生そば さくら屋
2019年の京都市内は雪が積もることもなく、長期予報どおり暖冬傾向で幕をあけました。昨年末は寒い日が数日はありましたが、全般におだやかな年末年始だったように思います。9日間のお正月休みを満喫された方も多かったようですが、明日1月7日からはいよいよ仕事始め。管理人は正月休み中に片付けておきたかった仕事を1ミリもできないまま、ついに1月6日を迎えてしまいました。
今さら少しぐらい仕事をしても、どうせ大勢に影響はありません。1月7日から死ぬほど頑張れば何とかなりそうな気もしますので、本日は最後のお正月休みを惜しみつつランチに出かけました。向かった先は北山大宮にある「生そば さくら屋」。「新大宮商店街」の一角にあるお店で、地元の人が通う街のお蕎麦屋さんです。とは言え、十割蕎麦も提供されている本格派。お昼を少しずらした14:10に到着しました。

昼は15時まで営業されていて、ランチ難民にもありがたいお店です。誰でも気軽に入りやすく、お一人様でも安心して伺えます。早速、店内に入ってみましょう。

カウンター席に2名テーブル席が2組、4名テーブル席が2組というコンパクトな店内で、数組の家族連れが食事を終えられているところでした。では、メニューを確認してみます。


蕎麦、うどん、丼、定食と幅広いラインナップで、平日のランチタイムは混雑するほどの盛況ぶり。ただ、今回は昼の閉店間際に伺ったこともあり、十割蕎麦は売り切れていました。しかし管理人は二八蕎麦の食感とコシも好きですので気にすることなく「天ざる」¥1,000を注文。こちらの天ぷらはもちろん揚げたてで、高いクオリティの天ぷらだと思います。

ざる蕎麦とエビ2、カボチャ、サツマイモ、ナス、インゲン、ノリの天ぷらです。蕎麦つゆのほかに塩もつくので、天タネに合わせて蕎麦つゆと塩の両方で天ぷらを楽しめます。まず、ざる蕎麦を食べてみましょう。

二八蕎麦だけあってしっかりとしたコシがあります。蕎麦つゆにつけていただくと、ツルツルという食感に蕎麦の風味が口の中に広がる上質な味わいです。寒い日の温かい蕎麦はご馳走ですが、蕎麦本来の味を楽しめるのは冷たい蕎麦ではないでしょうか。本日のように冬らしい寒さではない昼であれば、やはりざる蕎麦が食べたくなります。蕎麦の旨味や甘味と少し濃い目の蕎麦つゆの味わいを堪能することができました。

天ぷらは薄めの衣で揚げたてサクサクの食感がうれしい一品。ちなみに注文時、エビをアオリイカに変えられますよ、と大将からすすめられたのですが、新年最初の天ぷらはエビと決めていました。エビを塩で食べるとエビの甘味がダイレクトに味わえます。一方、蕎麦つゆをつけて食べると、エビのもつ豊かな味が引き出されたおいしさを楽しむことができました。次回の訪問時には、ぜひアオリイカの旨味と歯ごたえを味わいたいです。
地元で人気の蕎麦店で、本格派のざる蕎麦と天ぷらにすっかり満足。こちらのお店は「肉カレー丼」¥850や各種定食も人気です。早い時間帯なら十割蕎麦も注文できるでしょう。かしこまらず手軽に本格的な蕎麦を食べられるのも魅力。ガイドブックなどにはほとんど掲載されていない隠れた名店ですので、蕎麦好きならぜひ一度、「新大宮商店街」まで足を運ばれてはいかがでしょうか。“蕎麦屋で1杯”がお好きな方もきっと満足できますよ。
[2019年1月6日訪問]
= 生そば さくら屋 =
●住所…京都市北区紫竹下緑町1
●TEL…075-495-7703
●定休日…水曜日
●備考…店内喫煙可(?)
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「さくら屋」で検索してください。
コメント