スピルバーグ作品にような驚きがある洋食店

洋食編
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トマトさん

西本願寺の西側には京都最古の花街として栄えた島原があります。その島原の門前町として発展し、京都でもかなりの歴史がある商店街が「嶋原商店街」です。JR「丹波口駅」から500mほどのところにあり、京都市中央市場にも近いなど、交通の便は悪くないものの、商店主の高齢化や人材不足などもありシャッター商店街となりつつあるのが現状。京都でも有数の歴史をもつ商店街だけに、今後の活性化が期待されます。そんな「嶋原商店街」の中で地元の人に愛されている洋食店が「トマトさん」です。

白ノレンに真っ赤なトマトのイラストが印象的な店構え。こちらではご夫婦で約8年ほど営業されていて、普段使いしやすい洋食店として地元はもちろん、近隣にある龍谷大学 大宮キャンパスの学生からも人気があります。今回はランチとして伺いました。店内へ入る前に、店頭のメニューを確認してみましょう。

だいたい¥1,000前後で本格的な洋食をいただける、お財布にも優しい洋食店です。こちらで評判なのは洋食の王様・ハンバーグ。管理人は街の洋食店とは思えないハンバーグのクオリティに驚いた記憶があります。では早速、白ノレンをくぐって中へ入ってみましょう。

ランチタイム終了直前の13:30、日曜日ということもありお客さんは常連らしきご夫婦1組だけでした。カウンター席と4名テーブル席が3〜4組のこじんまりとした店内。明るく元気なお母さんから温かく出迎えられ、テーブル席へ案内されます。こちらのお店はご夫婦ともに明るい感じで、お客さんにも積極的に話しかけられるアットホームな接客スタイル。プライベートではコミュ障な管理人はできるだけ話しかけられないよう、とにかくスマホに熱中する応対スタイルで対抗します。注文するメニューはこの店のスペシャリテ「スピルバーグランチ(オムレツの中からチーズハンバーグが!)」¥1,580に決めていました。

まずはカップサラダが運ばれてきます。店名の「トマトさん」からもわかるように、野菜がボリューム満点でおいしいのも特徴です。そして特筆すべきはニンジンのドレッシング。ニンジンの青臭さやエグ味は一切なく、ニンジンの甘みだけを存分に楽しめ、生野菜によく合います。さらにトッピングのガーリックチップをかけると、ガーリックの香ばしさと深みのある味わいがプラスされ、単なるカップサラダが立派な一品料理に早変わり。これだけでもビールがグイグイ進むのではないでしょうか。

次に付け合せの焼き野菜が到着。シンプルながらこちらもやはり野菜がおいしい!キャベツのカレー炒めやパプリカのソテー、茹でブロッコリー、ニンジングラッセ、ポテトサラダと、野菜だけでも十分に満足できる内容です。野菜のおいしさが引き出された食べやすい焼き野菜なので、日頃の野菜不足の解消にもおすすめできると思います。そしていよいよ、メインディッシュがやってきました。

“オムレツの中にハンバーグ”という、ありそうでなかったハンバーグです。しかもチーズハンバーグ。ちょっとバカメシっぽい気がしないでもないものの、オムレツ&チーズハンバーグは誰もが喜ぶ組み合わせでしょう。見た目のインパクトに惑わされがちですが、かかっているデミグラスソースが相当ハイレベルなのも見逃せません。濃厚で丁寧に仕上げられたデミグラスソースに、お店の実力がしっかりと感じ取れます。もう待ちきれませんので、いただいてみましょう。

ふわとろのオムレツの中から大きめのチーズハンバーグが御開帳。と言いたくなる興奮度MAXなビジュアルです。一口食べると、とにかくハンバーグがすごい!上質な牛肉の贅沢な味わいが口の中に広がります。そこにオムレツ、チーズ、デミグラスソースが加わって、旨味が重層的に感じられる逸品です。このハンバーグなら単品で食べても相当おいしいのは間違いありません。そこにチーズを加え、さらにオムレツで巻くという欲ばりっぷりに驚きつつも感心させれたスペシャリテでした。

なぜ「スピルバーグ」なのか、をご夫婦に尋ねようかとも考えたのですが、話が長くなるかも知れないとメンドクサく感じ、今回は尋ねていません。おそらくですが、スピルバーグ監督作品のような驚きと品質があるランチセットだから、と勝手に解釈してみました。個人的にはスピルバーグ監督も食べたら驚き、そのハンバーグの味に満足する“バーグつながり”のランチセットだと思います。街の洋食店以上のレベルですので、興味のある方は一度食べていただき、ついでになぜ「スピルバーグ」なのかをお店のご夫婦に聞いみてください。

[2019年3月17日訪問]

トマトさん
●住所…京都市下京区二人司町2
●TEL…075-351-4341
●定休日…火曜日
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「トマトさん」で検索してください。

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