びし屋
「一乗寺ラーメン街道」にあるラーメン店については、これまで当ブログでもいくつかREPORTしています。しかし元京都市在住(現大阪府在住)のラーメン好きな知り合いに言わせると、まだまだREPORTすべきお店があるそうです。その人はラーメン以外の食事には基本興味がないらしく、管理人は密かに“ラーメンサイコパス”と呼んでいます。そんな犯罪者スレスレのラーメンサイコパスからオススメされているのが一乗寺ラーメン街道にある有名店「びし屋」です。
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半年ぐらい前からオススメされていたのですが、サイコパスの意見なんて聞きたくなかったのでスルーしていました。お店の前は頻繁に通っていて店名だけは知っていたものの、入ったことはありません。実は本日2月27日は一乗寺ラーメン街道の非ラーメン店を2店舗連続で振られていたこともあり、もう面倒になっていたところに「びし屋」を発見。よく考えれば「びし屋」がサイコパスな訳ではないでしょうから、試しに入店してみることにしました。店内に入ってすぐの券売機で注文するシステムです。券売機の隣にメニューが掲出されています。
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数量限定の「つけ麺」¥880は既に売り切れていました。かなりハラペコだったこともあり、「チャーシューめんセット(唐揚・ライス付)並」¥1,100にトッピングとして「味付玉子」¥100を券売機で購入し、カウンター席に着席します。
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カウンター主体のお店で、奥にはボックス席もあるようです。普段から混雑するお店のようで、ランチタイム前後には行列ができることもしばしばなんだとか。夜は深夜0時まで営業されていて、遅めの夜食にも良さそうです。カウンターと厨房の間にはアクリル板が設置されていて、スープや熱気がお客さんに届かない心配りがされています。決して刑務所の面会室ではありません。ほどなくして「チャーシューめんセット(唐揚・ライス付)並」が到着しましたよ。
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100%太る食事でした。
唐揚に甘ダレをかけているあたりから太らせる気マンマンです。カラリと揚がった竜田揚げ風の唐揚で、おいしさは文句ありません。ご飯にもよく合います。甘ダレもアクセントになっていて元の唐揚がおいしい分、ご飯のオカズとしてパワーアップしている感じです。何も甘ダレまでかけなくても、と感じない訳ではありませんが、味がより重層的になってオリジナリティのある唐揚になっているとは思います。ではチャーシューめんをいただきましょう。
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スープがマイルド〜
豚骨をベースに鶏ガラなどが入った超濃厚なスープです。下手をするとポタージュより濃厚かも知れません。豚骨醤油味ながら塩味は抑え気味で、とにかく豊かな味わいとなっています。ラーメンスープもここまできたか、という感じ。かつて「天下一品」のこってりラーメンを初めて食べて感動した管理人にとって、ラーメンの進化スピードにはただただ驚くばかりです。繁盛店なのもうなずけます。麺は中太の中華麺でツルツルとなめらかな食感が心地良く、具はチャーシュー、ホウレンソウ、ノリ、白ネギと家系仕様。チャーシューの仕上がりはいかがでしょうか。
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肉厚でおそらく豚ロースを使ったチャーシューはあっさり味で、豚肉の旨味がしっかりと感じられます。超濃厚なスープとの相性も抜群で、このスープのためのチャーシューです。食べごたえもあり、しっかりと肉を喰っている感がハンパありません。管理人はこの1杯だけで十分満腹になってしまい、唐揚・ライス付のセットメニューを注文して少し後悔してしまいました。
確かに連日混雑するのがわかるお店です。全体的な味に品があり、コッテリ味が好きな老若男女に喜ばれると思います。「一乗寺ラーメン街道」で食べないといけないお店、というのも大げさではないのかも知れません。夜は比較的空いていますので、ほぼ並ばずに食べられるのではないでしょうか。お近くに来られた際は、ぜひこの超濃厚スープをじっくりと味わってみてください。テーブルに備え付けられているおろしニンニクを入れると、また別のおいしさを体感できますよ。
[2019年2月26日訪問]
= びし屋 =
●住所…京都市左京区一乗寺東杉ノ宮町18-1 杉ノ宮ビル1F
●TEL…075-701-2828
●定休日…年中無休(臨時休業有り)
●備考…店内禁煙
●ホームページ…http://bishiya.com/
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