こだわりの小麦粉で作られる絶品ベーカリー

テイクアウト・お取り寄せ

レ・ブレドオル下鴨店
Les blés d’or

京都人はパンが大好き。同じ関西の神戸市民もパン好きが多く、その影に隠れていますが、2016年の調査では京都府がパン消費量第一位を獲得しています(出展:総務省の家計調査 都道府県別パン消費量ランキング)。一方、「パン屋さん」「ベーカリー」などのパン専業店は、その数を年々減らしているとか。パンの消費自体が減っている訳ではなく、コンビニなどでパンを購入する人が増え、パン専業店が減少しているとも言えそうです。

確かにコンビニのパンは、管理人がとあるコンビニ店を手伝っていた25年以上前に比べ、そのクオリティは格段の進歩を遂げています。かつてコンビニで並べられていたパンのほとんどは大手メーカーのもので、スーパーのパン売場と変わりありませんでした。しかし、コンビニ各社がプライベートブランドによるパンをメーカーと共同で開発するようになり状況は徐々に変化。品質も改良に改良を重ねられた結果、現在ではパン屋さんレベルのおいしいパンが並べられるようになりました。

特にセブンイレブンのパンは個人的な感想ですが、街のパン屋さん以上のクオリティであるように思います。値段・味を考えれば、個人店では太刀打ちするのが難しいのも無理はありません。が、そんなコンビニのパンを超えるパン屋さんやベーカリーが、京都には数多く存在するのもまた事実です。パンを買いに行くのはパン屋さんやベーカリーでありたいと強く思う管理人にとって、パン専業店は京都の数少ない魅力の一つと言えるでしょう。

北大路通と下鴨本通の交差点を東へ400mほどのところにある「レ・ブレドオル下鴨店」。オーガニックの小麦粉や国産の小麦粉を主力として使われているパン屋さんで、特別栽培・有機栽培の野菜と無添加食材の専門店「ヘルプ」の直営ベーカリーです。地元の人はもちろん、遠方から来られるお客さんも多く、食パンや人気のパンは午前中でだいたい売り切れています。12月1日の15:30、何となくパンが食べたくなり、自宅から徒歩5分で行ける気安さも手伝って、久しぶりにお店を覗いてみました。

店内に入るとバターの甘い香りとパンの香ばしい香りで幸せな気分に浸れます。“パンテラピーというニュービジネスを起業すれば若い女性客とたくさん出会え、そのうえ大儲けできるのでは…”と良からぬことを考えながらパンを物色。こちらは特に菓子パンが素晴らしく、オリジナリティーあふれるおいしさを楽しむことができます。今回は目についた惣菜パン1種類と菓子パン2種類を購入し、帰宅しました。

まずは惣菜パン「サーモンとタルタルのカルツォーネ」¥220を皿に置きます。カルツォーネとはイタリア語で“ズボンや包む”という意味で、ピザ生地で作られることが多いようです。

では早速食べてみましょう。

中の具はマヨネーズ感の少ないタルタルに細かくほぐされた焼きサーモンがあえられています。サーモンと玉子の風味がダイレクトに伝わり、その味をしっかりめのカルツォーネが受け止める絶妙なバランスです。タルタルの素材であるピクルスやマヨネーズのかすかな酸味がアクセントとなり、上質ながら食べごたえのあるパンに仕上がっているのではないでしょうか。お店の実力を十分に感じされるカルツォーネです。

次に菓子パン「ブリオッシュ オランジュ」¥200を試してみましょう。ブリオッシュとはパンよりもケーキに近い製法で作られたフランス生まれのパンで、バターや牛乳、卵黄、砂糖をふんだんに使った贅沢さが特徴です。

オレンジピールとアーモンドクリームが練り込まれた生地により、濃厚でジューシーなブリオッシュとなっています。柑橘系の爽やかさと控えめながら確かな甘味、生地の贅沢な味わいは、プロのパン職人でなければ提供できないおいしさではないでしょうか。どことなくフランス菓子を思わせる味わいは、菓子パンの中でもかなり上位レベルのクオリティだと感じました。

最後は「ベリーのタルト」¥200。管理人イチオシの菓子パンです。

ブルーベリーとラズベリーの自家製ジャムにより、甘酸っぱいベリー系特有のおいしさを存分に味わえます。チーズクリームはレモン風味の爽やかさが際立ち、甘さ控えめながら一般的なチーズケーキ以上にチーズの味を感じることができる一品。パンに近い柔らかさとしっとり感のタルト生地が全体をまとめあげ、特に女性が好みそうな菓子パンだと思いました。もちろん甘い物好きな男性も食べてみてください。

管理人はオーガニックや自然食材へのこだわりはありませんが、毎日食べるものだからこそ安全で安心できる材料を使いたいというお店の思想には共感できます。食材へのこだわりだけでなく、製法へのこだわり、技術へのこだわりが、高いクオリティのパンに結実しているのでしょう。パンの一流店がひしめく京都の実力を、「レ・ブレドオル下鴨店」の多種多様なパンで試されてみてはいかがでしょうか。

[2018年12月1日訪問]

レ・ブレドオル下鴨店
●住所…京都市左京区下鴨高木町33
●TEL…075-706-2510
●定休日…第1・第3火曜日(隔週)および水曜日
●備考…店内禁煙
●ホームページ…https://www.les-blesdor.com/

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