京都で5本の指に入るトンカツの名店

洋食編
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とんかつ処 おくだ

本日12月8日、昼間は比較的寒くなかったものの、夜はぐっと冷えてきました。20:30、ラーメンでも食べに行こうかな…と考えてみたものの、最近麺類が多過ぎのような気もします。寒いので自宅からなるべく近いお店がいいなぁと思案しながら向かった先は、京都のチャイナタウンと勝手に命名している叡電「元田中駅」。とは言え“また中華?”と思われるのも何なので、今回は「とんかつ処 おくだ」へ向かいました。

京都市左京区だけでなく、おそらく京都市内で5本の指に入るトンカツ店ではないでしょうか。まさに街の名店と呼ぶにふさわしい外観・内装で、誰でも気軽に入れるお店です。値段もほとんどが¥1,000前後で食べられるリーズナブルさ!地元の人や京都大学京都造形芸術大学などの学生で常に賑わっています。本当はもっと早くにREPORTしたかったのですが、21時前には閉店してしまうのでなかなか伺う機会がありませんでした。

閉店前ギリギリに入店したにも関わらず、8割方は席が埋まっています。カウンターが1席空いていたので素早く着席しメニューを手に取りました。

名物は「ジャンボロースかつ定食(ご飯・香物・赤だし付き)」¥1,600で、300〜400gの国産豚ロースかつを堪能できます。ただ、さすがに300〜400gを食べる自信はありません。定番の「ロースかつ定食(ご飯・香物・赤だし付き)」¥950が一番人気のようですが、管理人のオススメ①は「みぞれかつ定食(ご飯・香物・赤だし付き)」¥950。大根おろしに刻みネギと刻みノリがのっていて、自家製ポン酢でいただきます。少し暖かいときにサッパリと食べられるのが特長です。

そしてオススメ②は「チーズかつ定食(ご飯・香物・赤だし付き)」¥950。寒い日は濃厚なものが食べたくなるので、今日のような夜にはぴったり。早速注文してみました。

見た目はよくあるトンカツ定食ですが、味のクオリティは名店と言われるだけのことはあります。まずキャベツ。細かく丁寧に千切りされたキャベツはふわふわで、みずみずしいフレッシュなおいしさです。正直、普通ならキャベツの千切りの話なんてしないのですが、こちらのキャベツの千切りはこれだけでビールのツマミになります。ポテトサラダも当たり前のようにおいしく、赤だしも完璧。ちなみにプラス¥250で豚汁に変更できますので、豚ざんまいを楽しみたい方は豚汁に変更してください。

では、いよいよチーズかつを食べてみますね。

薄いコロモで揚げられたロースかつの中心部にチーズが見えるのがおわかりいただけるでしょうか。まず何よりトンカツがおいしい。豚肉の甘味はもちろん、揚げ油がサラダ油などの植物油ではないため、トンカツの味が数段レベルアップされています。中のチーズも市販のとろけるチーズではなく、トンカツに合う濃厚ながら塩味控えめのチーズであると感じました。素材一つ一つのこだわりと確かな調理技術が、名店たるゆえんであると確信しています。

そして自家製デミグラスソース。これはトンカツのために作られているデミグラスソースで、一般的なデミグラスソースとはかなり味が違います。少し乱暴な例え方をすれば、トンカツソースから雑味や甘味を取り除き、酸味は活かしつつ旨味を補ったような味わいです。甘味抑えめな分、豚肉本来の旨味やコロモの旨味などが際立っていて、こちらのトンカツによく合います。特にチーズとんかつとの組み合わせは、絶品と言っても過言ではありません。

今年で30周年を迎えられた街のトンカツ店です。チェーン店では味わえない“トンカツのうまさ”を体感できる街の名店として、多くのお客さんから絶大な支持を得ています。ビーフカツや今の時期ならカキフライも提供されていますが、初めての訪問なら絶対にトンカツ各種を食べてみてください。特にトンカツに対してあまり思い入れのない方ほど食べていただきたい。トンカツへの概念が変わると思いますよ、きっと。

[2018年12月8日訪問]

とんかつ処 おくだ
●住所…京都市左京区田中里ノ前町55
●TEL…075-722-0965
●定休日…火曜日
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「おくだ」で検索してください。

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