキライな人はいないのでは?と思うほど頻繁に食べられています。

13:30と遅めのランチタイムにも関わらず、ほぼ満席です。皆さんほとんどが「すじカレーうどん」を注文していました。では早速メニューを拝見してみましょう。

やはり名物の「すじカレーうどん」を軸としたメニュー構成です。丼とミニすじカレーうどんのセットも魅力的ですが、今回は「あっさり和定食」¥950のうどんを「ミニすじカレーうどん」に変更した¥1,100のセットを注文してみました。

「ミニすじカレーうどん」とサバの味噌煮、だし巻き、鶏のから揚げサラダ付き、釜揚げシラスに漬物、そしてご飯がセットとなった超豪華な和定食です。サバの味噌煮は甘めの味噌煮が食欲をそそります。京都の煮鯖と言えばショウガを効かせた醤油味の煮魚で味噌煮は珍しいものの、脂の乗った旬のサバに味噌味がよく合う一品です。だし巻きは京都らしい味付けで懐かしい味わい。鶏のから揚げはニンニク醤油の下味で濃厚なおいしさを楽しめます。釜揚げシラスはレモン醤油風味で口の中がさっぱりして箸休めにピッタリです。

ではいよいよ名物の「ミニすじカレーうどん」をいただきましょう。

ダシの風味が香るカレー餡に中太のうどんがからみます。青ネギとたっぷりの牛スジ肉が入った、ミニとは思えないボリューム。スパイシーでピリリとした辛さがクセになるカレー餡とうどん、とろっとろの牛スジ肉が渾然一体となった、さすがは名物と呼ばれるカレーうどんではないでしょうか。小麦からできているうどんとご飯、そして山海のおかずに感謝しながらおいしくいただくことができました。

京都にも本格的な冬が到来する時期。こちらの「すじカレーうどん」は、寒い季節ならではのご馳走です。これからの冬、京都へお越しの際には「府庁見学」もできるそうですので重要文化財にも指定されている「京都府庁」まで足を伸ばし、そのついでに「お食事処 やまびこ」の名物「すじカレーうどん」で体を温められてはいかがでしょうか。辛さはマイルドながら思った以上に暑くなるスパイシーなカレーうどんです。

[2018年11月23日訪問]

お食事処 やまびこ
●住所…京都市中京区田中町122
●TEL…075-231-5477
●定休日…土曜日
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…http://www.suji-curry.com/

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