蛸虎 本店
管理人は約10年間、大阪市に住んでいました。大阪は粉物(コナモノ)文化で、お好み焼きや焼きそばなどはハイレベル。特にタコ焼きはどこのお店で食べてもおいしいと思います。大阪人の自宅には必ずタコ焼き器があるそうで、タコパー(タコ焼きパーリィー)も頻繁に開催されているとか。そんなタコ焼きが身近な大阪人にとって、京都のタコ焼きはかなり下に見られています。
かなり悔しいのですが、現実的には大阪人の言い分を否定できません。タコ焼きのおいしさは“外カリッ・中トロッ”が基本で大阪のタコ焼きはだいたいのお店で実現されています。一方、京都のタコ焼きは“外カリッ・中モチッ”や“外ガチッ・中パサッ”、下手をすると“外フニャ・中フニャ”のものも見かけるほど。もっとも、京都ではタコパーなんてしませんので、タコ焼きにあまりこだわりがないのかも知れません。
しかし、たまにですがタコ焼きを食べたくなる日があります。そんなとき決まって行くのが「一乗寺ラーメン街道」にある「蛸虎 本店(たことら ほんてん)」です。17時〜深夜0時まで営業しているのですが、人気店で23時前には材料がなくなり閉店することもしばしば。1月11日は22:00にいったん帰宅したものの、まだ自宅での仕事が残っていたこともあり、テイクアウト目的で向かいました。

居酒屋のようなド派手な看板です。まだ営業されているようですので、早速店内に入ってみましょう。


カウンター主体のお店で、タコ焼きで1杯やるのにも最適なお店です。店内で楽しむお客さんとテイクアウトのお客さんはほぼ半々ぐらいでしょうか。メニューは飲み物を除くと下記の3種類です。

「たこ焼(一皿八個)」¥600とタコ焼きとしては少々お高めですが、まずかなり大きなタコ焼きであり、タコは明石産を使用するというこだわりぶり。¥600は決して高くありません。今回は「たこ焼(一皿八個)」と「蛸珍味」¥600をテイクアウトとして注文しました。

まずは「たこ焼(一皿八個)」です。ちょっと押しつぶされたようになり、写真映えしない感じになりましたが味は間違いありません。特製ソースと青のり、削り節という王道スタイル。テイクアウトなら自宅でマヨネーズなど自由にトッピングできますが、このままでも十分の味付けです。大きなタコ焼きで外はカリッ、中はトロッとした絶妙な焼き加減。そして大きくカットされたタコは身が締まり旨味が凝縮されています。以前、知り合いの大阪人がラーメンを食べに「一乗寺ラーメン街道」へ行った際、ついでに「蛸虎 本店」のタコ焼きも食べたそうで、レベルが高いと関心していました。

そして「蛸珍味」です。別添の赤いソースは特製のチリソース。そぎ切りにされたタコの下にはたっぷりのキャベツが敷かれています。このチリソースがちょうどいい辛味で旨味の強いタコとの相性も抜群。さすがにいいタコだけあって、固すぎず心地いい歯ごたえを楽しめます。「蛸珍味」もタコ焼き同様、ビールに良く合う逸品ではないでしょうか。管理人も仕事があるにもかかわらず、ノンアルコールビールをグイグイいってしまいました。
タコは健康食材とも言われ、低カロリーなうえアンチエイジングにも効果があると注目されているようです。何事も食べ過ぎはよくないでしょうが、たまにはタコ尽くしでおいしく老化予防をされてみてはいかがでしょうか。これで管理人の物忘れや老眼、肥満が少しでも改善されるといいのですが…。
[2019年1月11日訪問]
= 蛸虎 本店 =
●住所…京都市左京区一乗寺赤ノ宮町15-1
●TEL…075-791-5205
●定休日…火曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)および第2・第4水曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「蛸虎 本店」で検索してください。
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